一覧ページ

ボスキと主様

第37話 - 第37話デートは決まってお祭りで! (はじまり)

2024年09月18日

#悪魔執事と黒い猫

#ボスキ・アリーナス

aimer(エメ)

貴族とそのメイドの女性の結婚式から約1か月が過ぎたある日の朝。

ムー

おはようございます!主様!

主

うん。おはよう!ムー。ムーは今日も元気だね。

ムー

はい。へへっ。

微笑みムーを撫でる主は考えていた。

主

(2階のみんなは、あれからも私とちょくちょくデートしてくれたり、その…いたしてくれたり…///するけど、ベリアンもロノもバスティンも今まで通りで…。なんか…本当に告白されたんだっけ？付き合ったんだっけ？みたいな空気なんだよね…。あの3人は、やっぱり、その場だけだったのかな…？でも、秘密がバレた形跡はないし…。う～ん…。)

コンコン

ムー

誰でしょう？

主

誰だろうね？

ベリアン

主様、お部屋に失礼してもよろしいでしょうか？

主

あ、うん////いいよ////

主

(考えてるそばから来るとか…!!///まさか、デートのお誘いかな？)

ベリアン

失礼致します。おはようございます。主様。

主

おはよう////ベリアン////

ベリアン

お顔が赤いようですが、熱でもおありに？もし、そうであれば、ルカスさんに来ていただいて見ていただかなければ…！

ムー

え？主様!大丈夫ですか？！

主

ち、違うから!///気にしないで!///

ベリアン

そ、そうですか...。

ベリアン

(なら、主様は一体何を考えてお顔を赤くされていたのでしょうね...。また、あの時のような行為を期待されているのでしょうか？////)

ムー

本当に大丈夫ですか？主様。

主

うん。大丈夫////

ベリアン

本日は、お天気もよろしく穏やかな日和になりましたので、1階の執事と主様で街にお出かけをと思いまして。なにやら、街では食の秋ということで、お祭りも開催されているようでしたので。

主

いいね。行きたい!

ムー

僕も行きたいです!

ベリアン

もちろん、ムーちゃんも一緒に行きましょうね。

ムー

やったぁー!

そして、1階の執事と主、ムーは街へ向かうのだった。

前日の夜、1階の執事室

ベリアン

それでは、明日は、天候を見て問題ないようでしたら、〇〇さんを誘って街へお出かけしましょう。

ロノ

はい!ベリアンさん!

バスティン

あぁ。だが、2階の執事とは話はついているとはいえ、ムーがいるのに俺たち3人と〇〇さんでデートは可能なのだろうか？

ベリアン

それについては、問題ありませんよ。
バスティンくんが〇〇さんとデートの時は、私とロノくんがムーちゃんを見ますから。

バスティン

なるほど。つまり、ベリアンさんが〇〇さんとデートの時は、俺とロノがムーを見たら良いんだな？了解した。

ロノ

じゃぁ、オレが〇〇さんとデートの時はベリアンさんとバスティンでムーを見てくれるということですね。

ベリアン

はい。それであれば、全員、〇〇さんと2人きりのお祭りを楽しめますよね？

ロノ

はい。

バスティン

あぁ。

ベリアン

では、明日はだいたい1人あたり2～3時間程度で〇〇さんとデートを楽しみましょう。それでは、明日、よろしくお願いしますね。ロノくん。バスティンくん。

ロノ

はい。よろしくお願いします。ベリアンさん

バスティン

あぁ。よろしく頼む。ベリアンさん。

街へ来ると、既にまつりを聞きつけた者やまつりで屋台を開く者達で、活気づいていた。

ムー

主様!すごい賑わっていますね!食べ物の匂いがあちこちからします!

主

そうだね～。食欲の秋らしいお祭りだね～!

その後ろで、小声で3人は話す。

ロノ

それじゃ、バスティンはトップバッターで、次がオレで最後はベリアンさんの順番だな？でも、いいんですか？ベリアンさん。先に〇〇さんと付き合ったのにデートが最後って…。

ベリアン

良いのですよ。私は、楽しみは、後にとっておくタイプですから。バスティンくんもロノくんも楽しんで来てくださいね。

ロノ

はい。ベリアンさん。

バスティン

あぁ。ベリアンさんも後から楽しんでくれ。

ベリアン

ありがとうございます。バスティンくん。

バスティン

では、俺が先だから、〇〇さんに声を掛けてくる。ムーのことは任せた。

ベリアン

はい。お任せ下さい。
行ってらっしゃい。
バスティンくん。

ロノ

くれぐれも、〇〇さんの前で食ってばかりになるなよ？ちゃんと、デートらしいことをしてやれよ？バスティン。

バスティン

あ、あぁ。努力はする。ロノも〇〇さんの前で料理解説の授業をはじめないようにな。

ロノ

うっ。確かに。デートらしいプランは考えてきたが…。料理系ばかりだな…。

ベリアン

2人共、気負いすぎず、ありのままでいたら良いのですよ。〇〇さんは着飾るあなた達ではなく、ありのままをきちんと受け止めてくださるお方ですから。

ロノ

そうですよね。〇〇さんは、きちんとオレたちを見てくれますよね。わかりました。そうします。ありがとうございます。ベリアンさん。

バスティン

あぁ。俺も我慢せず、食べる時は、食べて、〇〇さんの好きな食べ物もたくさん買って、食べてもらうことにする。

ロノ

バスティン。食い物しかお前の頭にはないのかよ…。

バスティン

ん？ちゃんと〇〇さんもいるぞ？

ロノ

いや、いい。早く行ってこい。時間がもったいないだろうが。

バスティン

あぁ。悪い。行ってくる。

ベリアン

行ってらっしゃい。バスティンくん。

ロノ

バスティンのやつ、大丈夫ですかね？〇〇さんに呆れられないといいですが…。

ベリアン

〇〇さんは、そのようなお方ではないですから、大丈夫でしょう。私が知る限り、〇〇さんも食べることが好きな方ですからね。

ロノ

確かにそうですね。オレの料理をいつも美味しそうに食べてくれますから。

そして、主に声をかけるバスティン。

バスティン

主様。少し耳をかしていただけないか？

主

ん？

バスティン

これから、俺とデートしてくれ。

主

//////

ムー

主様？

主

あ、ムー？!////

ムー

どうしたんですか？

主

あ、あのね…/////

バスティン

ムー。ベリアンさんとロノとしばらく祭りを周って来てくれ。主様は、俺と見て周るところがあるからな。

ムー

わかりました!では、後で会いましょう!主様!

タッタッタッ

主

(そんな断り方があるんだぁ。ちょっと参考になるかも…これなら、デートという言葉を使わずムーに他の人といてもらう事出来るもんね。)

そして、ムーは、ベリアンとロノと祭りを見て周り、主はバスティンとデートをするのであった。

次回につづく

ボスキと主様

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

aimer(エメ)

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

ボスキと主様

第37話 - 第37話デートは決まってお祭りで! (はじまり)

#悪魔執事と黒い猫の新着小説
一覧

作者の他の作品すべて見る

関連するタグ

ボスキと主様

第37話 - 第37話 デートは決まってお祭りで! (はじまり)

#悪魔執事と黒い猫の新着小説一覧

作者の他の作品すべて見る

関連するタグ

第37話 - 第37話デートは決まってお祭りで! (はじまり)

#悪魔執事と黒い猫の新着小説
一覧