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コメント
58件
めちゃくちゃ感動す… うん、雪とタナトスで笑わせてくるの何??? いやー私も愛する紅奈のために亡くなりたいですなぁ…(?
めっちゃすごい…って感動してたらタナトスと雪のせいで笑っちゃった…
やっぱ科学より愛やね👍️
純白の中、鎧に包まれた科学者と鳥人が舞う
だが、それは舞…というより、蹂躙に近いものだった
レア・ノール
レアのレイピアが刃を伸ばし、ポレストへ向かう しかし──
ポレスト
それより早く、ポレストの背後の銃装が火花を散らした
レイピアよりも早く、光弾が着弾するのは必然である。そして、その光弾により腕が貫かれる事も。
レア・ノール
レアは自身の腕に空いた3cm代の穴を抑え、無理やり足を動かす
ポレストにとっては、それは愚行だった
ポレスト
ポレスト
ポレスト
レア・ノール
ポレスト
レア・ノール
レア・ノール
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
レア・ノール
ポレスト
ポレスト
つまらない話を無理矢理に終わらせようと言わんばかりにポレストが銃を構えた が、その時にはレアの姿は無かった
ポレスト
生物は常に進化し続ける。羽を捥がれ、利点を失った鳥がどうするか 地を跳び、水を走り、夜を潜り、朝を嗅ぐ そうして"利点を作り出す"。
レアは羽を捥がれた代わりに、日々を過ごすことで足の筋肉が発達させた。 その速度は
ゆうに音速をも超える
ポレスト
そして、その速度は空を飛ぶ鳥をも蹴り落とす
レア・ノール
ポレスト
ポレストの背後には、もう既にレアの声が迫っていた
ポレスト
ポレストは腕を交差し、降り掛かるレアの脚を受け止め──ようとした。
ポレスト
しかし、100年以上積み重ねられた努力の象徴と言える脚は、容赦なくポレストを地へ落とす。
ポレスト
ポレスト
レア・ノール
レアの踵がポレストの眼前に迫る
が、その好機は危機に移り変った
ポレスト
レア・ノール
直後、レアの顔をポレストの拳が捉える
魔王城3F 第二休息広場
夜警の交代時や遠征の帰還時に使われる休憩場である
主に第一広場では騒がしく落ち着けない、人混みが嫌いな兵士や幹部が使っている(あかり等)
そんな休息場の床が、轟音と共に破壊された
レア・ノール
レア・ノール
レア・ノール
君ってほんとに馬鹿だよねぇ
休息場の大穴から声が響いた かと思うと、壁の至る所から金属の触手のようなものが伸び、大穴へと飛び込んでいく
レア・ノール
レア・ノール
ポレスト
まもなくして触手を蜘蛛のように操り、ポレストが3Fへと這い上がった
レア・ノール
レアがまたしてもギアを上げる
だが
ポレスト
レア・ノール
瞬間、休息場の壁一面が光弾銃へ変形し、一斉にレアに向かって弾を放つ
その総攻撃にレアは為す術もなく 全弾命中した
レア・ノール
レア・ノール
それもそのはず ポレストは部位を限定し、弾の射出範囲を絞る事で、光弾の速度を格段にあげていた
左腕を光弾に抉り取られたレアには、もう以前と同じパフォーマンスは発揮出来ない
レア・ノール
レア・ノール
レア・ノール
レア・ノール
レアのギアが上がる。 だがそれは、足だけに作用するものではない
レアの核、心臓は燃えるように熱く血脈を立ち上らせ、その炎は目にも届く
ポレスト
ポレスト
無論、四肢の一つを失った生物が、五体満足の頂点捕食者に、速度で勝てるはずなどはない。
ポレスト
閃光が咲き乱れ、レアの身体を虫食いのように貫く しかし、恋する乙女の暴走は誰にも止められない
レア・ノール
レア・ノール
ポレスト
ポレスト
ポレスト
レア・ノール
レアがポレストに向かって跳び上がる
レア・ノール
ポレスト
レアは跳び、ポレストと同じ土俵に立った だが、平行距離でも10mほど離れている
そして、レアがポレストに向かってレイピアの先端を差し向ける
ポレスト
だが、その思考と共に、ポレストの脇腹は抉れていた。
ポレスト
ポレスト
ポレスト
レア・ノール
レア・ノール
ヴェレート
ヴェレート
予想とは遥かに逸れた答えが帰ってきた。 てっきりもっと感情が出るかと思っていたのに…
レア・ノール
レア・ノール
ヴェレート
レア・ノール
ヴェレート
レア・ノール
少し自信をなくし、下に向けていた視線を何とか持ち直し、貴方の横顔を見る
その一般的に無機質と言われる眼には、月光が反射し、本物の瞳よりも何倍も、何百倍も綺麗に見えた。
ヴェレート
レア・ノール
ヴェレート
ヴェレート
そうして生まれたのが、恋愛飛行。 ヴェレートの熱光線のように桃色のビームをレイピアの先端から射出する、レアとヴェレートの愛の結晶である。
レア・ノール
その想いに呼応し、桃色の光線がまるで鞭のようにしなる
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレストの感覚は正しかった。 レアの能力の特性上、光線を撃つことは可能ではない 閃光のように見えるそれは、細かな斬撃の集合体だった
そして、細かな斬撃達は常に放出し続ける光線よりも指向性の変更が可能となる
ポレスト
ポレスト
光弾がレアを貫き、地面へ落とす しかし、レアのレイピアだけは、常にポレストに向いていた
恋愛飛行が円状にポレストを囲う ポレストの肉体が切り刻まれるまで、それほど時間は残っていない
レア・ノール
ポレスト
ポレスト
深い夜、月が月光を漏らしながら魔王城の奥へ消える
月もよく見える、静かな夜
その夜に、轟音が響いた
ヴェレート
川嶺 玲
ジュン
邪笑 冥衣
邪笑 冥衣
冥衣の指差す方向を見ると、魔王城の中枢あたりから、煙が雲に紛れて天へと昇っていた
ヴェレート
ヴェレート
白雲 やよい
常夜奈 日乃架
ヴェレート
その言葉を吐いたヴェレートの顔には、いつにも無い緊張感が走っていた。
川嶺 玲
川嶺 玲
ジュン
皆が少し遅れを取りヴェレートを追う
ヴェレートが魔王城の正門に前に辿り着いた瞬間
それを狡猾に捉えた鬼神が降りかかる
邪笑 冥衣
邪笑 冥衣
ヴェレート
その瞬間、振り向いたヴェレートの首の真横を鉈がすり抜けた
ヴェレート
礫
礫
ヴェレート
礫
ヴェレート
礫
礫
礫
瞬間、ヴェレートの熱光線が礫の腕を焼貫く
礫
礫
衝撃でよろめいた礫の頭部を熱光線が追撃する
礫
ヴェレート
礫
礫
礫
礫
礫
礫の独白通り、ヴェレート達の脳内は常に掻き乱されている
だが、ヴェレートの瞳、そして身体は礫を捉え、向かっていた
礫
礫
礫
ヴェレート
礫
礫
礫
礫
その言葉を聞いて冥衣の耳がピクリと動いた
邪笑 冥衣
礫
邪笑 冥衣
ヴェレート
ジュン
邪笑 冥衣
白雲 やよい
邪笑 冥衣
邪笑 冥衣
冥衣が身の丈よりも大きいパルチザンを振り回し、身体を沿わせるように構えた
礫
礫
礫
礫
その時、言葉と共に闇を貫き、一矢が礫の腕に刺さる
礫
礫
礫
礫
ヴェレート
紅奈
ヴェレート
紅奈
ヴェレート
何が─そう思った皆の口を開かせない程の一方的なペースでヴェレートは動く
ヴェレート
邪笑 冥衣
礫
邪笑 冥衣
礫
礫
邪笑 冥衣
邪笑 冥衣
不死身の魔人 邪笑 冥衣 不屈の鬼神 礫 二者の視線が火花を散らす
一方、魔王城内に入ったパーティ達は、静寂の治める廊下に居た
ヴェレート
タナトス
ヴェレート
タナトス
ヴェレート
ヴェレートが屈み、足に魔力を貯める
タナトス
その言葉が口から出るよりも先に、ヴェレートは壁と床を突き破り、第二休息場まで飛び去っていった
タナトス
心音 雪
元魔王軍の二人には、その空いた穴を塞ぐのにどれだけの労力がかかるか、見て取れるらしい
そんなことを気にも留めず、ヴェレートは一人第二休息場に続くであろう廊下に居た
ヴェレート
ヴェレート
そこから数分経ち、六個目の扉を開けた時だった
ヴェレートが血に塗られたレアと、それを見つめるポレストを見たのは
ヴェレート
数分前
恋愛飛行の発動が終わり、レアとレイピアは地に伏した
だが、次の瞬間だった
レアが 魔王城の瓦礫や鉄資材で囲まれた、まるで繭のような物体が、広場の真ん中に浮いていたのを視認するのは
そして、その繭は光を放ち…開いた
その中に──居た。 今までの浮遊とは違う、光で象られた羽を持つ、神々しいとさえ言える姿に成ったポレストが
レア・ノール
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
レア・ノール
レアの瞳に絶望の色が映るとうに限界を超えていたレアには、その状況は理解し難いものだった
ポレスト
ポレスト
ポレストが掌底をレアに向け、構えた
レア・ノール
レア・ノール
レアがレイピアに縋り、立ち上がろうとした
しかし、そこを無慈悲にも光線が貫く
レア・ノール
ポレスト
ポレスト
レア・ノール
ポレスト
ポレスト
レア・ノール
ポレスト
レア・ノール
ポレスト
ポレスト
ポレストが機械操作モニターをひらく、その瞬間だった
レアが突如として起き上がり、ポレストに飛びかかる
ポレスト
ポレスト
レア・ノール
レア・ノール
ポレスト
レアが今まで揉み合っていたポレストを壁際まで投げ飛ばした
ポレスト
ポレスト
考える暇を与えず、レアがポレストに食ってかかる
本来、覆すことの出来ない圧倒的な差 いわば"詰み"
だからこそレアは、命を燃やす
次の瞬間、ポレストをしかと掴んだレアの身体が光り始める
ポレスト
ポレスト
ポレスト
そして今に至る
ポレスト
ポレスト
ポレストは痛みを訴える身体と脇腹を震える手で抑えながら吐き捨てた
だが、その痛みも次の瞬間には吹き飛んだ
ヴェレート
ポレスト
ポレスト
ポレストが子供のように手を広げた
ポレスト
だが、ヴェレートはポレストに目もくれずレアの元へ走った
というより、ポレストが見えていなかった、という方が正しいだろう
ポレスト
ポレストは静かに部屋を出た
ヴェレート
レア・ノール
傍から見ても、声をかけているヴェレートから見てもレアが息絶えているのは明らかだった
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
あぁ…
いつもそうだ
なんで
なんで俺は
幸せになれない?
誕歴7015年
鳥人の村に一人の翼を持たぬ少女が生まれた。
名はレア・ノール
当時人間との関わりを断絶していた鳥類にとって、翼が生えておらず人間と遜色ない姿を持って生まれたレアは、差別の対象になった。
「人間との間に生まれた"忌み子"なんじゃないか?」 「穢れた血が紛れたに違いない」 「殺処分が妥当」 「里に入れるな」 そんな声を聞かなかった日はなかった
だが、その状況もレアの能力覚醒にて覆る
レアの能力、恋風で鳥達を操り、差別的な意見を消し去り、人間達との交流も復活した。
そんな日だった
レアは散歩に出掛けた際、魔王に完膚なきまでに叩きのめした
能力が効かなかった、というより 能力を押し殺した という方がいいだろう
レアは魔王に惚れた 自分をこんなにも刺激的な気持ちにさせたのは何年ぶりだろうか そんな気持ちに満たされていた
はずだった
レアの心には、いつも自分を殴った時の魔王の顔がこびりついていた
自分の愛は本物なのか そう悩んでいた時、あの機械人形と出会うことになる
今度こそレアは本当に堕ちた。 あの魔王でさえ自分の能力には抗えなかったのに、ヴェレートはそんなことお構い無しと言った顔でレアを殴りつけた
他人から見ればマイナスに働く行動 しかしそれこそが、長らく"本当の愛"を創り出す事で孤独を乗り切ろうとした、レアの心を溶かした。
あぁ…貴方…
見ていてくれたかしら?
私の本気を…
私は…
役に立てたのかしら…
分からない…けれど
あなたに愛を教えられたなら…
それでいい。
彼女の一途な姿は、兵士達に信じる力の偉大さを示した。
恋する幸福の鳥 レア・ノール
ここに
人生の幕を降ろす
カピバラ😷🇯🇵〜春服〜
#天魔大戦