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2件
ドキドキするけど優しい感じが好き🤗
続きがみたい,,,,,,
恋のワンシーン。
青春のワンシーン。
切りとってみれば…とても綺麗。。
でもそのワンシーンには…
たくさんの試練がある…。
少女漫画は私にそう教えてくれた。
そして……
彼も私に…
恋という感情を教えてくれた…。
私の大切な…………
彼が。
先生
先生
斎藤 悠里
クラスメイト
斎藤 悠里
斎藤 悠里
クラスメイト
文化祭まであとわずか。
だけどうちのクラスは書道の展示…
何を頑張るのかよくわからないけど…
斎藤くんは楽しそうだ。
中川 志帆
斎藤 悠里
クラスメイト
斎藤 悠里
クラスメイト
なんだかんだ盛り上がってるな…
うちのクラス。
それも全部………
斎藤 悠里
斎藤 悠里
彼のおかげなのかもしれない。
ー放課後。
顧問
中川 志帆
文芸部…
それが私の入っている部活だ。
私は生まれつき文章力が良い。
そのせいかコンクールでは 最優秀をとることも少なくない…
コンクールの入賞常連で…
期待の文芸部2年…
その通り名が消えかかっている 今日この頃…。
顧問
中川 志帆
顧問
顧問
顧問
中川 志帆
中川 志帆
『恋愛』
私が未だ知らないジャンル…
未知の世界……
そんなもの…私が描くことなんて…
中川 志帆
顧問
顧問
中川 志帆
私には………っ
書けないっっ…………
中川 志帆
結局私は…
先生に言われるがまま…
コンクールに応募することになった。
断れなかった………
あの期待の目が……
いつしか怖くなっていた…。
中川 志帆
中川 志帆
え……?
誰に……………?
私……今なんて……?
???
???
中川 志帆
中川 志帆
気づけばそこはテニスコートだった。
暑い……
こんなに気温が高いのに…
彼女は立ちっぱなしで誰かを応援している…。
楠橋 愛弓
楠橋 愛弓
あれは1年生……
確かバスケ部のマネージャーの…
中川 志帆
楠橋 愛弓
楠橋 愛弓
中川 志帆
楠橋 愛弓
あぁ…
彼女は知っているんだ。
私が未だ掴めていない……
『恋』という感情を…
中川 志帆
中川 志帆
私は熱心にボールを追いかける 1年生を指差した。
楠橋 愛弓
楠橋 愛弓
中川 志帆
楠橋 愛弓
中川 志帆
中川 志帆
楠橋 愛弓
中川 志帆
中川 志帆
私はテニスコートを見た。
中川 志帆
夏輝という1年と張り合ってプレーをする…見覚えのある人影…。
中川 志帆
中川 志帆
中川 志帆
私はまだ…彼の何も知らない。
だけど……
君の部活が知れて…よかった…。
楠橋 愛弓
楠橋 愛弓
中川 志帆
楠橋 愛弓
楠橋 愛弓
楠橋 愛弓
楠橋 愛弓
中川 志帆
中川 志帆
楠橋 愛弓
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
榎本 夏輝
榎本 夏輝
榎本 夏輝
楠橋 愛弓
楠橋 愛弓
榎本 夏輝
榎本 夏輝
楠橋 愛弓
榎本 夏輝
あぁ…彼女達は、
『青春』を知っているんだ。
私は未だ何も摑めない……。
こんなに知りたいのに……
今回のコンクールだって…
私には…何もできないのに……
まだわからないのにっ……
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
涙が……止まらない………。
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
斎藤 悠里
頑張ってる…?何を…?
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
胸がきゅぅっと音をたてた…
なんか…こそばがゆい……
私………、私…
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
それなのに彼は…
未だに私の名前を呼んだことがない…
喋る時だって敬語だ。
変な『ス』をつける。
私は…そんな彼に魅力を感じている。
でも…………
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
彼はしんみりとしていた。
少し残酷そうに…俯いて。
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
ずっと……………?
こんなに………
『恋』に真剣になったことが あっただろうか…
中川 志帆
もし君が告白してこなかったら…
昔の自分なら……
コンクールだって本当なら… 断れていたかもしれない。
こんなに必死になって… 探ろうとして……。
そうだ…書きたかったんだ。
きっと……
もし君があの時… 告白してこなかったら…?
私はこんなにも必死にならなかった…?
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
いつしかまた涙が溢れて…。
私は彼から遠ざかる。
ー君は…後悔したの…?
私は……
私は…っ…
ーいつかきっと…
自分で見つけられる日が来ますー
そんなもの…来ないっ…!!
なんで私は…っ…
ずっと見つけられないのっ…!?
中川 志帆
ふいに石ころにつまずく。
身体がゆっくりと…傾いた。
あぁもういいや…
全部崩れてしまったんだ。
ここでこけてしまえば…
また1からやり直せる…。
君のことだって忘れられる。
ドジで…鈍感で…
そんな私に戻れる……
真面目で一生懸命な私は…
ここで1歩踏み出す私は……
もうっ…………
斎藤 悠里
中川 志帆
ーギュッ
誰かが私の腕を引っ張った。
そしてそのまま抱きしめられる…。
中川 志帆
中川 志帆
中川 志帆
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
さっきとは違う雰囲気…
君って…こんなだったの…?
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
君は……君は……
こんなにもたくましかったっけ…?
なんでだろう……
言葉使いが変わっただけなのに……
胸が…きゅって…
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
なんだかモヤモヤする…
初めてだ…この感覚は…
でも……
悪くないかも……
中川 志帆
彼は私を離さなかった。
目も逸らさなかった
こんな道端なのに…
恥ずかしいはずなのに……
中川 志帆
中川 志帆
あぁ…なんだろう……
これはきっと……
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
名前を呼んで欲しい。
急にそう思った。
斎藤 悠里
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
君としたいことがたくさんある…
初めて知ったこの感情はきっと……
きっと……
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
斎藤 悠里
中川 志帆
中川 志帆
斎藤 悠里
あぁ…私にもわかった。
この感情がなんなのか…
16年間ずっと知りたかったもの…
ありがとう教えてくれて…
ありがとう告白してくれて…
ーありがとう……大好きです。
彼はゆっくりと近づいた。
私にはきっと 縁のないものだと思っていたことが…
今叶った。
少し背の高い 君とした初めてのキスは…
少し………
優しい味がした………。
まだはっきりと…君を知れないけど…
まだはっきりと… 好きと言えないけど…
それでも待っていてくれますか…?
ずっとずっと……好きでいてくれる?
ううん…心配なんてしなくていい…
彼は…………
私が初めて心を開いた 人物なのだから…
fin。