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村長 オタジーン

______

村長 オタジーン

『つきました。ここがわたくしたちの始まりの街…オジータンです。』

マシュマロホッチキス

『案内ご苦労。』

マシュマロホッチキス

(村なの?街なの?どっちなの??)

マシュマロホッチキス

(てか私、超上から目線だな!村長様だぞ。もう少し優しく接してやれよ。)

マシュマロホッチキス

『飯屋はどこ?』

マシュマロホッチキス

(飯食おうとすな)

メインストーリー 1‐1 【始まりの街】

マシュマロホッチキス

(………えーと……、ここが始まりの街(村?)オジータンか……)

マシュマロホッチキス

(賑わってるし人もたくさんいるし、序盤の街って感じだな〜)

マシュマロホッチキス

(そういえば、このゲームが異世界系なら、魔法とかもあるよな……痛い思いはしたくないのだけれど)

マシュマロホッチキス

『飯屋はどこ?』

マシュマロホッチキス

(お前それしか聞かないな!いや私か。私なんだよな。自我を持っている私がおかしいだけで、これが普通なのか。怖いなこのゲーム)

村長 オタジーン

『飯屋はあちらでございます。案内しましょうか?』

マシュマロホッチキス

『頼む』

マシュマロホッチキス

(嫌だな〜。村に来て早々飯屋行こうとする勇者。宿屋とか武器屋ならまだしも、飯屋ってなんだよ。腹減ってるのか。)

マシュマロホッチキス

(オタジーンはそれを変に思わないで案内してくれるのか。優しいのか都合がいいのか……NPCも大変だな。)

村長 オタジーン

『あれ、どっちだっけな…(小声)』

マシュマロホッチキス

(ご丁寧に小声って書くな。分かるから。)

マシュマロホッチキス

(あと村長、飯屋の場所くらい覚えておけ。一番大事だろ。衣食住の食だぞ。)

飯屋

村長 オタジーン

『ここが飯屋でございます。どうぞごゆっくり。』

村長 オタジーン

『………あ、これ…少量ですが、これがないと生きていけないのでもらってください。コインでございます。』

🔔マシュマロホッチキス は 村長オタジーン から 500コイン を もらった ! マシュマロホッチキス の 所持金 が 500コイン に なった !

村長 オタジーン

『では、わたくしはこれで…何かありましたら「村長の家」へお越しください。』

マシュマロホッチキス

『ああ。』

マシュマロホッチキス

(行っちゃった。)

マシュマロホッチキス

(変な人だったけど、居なくなるとなんかちょっと寂しいかも。)

マシュマロホッチキス

『おい、飯はあるか?』

飯屋のおばちゃん

『ん?なんだい、あんた。見ない顔だねぇ。飯が欲しいのかい?』

 

マシュマロホッチキス

(うわ…急に話しかけに行ったと思ったら、こいつ、店員さんへの態度が悪い人だ…やば……私がこんなやつだなんて……)

マシュマロホッチキス

(てかやっぱり名前がジワるな。いつ見ても名前長いんだもん)

飯屋のおばちゃん

『金持ってなさそうな顔してるけど…飯買える金はあるのかい?一番少なくて500コインだよ。』

マシュマロホッチキス

(一番少ないのでもさっきもらった金全部か。これは流石に諦めるしかなくない?無くなったらヤバいし……)

マシュマロホッチキス

『500コインなら持っている。何があるんだ?』

マシュマロホッチキス

(買っちゃうんだ〜。そんなにお腹空いてたんだね。そこまで空腹なら村長にご馳走してもらえばよかったのに。)

飯屋のおばちゃん

『500コインなら…スライムゼリーだね。食ってくかい?』

マシュマロホッチキス

『頼む。』

飯屋のおばちゃん

『じゃあ前払いで、500コイン。もらうよ。』

マシュマロホッチキス

『ああ』

🔔マシュマロホッチキス は 飯屋のおばちゃん に 500コイン を 渡した ! マシュマロホッチキス の 所持金 が 0コイン に なった !

マシュマロホッチキス

(無くなっちゃった〜。せっかくもらった金、無くなっちゃった〜。しかも、スライムゼリーっていうめっちゃ不味そうなものに使っちゃった〜。)

マシュマロホッチキス

(まあ仕方ないよね。空腹を満たすためだもんね。衣食住の食だもんね。)

飯屋のおばちゃん

『じゃ、出来上がるまでに少し時間がかかるから、あたしの一人娘とでも話して時間を潰しておいてくれよ。』

飯屋のおばちゃん

『あんた見ない顔だし、旅人かなんかだろ?この街を探索してきなさんな。』

マシュマロホッチキス

『ありがとう、お心遣い感謝する』

マシュマロホッチキス

(勇者なんだな〜。これが。店員への態度が悪い勇者なんだな〜。そんな客を大事な一人娘と話させて良いのか。まあ良いのか。)

飯屋のおばちゃん

『リリーって言うんだけどねぇ、これがまた可愛いのよ。』

飯屋のおばちゃん

『怖がりですぐタンスに隠れちゃってさぁ。面白いのなんの!』

マシュマロホッチキス

(タンスに隠れるってなに??他ゲーの青い鬼に追いかけられるゲームの金髪男子かな??)

飯屋のおばちゃん

『ほら、そこにいる子がリリーだよ。おーい、リリー!』

リリー

………………

リリー

『ん?なにー?』

マシュマロホッチキス

(あれ…?この子……さっき『』が付いてなかったような…)

マシュマロホッチキス

(もしかして自分の意志で喋ってるNPC?)

マシュマロホッチキス

(それなら注意深く見る必要が……)

飯屋のおばちゃん

『ちょっとこのおなごの時間潰し頼むよ。10分ぐらいでできると思うからさぁ』

リリー

『あっ、はーい』

 

リリー

『……じゃあ行こっか!私リリー!あなたの名前は?』

マシュマロホッチキス

『私はマシュマロホッチキスだ。』

リリー

は……マシュマロ……なに……?

リリー

『わあ!とってもいい名前!私、その名前とってもいいと思うな!』

マシュマロホッチキス

(えっ今、)

マシュマロホッチキス

(絶対戸惑った……!絶対そうだ、この子は……)

マシュマロホッチキス

(私と同じで、ゲームのキャラなのに自我が芽生えてる…!)

マシュマロホッチキス

(きっと、リリーと街を探索するのがサブストーリーだ…。私たち自我が生えたなにかの声はプレイヤーには聞こえてないはずだから……)

マシュマロホッチキス

(これからのサブストーリーで、リリーと情報交換をしよう…!)

次回 サブストーリー「リリーと街探索編」

マシュマロホッチキス

(でもやっぱりこの次回予告は要らないんだよな…助かるけど、、)

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