……あれから数週間後。
俺らはいつも通りの生活をしていた。
……少なくとも、表向きは。
未だにあの日のことが脳裏にこびり付いていて、どうも近頃眠れない。
snが優しく抱きしめてくれるものの、ぶっちゃけ元凶がsnだから寝れるわけが無い。
多分確信犯。
kr
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そんなことをぐるぐると考えていると、ふとkrさんが俺を呼んだ。
今日は珍しく近くにtrがいない。アイツどこ行ったんだ?
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kr
pn
なんかとんでもないフラグ回収をしてしまったようで肝が冷えた。
俺は心臓がドッキンドッキンしてるのを堪えながら尋ね直した。
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kr
kr
pn
snと出かけた?そんなの聞いてない。
送り出した覚えもないし、snがいなくなった覚えなんてない。
pn
kr
kr
俺はまた目を丸くした。
1週間前?おかしい。
昨日だってsnは……
kr
kr
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そこまで言いかけて、俺は言葉に詰まった。
"昨日、何したっけ?"
なんだか記憶が酷く曖昧だ。
昨日過ごしたはずなのに、過ごしたって自信を持って言えない。
思えば一昨日もその前も、snが居たかどうか、わからない。
kr
kr
言われてみればそうだ。
snと遊園地に行った翌日から今日まで、何をしたか聞かれれば答えられない。
……snが変なところにいた、あの日から。
kr
kr
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俺はすぐさま問いの答えにたどり着いた。
あの日の、snの作業室から漏れてた光。
あそこでsnは何かしていた。
明らかに、知ってはいけない何かを。
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kr
pn
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kr
kr
krさんは真っ直ぐに俺の目を見て言う。
その目の奥には、うっすらと怯えが見え隠れしていた。
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kr
kr
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kr
俺とkrさんは、snの作業室へと足を運んだ。