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※百合
※この物語はフィクションです
かれん
目が覚めた
時計は20時を指していた。どうやら寝落ちしてしまったみたいだ
かれん
かれん
私は起こした体を再度ベットへ身を投げた
かれん
懐かしくて愛おしい夢だった
決して忘れることのない大切なみーちゃんとの思い出
かれん
再度心に誓った瞬間、スマホが鳴った
かれん
かれん
連絡はゆのからだった
かれん
ふわふわとした明るいゆのの声で脳内再生される文面
かれん
カレンダーに目をやって予定を確認する
かれん
かれん
私はゆのに返事を書いた
かれん
ゆのに比べると愛想も何もない無機質な文章だ
かれん
かれん
かれん
ゆのはすごい
いつも笑顔で明るくて、ふわふわしてて優しい
かれん
ゆのは器用で気も使えて周りの空気を良くできる
私にはできない
…
かれん
あんな風になれたら
かれん
かれん
みーちゃんは…もしかしたら…
かれん
かれん
私は返事を送るとスマホをベッドの上に放り投げた
最低な気分だった
次の日
ゆの
集合時間は9時。待ち合わせにしては早いが、人気の店なので仕方がない
おかげで並んでいる人も少なく、これならスムーズに入れるはずだ
ゆの
ゆの
私が手を振ると、かれんも控えめに手を振る
特に急ぐ様子も無く、かれんはゆっくりと私の元へ来る
かれん
形式上の謝罪をすませ、かれんはじっと私の目を見る
ゆの
ゆの
私もかれんの姿をまじまじと見る
甘くガーリーなコーデに包まれたかれんはとても可愛かった
髪にはリボンも結んでいる
ゆの
かれん
かれんは慣れたようにスムーズに返事を返した
ゆの
ゆの
かれん
かれん
リボンを褒めると、かれんは嬉しそうに顔を輝かせた
どうやら褒めて欲しかったようだ
ゆの
かれん
かれんは恥ずかしそうに私に何か伝えようとしている
ゆの
かれん
かれんは心底嬉しそうに私に話す
ゆの
あざといと分かっていながらも可愛いと思ってしまう
ゆの
かれん
ゆの
かれんは可愛い
それも狙っていない自然な可愛さだ
ゆの
…
心底羨ましい
ゆの
ゆの
演じなくても
かれん
いいなぁ
ゆの
ゆの
かれん
きっと私はなつみちゃんの…!
ゆの
ゆの
かれん
かれん
ゆの
ゆの
だから私はなつみちゃんを孤独にさせないといけない
私には才能が無いから
ゆの
私は先に行く、かれんの背中を見つめた
最低な気分だった