一覧ページ

ボスキと主様

第27話 - 第27話休暇はリゾートビーチで第1章

2024年09月15日

#悪魔執事と黒い猫

#ボスキ・アリーナス

aimer(エメ)

そして、出立の日。主とムー、1階の執事、2階の執事は屋敷のロビーに集まる。

ベリアン

それでは、これから出発致しますが、みなさん揃っていらっしゃいますか？

ハウレス

2階の執事、4名全員、揃っています。

ベリアン

1階の執事3名も、揃っております。
ムーちゃんも揃っていますね？

ムー

はい!ベリアンさん!

ベリアン

では、主様、少し長旅にはなりますが、執事一同、主様に快適な旅となるよう務めてまいりますので、ゆったりとお過ごしください。

主

うん。みんなよろしくね。

ムー

はい。主様。
僕がおそばで主様をお守りしますね。

ベリアン

かしこまりました。
主様。

ロノ

はい!主様!

バスティン

あぁ。こちらこそ、
よろしく頼む。主様。

ハウレス

お任せください。主様。
必ずお守りします。

ボスキ

あぁ。主様。

アモン

よろしくお願いしますっす。主様。

フェネス

はい。主様が、ゆったり、お過ごしできるようしっかりサポートさせて頂きますね。

そして、みんなは、ヴェリスに向かった。

主

きれい～!

ムー

そうですね。主様。
僕、またここに主様と来られて嬉しいです。

ヴェリスに着くと、主はムーと晴れ渡る空の下の輝く海と心地よい潮風を感じて癒されていた。そこへ、ボスキが来る。

ボスキ

主様。

主

ボスキ。どうしたの？

ボスキ

これから、ホテルをチェックインしたら、1階の執事は、みんな貴族の警護に回る。そして、俺たち2階の執事は、主様と行動を共にする予定だが、主様はどこか行きたいところはあるか？

主

う〜ん。せっかく来たから海に入るのもいいし、街を散策するのもいいけど、みんなは何したいの？

ムー

僕は、主様が行かれたいところならどこでもお供します!

ボスキ

あぁ。俺たちもだ。

ボスキ

(ちっ。そういや、今回の依頼にはムーも来るんだよな...。完全に忘れてた。)

主

う～ん。とりあえず、みんなで合流して決めよ？

ボスキ

あぁ。わかった。主様。

ムー

はい。楽しみですね。
主様!

主

そうだね～。ムー。

とムーを撫で笑う無邪気な主。

ボスキ

/////

ボスキ

(……こっちの気もしらねぇで…////俺だって溜まってんだぞ？少しは、こっち見てくれよ。〇〇。)

ボスキは、悶々とするのであった。

そして、チェックインの後、それぞれの役割ごとに分かれると、ロビーには主とムー、2階の執事たちが集まる。

ハウレス

それで、主様は海に入るか街を散策するかで迷われているとボスキからお伺いしましたが、いかがなさいますか？

主

う〜ん。どっちも捨てがたくって。

フェネス

あの…確か主様は、日焼けをされることをお気にされていましたよね？それであれば、今からは街を散策して、日没より1～3時間前くらいから海に入られるのはいかがでしょうか？その方が、日焼け対策になるかと……。もちろん、クリームも俺が塗りますよ。背中とかは届きづらいですからね。

主

う、うん////

主

(どうしよう。フェネスは親切で言ってくれてるのに、あの手で、あの指で背中に日焼け止め塗られるとか想像したら…////)

アモン

いいっすね～。それなら、両方楽しめるっすよ？主様。

主

そ、そうだね////
フェネスの案で行こう!

ボスキ

あぁ。主様。

ムー

はい。主様。

アモン

はいっす。主様。

ハウレス

かしこまりました。
主様。

フェネス

はい。主様。

そうして、2階の執事たちとムーと主は出かけていく。

ボスキ

主様。疲れてないか？

主

うん。大丈夫だよ。

ハウレス

無理はされないでくださいね。

主

うん!

フェネス

主様は、お体がお強くはないのですから、ハウレスが言うように、本当に無理はされないでくださいね。辛い時は、すぐに俺たちを頼ってください。

主

うん。

アモン

そうっすよ。主様は無理に頑張っちゃうとこあるっすから。この間みたいにならないようにお気をつけくださいっすね。

主

うん。てか、みんな心配しすぎ!まだ、外出て大して歩いてないから大丈夫だよ。

ボスキ

心配するに決まってんだろうが。主様は俺たちの…。

といいかけ、ムーの存在を思い出し、言葉を飲み込むボスキ。

主

わかってるから。大丈夫だよ。本当に。ありがとうね。みんな。

ムー

主様。あれ、見てください!

主

ん？何なに？

とムーの方へ行く主を横目に2階の執事たちはコソコソ話をする。

アモン

どうするんすか？俺たち完全にムーのこと忘れてたっすよね？

ボスキ

あぁ。完全にな。

フェネス

当初の予定では、4人でホテルでしようって話を〇〇さんが了承したら、する予定だったけど、これだと、無理だよね？

ハウレス

それに、主様もやはり、ヴェリスでの旅を楽しみにしていたのだろう。行きたいところが満載のご様子だった。

う～んと悩む4人を他所に主とムーは、ヴェリスの石が売られている店を見ていた。

主

きれいだね～。

ムー

主様がお好きなら、僕がプレゼントします!

主

え？いいよ～。気持ちだけで。私は、眺めるのが好きなだけだから。でも、ムーは本当に優しいね。

とムーの頭を撫で微笑む主。

ムー

へへっ。主様。ありがとうございます。今日はデート楽しみましょうね。

主

//////

ムー

主様？もしかして、外でもダメでしたか？てっきり、2階の方の前なら大丈夫かと…。

主

あ、うん。私が悪かった。その言葉はね。外でも使わないでね。

ムー

わかりました。
すみません。主様。

主

大丈夫だよ。さぁ、お出かけ楽しんで行こう。

ムー

はい!主様!

それからしばらく街を散策していたが、ムーが御手洗に行きたいと言い出したため、みんなは、近くの広場でムーを待った。そんな中、主は、2階の執事たちから4人でしようという話をしようとしていたが、ムーがいるのでどうしたら良いかと考えていた事を告げられた。

ボスキ

もちろん、〇〇がしたいことを邪魔はしねぇよ。

フェネス

だから、俺たちは〇〇さんが許可してくれたらの話で、話をしていたんですが…。

アモン

そもそもムーがいたら、4人では出来ないっすから。

ハウレス

どうしたらいいかとみな、悩んでいまして////

主

う、うん////とりあえず、理解はしたけど、みんなそんなに私と…その…したかったの？////

という言葉に2階の執事一同がうなずく。

ボスキ

あぁ。この間からずっとみんな、そればっか考えてた。〇〇を抱きたいってな。

主

そんなドストレートに……//////

アモン

俺もっす。考えるだけで…眠れなくなっていったっすよ///

主

アモンまで……/////

フェネス

俺もですよ。〇〇さんの中にまた入れたくて...////ひとりで……これ以上は言えません////ごめんなさい!

主

フェネス……/////

ハウレス

俺は、洋館で以来ですから、なおさらです////
あんな刺激的な夜を過ごした後で…ずっと我慢していましたから…////

主

ハウレスもなの……？/////

主

………みんなエッチなんだから//////

ボスキ

仕方ねぇだろうが…。〇〇の体、思い出しちまって、そういう気持ちになっちまったんだからよ////

フェネス

はい。俺も〇〇さんとのことやあの洋館でのボスキとハウレスさんに責められる〇〇さんの姿が脳裏に焼き付いていて、どうしても抑えられなくなってしまって////

アモン

俺だってそうっすよ。2人に責められる〇〇さん思い出して、4人でなら〇〇さんはどうなってしまうのかって、考えてたら、抑えがきかなくなっていったっす…///

ハウレス

俺もです。〇〇さんにボスキと一緒に入れた日が忘れられず...////ずっと、〇〇さんを抱きたいって思っていました////

そう語るみんなに主は顔を赤くしながら、

主

そんな…みんなに求められたら…///私もしたくなってきちゃうよ…////

と太ももをすり合わせ、両手を自分の両腕に当て、胸を隠すような強調するような体勢をとる主にみなが余計、興奮を抑えられなくなりはじめる。

そんなところで

ムー

すみません!みなさん!
お待たせしました!

ビクッ!

みなが、驚く中、

ムー

どうしたんですか？みなさん、顔真っ赤ですよ？

主

な、なんでもないの！////
それより、ムーにお願いがあるんだけど…。

ムー

なんですか？僕に出来ることならなんでも言ってください!

ボスキ

(おい。まさか…。)

フェネス

(〇〇さんどうするつもりなの？///)

アモン

(〇〇さんもそんなしたくなったってことっすか？それなら、俺も〇〇さんの加勢するっす!)

ハウレス

(〇〇さんは、どうやってムーに長時間俺たちから引き離すつもりなんだ？)

主

あのね、私ちょっと体調良くなくて…。だから、ホテルに戻ろうと思うんだけど、かわりにムーにヴェリスの観光写真をとってきてもらいたいの。いいかな？

アモン

(そうきたっすか。)

ムー

それは、もちろんですが、主様、大丈夫ですか？！

アモン

主様なら、俺たちが見ているんで大丈夫っすよ。

主

うん。アモンが言うように大丈夫だよ。2人ずつ交代で私を観てくれるから。ムーは、私につかない他の2人の執事と観光写真をとって来て欲しいの。お願いできる？

ムー

わかりました!
お任せください。
まず、はじめに僕は、誰と行ってきたらいいですか？

ボスキ

俺とフェネスでムーと行く。いいよな？
フェネス。

フェネス

え、あ、うん!もちろん、いいよ。

アモン

じゃぁ、俺とハウレスさんで主様をホテルに連れて行って介抱するんで、2時間後くらいに交代するっすか？

ボスキ

あぁ。あまり、無理なことはさせるなよ。

ハウレス

わかっている。主様のことは任せてくれ。

フェネス

うん。よろしくね。
ハウレス。

ハウレス

あぁ。

ムー

では、主様行ってきますね。無理はしないでくださいね。僕、ちゃんと主様が気に入るようなベストショット撮って来ますから!

主

お願いね。ムー。
ボスキもフェネスもムーをお願いね。

ムー

はい。主様。

ボスキ

あぁ。大丈夫だ。主様は心配せず、ゆっくりしてきてくれ。

主

(え？それどっちの意味？////)

フェネス

はい。主様。後で俺も行きますから。それまで、無理せず、ゆっくりお過ごしくださいね。

主

(フェネスまで、それどう捉えたらいいの？////)

主

///////

ハウレス

では、俺たちも行きましょうか///主様////

主

うん…////

アモン

主様。お部屋までちゃんとお連れするっすから、ご安心くださいっす。

主

ありがとう…///

2人の獲物を捕えたようなギラつく目にドキドキする主。

こうして、4人ではなくなったが、2人ずつで行動を共にすることになった主とムーであった。

一方、パーティ会場を下見にくる貴族の護衛につく1階執事。

ベリアン

ロノくん、バスティンくん、引き続き、警戒は怠らないよう、細心の注意を払いよろしくお願いしますね。

ロノ

はい。ベリアンさん。
お任せください。

バスティン

あぁ。こちらも今の所、変わったところはない。ただ…。

ぐぅ～～～

ロノ

おい!バスティン!

グロバナー家と友好関係のある貴族

誰だ？今のは。

ベリアン

し、失礼致しました!
どうか、お許しください！

すかさず頭を下げ謝るベリアンに

グロバナー家と友好関係のある貴族

お前か？今のは。

バスティン

いや、俺だ。貴族様を不愉快にさせてしまい、すまない。

グロバナー家と友好関係のある貴族

…。もう、昼時か。ははっ。お前の腹は時計代わりにちょうどいいな。

と笑うと

グロバナー家と友好関係のある貴族

おい。

と貴族の後ろに控えていたメイドを呼び

メイド

はい。旦那様。

グロバナー家と友好関係のある貴族

私はお腹がすいた。料理長に料理を作らせるように。もちろん、この者たちの分もな。

メイド

し、しかし、この者たちは執事です!旦那様とご一緒にというのはいかがなものでしょうか？

グロバナー家と友好関係のある貴族

不満か？ならば、この者たちに食事を取らせず、いざと言う時に、私が倒れても良いと申すのか？おまえは。

メイド

い、いえ。決してそのようなことは…。

グロバナー家と友好関係のある貴族

ならば、今すぐ伝えてこい。

メイド

かしこまりました!
失礼致します!

と慌てて下がるメイドを見て。

ベリアン

あの…。

グロバナー家と友好関係のある貴族

すまなかったな。不愉快な思いをさせて。

ベリアン

いえ!決してそのようなことは!

ロノ

はい。オレたちは大丈夫です。
しかし、よろしかったのですか？
オレたちまで…。

バスティン

あぁ。

グロバナー家と友好関係のある貴族

なに。気にする事はない。私は、他の貴族とは違い、お前たちをかっている。だからこそ、フィンレイ殿にお願いをし、お前たち悪魔執事に護衛を頼んだのだからな。

ベリアン

私共には、勿体なきお言葉、ありがとうございます。貴族様。

ロノ

ありがとうございます。貴族様。

バスティン

あぁ。ありがとう。
貴族様

グロバナー家と友好関係のある貴族

ははっ。にしても、そこの者は肝が座っているな。気に入った!
名はなんという？

バスティン

バスティン・ケリーだ。

グロバナー家と友好関係のある貴族

バスティン・ケリーか…。良い名だ。覚えておこう。

そして、その貴族と1階の執事たちは、食事を共にした。

次回に続く

ボスキと主様

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

aimer(エメ)

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

ボスキと主様

第27話 - 第27話休暇はリゾートビーチで第1章

作者の他の作品すべて見る

#悪魔執事と黒い猫の新着小説
一覧

関連するタグ

ボスキと主様

第27話 - 第27話 休暇はリゾートビーチで 第1章

作者の他の作品すべて見る

#悪魔執事と黒い猫の新着小説一覧

関連するタグ

第27話 - 第27話休暇はリゾートビーチで第1章

#悪魔執事と黒い猫の新着小説
一覧