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ルノア・ウァリス

えっと、私の席は…あった!

ルノア・ウァリス

教室も豪華ですね…。

ルノア・ウァリス

(にしても、どの方も高価なアクセサリーなどを身につけていますね…。)

私には身に合わない物なので、付けようと思ったことはないですが。

???

なんで私がこんな高貴な学園に来たんだろう…?

???

何で私が特待生なんかに選ばれたの…

???

私には身の丈が合わないのに…。

えっと…こういうのはなぐさめてあげるべきなのでしょうか?

ルノア・ウァリス

えっと…名前、何ていうのですか?

???

えっ?

ルノア・ウァリス

あっ、失礼ですよね。私の名前はルノア・ウァリス。ルノアって呼んでください。

ルノア・ウァリス

あなたも特待生なのですか?

???

え、あっ、はい…。

ルノア・ウァリス

それで…貴女のお名前は?

???

あぁ、私はアリス・ソフィー。アリスって呼んで。

ルノア・ウァリス

分かりました。それで、アリスさん、さっき、特待生って仰ってましたよね?

アリス・ソフィー

言ったけど…。

ルノア・ウァリス

うーん…。特待生同士が同じクラスになることは原則ないはずなのですが…。

アリス・ソフィー

えっ!?そうなんですか!?

ルノア・ウァリス

え、えぇ…。

アリス・ソフィー

あぁやっぱり私はこんなところに居ていい存在ではないんだやっぱり身の丈に合わない特待生になんかなったからこんなことが起きるんだこれで同じクラスだからルノアちゃんに迷惑かけたらどうしよう私がいるとルノアちゃんも幸せじゃなくなるよねやっぱり私なんかこんな学園に合わないんだそれでそれで私が追い込まれて退学して私が幸せじゃなくなっちゃってルノアちゃんが幸せになればいいんだそして私は退学して名誉も財産も住居もなくなってその辺の草を食ってる生活をすればいいってことなんだそして私は水も飲めず餓死して死んでしまえばいいってことなんだそして私が死んだことは誰も知らずになんか腐って土に帰ればいいんだ

ルノア・ウァリス

お、落ち着いてください。「原則」ですから、必ずないとは言い切れないので…。

アリス・ソフィー

本当!?でもやっぱり私なんかがこんな学園にうわぁぁぁぁぁ

ルノア・ウァリス

アリスさん、落ち着いて!まず特待生になること自体珍しいので、自信を持ってください!

アリス・ソフィー

あ、ありがとう、ルノア!

アリス・ソフィー

でもやっぱり私なんかが本当に特待生になんてなって良かったのかなこんな一般ピーポーがルミナスに入れただけ奇跡なのにこんな特待生なんかで(以下略)

ルノア・ウァリス

あ、アリスさん…そうだ!深呼吸ですよ!深呼吸!アリスさん!深呼吸してください!

アリス・ソフィー

スー…ハー…スー…ハー…

アリス・ソフィー

落ち着くために素数を数えよう…2、3、5、7、9…9…あれ、9って素数だっけ…

アリス・ソフィー

あぁやっぱり9が素数がどうか分からなくなってしまう女は特待生になんかなんない方が良かったんだそしてこの枠は私なんかよりもっと頭が良い人にあげちゃえば良いんだそして私は(以下略)

ルノア・ウァリス

(まずいです!深呼吸をさせたことによってさらに状況が悪化してしまいました!)

ルノア・ウァリス

そうだ!アリスさん!友達!友達になりませんか!

アリス・ソフィー

え!?友達!?

アリス・ソフィー

友達になろうって言って来たってことは私には友達なんていないから気を遣って仕方なくなってやろうってことなんだそして私は(以下略)

ルノア・ウァリス

ち、違います!ただ本当に、アリスさんとは気が合いそうだなって!

アリス・ソフィー

本当に、私となんか友達になって良いの?

ルノア・ウァリス

はい!これからアリスさんと過ごすのが楽しみです!

アリス・ソフィー

ありがとぉぉぉルノアは優しいねぇぇぇぇ

ルノア・ウァリス

そ、そうですか…?

アリス・ソフィー

あ、連絡先!連絡先交換しようよ!スマホ出して!

ルノア・ウァリス

は、はい!分かりました!

交換する

アリス・ソフィー

あ、ルノア!この学校の人の連絡先、私が一番最初じゃない?

ルノア・ウァリス

確かに、そうですね!

アリス・ソフィー

じゃあ私が一番最初だから他の変な虫は寄せ付けないようにしないとね!

ルノア・ウァリス

アリス・ソフィー

ルノアちゃん、もし他の人と連絡先を交換したりメール送ったりする時は私に言ってね全部確認するからそして誰かと話したり遊んだりする時は「いつ、どこで、誰と、どのくらいの時間、何をして」とか全部秒単位でスケジュールちょうだいそして絶対週5でスマホ確認するから

ルノア・ウァリス

(なんだかアリスさん、怖いです…)

4話に続く

絶世の美少女は国王候補様に恋をされる

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