アイカラン国王の影を倒し、とぅるーむ国とアイカラン国で手に入れた2つの宝石をクリスタルにはめてくることにした舞夢達
舞夢はクリスタルに緑色の宝石と水色の宝石をはめた
六月 真奈
真奈は笑顔で舞夢に話しかける
優來 はる
優來 はる
白町 凪紗
凪紗は複雑な顔をした
言った方がいいような、でも言いたくないような…
そんな表情だった
誰も何も言わないのを見て、舞夢は口を開く
吟羽 舞夢
六月 真奈
優來 はる
舞夢は、凪紗の様子を見ながら続ける
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
優來 はる
六月 真奈
吟羽 舞夢
吟羽 舞夢
凪紗は黙っていた
だけど、しばらく沈黙が続いた後、ようやく口を開いた
白町 凪紗
白町 凪紗
白町 凪紗
凪紗は、語り出した
僕の両親はね、昔から、宗教にハマってたんだ
その宗教は非人道的というか…
臓器とかを捧げるような宗教だったんだ
僕の両親は、僕のことが嫌いで、僕が子供の頃に手足を切って、神に捧げたんだ
それで、ずっと義手義足の生活
でも、それだけじゃ神が満足しなかったみたいで、50年前、僕は両親に知らない世界に飛ばされた
それがこの世界だった
この世界のこの土地は、僕が来た時から荒れ果てていて、人が暮らせるような状況ではなかった
そんな土地を僕の能力…記録書き換えで住めるような土地に変えた
そして、自分の家も分からない、身寄りのない子達がこの土地にやってきたりすると、保護して一緒に暮らしたりしてたんだ
そんなことを続けているうちに、この土地は国になった
だけど、何がいけなかったのか…
この国は事件事故の耐えない国になってしまった
その時はまだ被害が国内だけで済んでたんだ
だけど、もし国の外にまで被害が及んでしまったら?
迷惑をかけたくなくて、でも僕に国民を止めることなんてできなかった…
だから、僕は…
この国を滅ぼしたんだ
白町 凪紗
白町 凪紗
六月 真奈
優來 はる
吟羽 舞夢
白町 凪紗
白町 凪紗
白町 凪紗
誰も、何も言えなかった
そしてしばらくして、凪紗が口を開いた
白町 凪紗
白町 凪紗
吟羽 舞夢
白町 凪紗
白町 凪紗
4人は、雷火地域へ向かう
雷火地域へ到着し、影を探している間舞夢は凪紗に話しかけた
吟羽 舞夢
白町 凪紗
白町 凪紗
白町 凪紗
凪紗ははるを見つめた
白町 凪紗
吟羽 舞夢
凪紗は俯き、すぐに前を向いて、拳を上に突き上げて言った
白町 凪紗
六月 真奈
いきなりの凪紗の掛け声にノリノリで返事をする真奈
そして凪紗は走り出す
吟羽 舞夢
急に走り出した凪紗に驚いた舞夢と追いかける真奈
六月 真奈
優來 はる
全く、と言うようにため息を吐くはる
すると突然凪紗は足を止める
六月 真奈
足を止めた凪紗の背中に真奈はぶつかる
吟羽 舞夢
舞夢とはるが追いつくと、そこには影がいた
影
白町 凪紗
白町 凪紗
白町 凪紗
凪紗は調子のいいことを言いながら影に炎魔法を放つ
六月 真奈
六月 真奈
吟羽 舞夢
3人の攻撃を影は消し去る
六月 真奈
白町 凪紗
白町 凪紗
凪紗は記録の書き換えを開始する
白町 凪紗
パチン
凪紗が指を鳴らし、能力を発動するが、効果は無い
白町 凪紗
六月 真奈
白町 凪紗
白町 凪紗
白町 凪紗
白町 凪紗
優來 はる
優來 はる
能力を使おうとしたはるは突如右目を抑えて止まる
白町 凪紗
吟羽 舞夢
その隣で舞夢が雷のハンマーを出す魔法を影に向けて放った
六月 真奈
影の逃げ場を無くそうと真奈も鎖の形をした泡で足止めする
影
影は逃げ場をなくし、舞夢の魔法で消滅する
シュウウゥゥゥゥ……
六月 真奈
白町 凪紗
舞夢は赤色の宝石を拾いあげる
吟羽 舞夢
優來 はる
はるは右目から手を離して答えた
白町 凪紗
白町 凪紗
凪紗は一瞬はるを心配そうに見つめ、転移魔法の準備をした
そして4人は月影神社へ移動する──
吟羽 舞夢
舞夢が宝石をクリスタルにはめると、クリスタルは強く輝き出す
すると、入り口に張られていたクリスタルは綺麗に無くなっていた
六月 真奈
吟羽 舞夢
六月 真奈
真奈はキラキラとした目で言う
その様子を見たはるは気まずそうに口を開く
優來 はる
優來 はる
白町 凪紗
凪紗がぽかんと口を開ける
六月 真奈
真奈は不満そうに叫ぶ
吟羽 舞夢
舞夢は少し悲しそうに言う
白町 凪紗
凪紗が声をかけようとした時、月影神社に誰かがやってきた
風音 るいの
吹雨希 悠穂
六月 真奈
とぅるーむ国王とアイカラン国王だった
2人を見て凪紗はスっと跪く
白町 凪紗
吹雨希 悠穂
吟羽 舞夢
風音 るいの
るいのは人差し指を口に当てながら言った
吹雨希 悠穂
悠穂は少し心配そうに言った
吟羽 舞夢
六月 真奈
舞夢と真奈が言うと、悠穂とるいのはほっとした表情になった
吹雨希 悠穂
風音 るいの
優來 はる
はるが警戒しながら言う
するとるいのが口を開いた
風音 るいの
吹雨希 悠穂
風音 るいの
吹雨希 悠穂
吹雨希 悠穂
風音 るいの
風音 るいの
吹雨希 悠穂
風音 るいの
吹雨希 悠穂
2人の提案に凪紗はしばらく考えた
白町 凪紗
白町 凪紗
白町 凪紗
そして凪紗は舞夢達の方を向いた
白町 凪紗
白町 凪紗
優來 はる
六月 真奈
吟羽 舞夢
優來 はる
はるは少々渋っている様子だったが、すぐにため息をついた
優來 はる
六月 真奈
六月 真奈
白町 凪紗
その様子を見てるいのはふっと笑う
風音 るいの
吹雨希 悠穂
凪紗は2人の前に跪いた
白町 凪紗
白町 凪紗
白町 凪紗
風音 るいの
吹雨希 悠穂
風音 るいの
吹雨希 悠穂
凪紗とるいの、悠穂は握手をした
するとはるが声をかける
優來 はる
優來 はる
白町 凪紗
優來 はる
優來 はる
はるはIF魔法を唱え、世界の出口を開く
そして、次の世界へと旅立つ──
──続く