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終わらない英雄譚

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終わらない英雄譚

9 - 終わらない英雄譚【終章】

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2021年06月01日

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【最終章】 繧ィ繝ウ繝?繝シ繝峨Λ繧エ繝ウに殺されそうになったえんちょう。達を 自らの命を絶ち救命した 魑・縺ョ繝代?繧ォ繝シ縺ョ髱貞ケエを ここに賞賛する

ぺんと

よっしゃぁああぁぁあぁ!!!

えんちょう。

ぺんてぃー!!

いぬたぬき

ぺんとー!

ぺんと

わっ、と、っふ、はははは

エンドラを倒した直後、2人が駆け寄ってきて抱き着いてくる。よろめきながら受け止めて、ふと思わず笑いが零れる。

ぺんと

本当に、終わったんだね

えんちょう。

そうだね〜

いぬたぬき

じゃぁ、帰ろっか

そう言っていぬたぬきがポータルの縁に経つ。それと同じようにしてえんちょう。も傍に立つ。自分もそれに続こうとして、ふと

ぺんと

(......心臓も、動いてる。2人もちゃんと、生きてる)

信じられなくて、自分の胸に手を当て、心音を確認してしまう。動いてる。大丈夫。

えんちょう。

ぺんてぃ〜?

いぬたぬき

ほら、早く〜

いぬたぬき

帰るよ、”僕らの日常”に

ぺんと

!...ごめん!今行く!

いぬたぬき

じゃぁ、せーっのっ!

目が覚める。昨日の事は鮮明に覚えている。でも、まだ興奮が収まらない。外はまだ日が昇っていない。暇だし、散歩でもしようかな

ぺんと

ん、丁度いいか。たいか船の帆の上

家を出てたいか船へと向かう。ゆっくりハシゴを昇って帆の上に腰を下ろし、ぼんやりと空を眺める。暫くそうしていると、足音がして

ぺんと

ん?あ、おはよう、えんちょう。

えんちょう。

んん〜、おはよ.....

ぺんと

珍しいね、こんな早い時間にえんちょう。が起きるなんて

えんちょう。

ん?ん〜.....目覚めたから....

そう言いながらのそのそと上がってきて隣に腰を下ろし、ぼーっとしている

ぺんと

.......あの、

えんちょう。

ぺんてぃ

ぺんと

はい?

えんちょう。

ぺんてぃはさ、悪夢って見た事ある?例えば、なんて言うのかな.....人が死ぬ夢

ぺんと

え?

えんちょう。

わ、笑わないでね?信じて欲しいんだけど、実はさ、俺.....

えんちょう。

........って事があって

えんちょう。の話した内容が、あまりにも衝撃的で固まってしまう。えんちょう。の見ていた悪夢。それは俺の体験したあの日常

ぺんと

えっと、

えんちょう。

急にごめん。どうしても不安だった

ぺんと

......えんちょう。手、貸してくれない?

えんちょう。

え?いいけど.....

えんちょう。の差し出された手を握る。不安そうな顔をしたえんちょうがとても小さく見えて

ぺんと

ん。俺より冷たいねww

えんちょう。

え、えっと.....

ぺんと

でも、ちゃんと触れるし体温がある。俺もえんちょう。も生きてる

えんちょう。

そ、そう....だね?

ぺんと

それに

握ったえんちょう。の手を自分の胸に持っていく。音、聞こえてるかな

えんちょう。

......ふふ

ぺんと

ん?

えんちょう。

ちゃんと動いてるね。良かった

ぺんと

........

えんちょう。

.......

暫く心地よい静寂が訪れる。何となく手は握ったまま。静寂を破ったのはいぬたぬきだった

いぬたぬき

2人とも〜!!やるよ〜?

こっちまで聞こえる大声で呼ばれて振り返る。いぬたぬきさんが下の方で手を振っていて。気が付けば朝日が昇っていた

ぺんと

はぁ〜い!

えんちょう。

降りるか〜

ぺんと

あ、えんちょう。

えんちょう。

立つくらいなら1人でも出来るよww

ぺんと

いいからいいからw

再度手を握る。そのまま、帆の外へと飛び降りる

えんちょう。

え、え?!ぺんてぃ!?

ぺんと

目瞑って!息止めた方がいいかも!!

えんちょう。

え!、っ!?

大きな水しぶきと音を立てて海にダイブする。少し沈んでから海面に浮あがる。自然と目があって

えんちょう。

......っぷ

ぺんと

っははははは

思わず2人で笑い合う。そのまま岸に上がってくしゃみをすればまた笑ってしまう。

えんちょう。

ぺんてぃ、ありがとうね

ぺんと

え?

えんちょう。

俺の事助けてくれて

ぺんと

ん〜ん!えんちょう。の方こそ助けてくれてありがとう!!

ぺんと

えんちょう。のおかげで今生きてるから

えんちょう。

んじゃ、おあいこな

いぬたぬき

ほら、2人ともやるよ〜

ぺんと

は〜い!

えんちょう。

おっけ〜

2人で並んで歩き出す。心地よい風が吹いて髪の毛の間を抜けていく

ぺんと

(これは、俺の体験した終わらない英雄譚。)

ぺんと

(いや)

ぺんと

(これは『僕らの』エンドラ討伐までの冒険譚)

終わらない英雄譚

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