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#溺愛されたいゆうぎさん
静まり返った広場の中 ヴェレートの慟哭だけが響く
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
またか
また
俺は…
幸せを感じようとした瞬間
引きずり下ろされるんだ…
数年前
俺はポレストに連れられて、数日後滅ぼす予定だった街の偵察に来ていた
ポレスト
ポレスト
ヴェレート
偵察って言っても何をすればいいか分からなかったし、俺は適当に街を歩いていた
ヴェレート
ヴェレート
周りはヘラヘラしながら騒ぐだけ…こんな街、武力の武の字もない
そんな時だった
???
獣人
???
鳥人
???
獣人
蛙人
愉快な口調の恰幅のいい男と華奢な女が騒いでいる…子供が居なくなったらしい
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
誰かぁ!
助けて!!
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレートの足元が隆起し、ヴェレートが飛び上がった
ヴェレート
ふと足元に目をやると、獅子の魔獣と子供らしき影が森の中を走っているのが見えた
ソラ・クラシアン
ソラ・クラシアン
ソラ・クラシアン
獅子魔獣
ソラ・クラシアン
さっきの化け物の声…!
ソラ・クラシアン
でも、夢中で走っていた僕は気づいていなかった 目の前が行き止まりである事に
ソラ・クラシアン
振り返ると、魔獣が鋭い目で僕を睨みつけていた…
ソラ・クラシアン
ソラ・クラシアン
魔獣が僕に飛び掛ろうとした、その時だった
すごくでかい音の後に、なにかが降ってきたのがわかった
それは…人だった
少し背の高い、赤くて綺麗な髪を持つ人がいた
ヴェレート
何も無い様子のその人に驚いたのか、魔獣は少しだけ動きが止まっていた
が、すぐに魔獣が飛び掛った
その瞬間だった
ヴェレート
赤い人の拳が魔獣のお腹に当たった
獅子魔獣
獅子魔獣
その攻撃が相当痛かったのか、魔獣はそのまま逃げていった
ヴェレート
ヴェレート
ソラ・クラシアン
空から落ちてきた男の人は、少し考えて言った
ヴェレート
ソラ・クラシアン
ソラ・クラシアン
ソラ・クラシアン
なにこれなにこれなにこれ?!
男の人が僕を担ぎあげて、そのままジャンプして…
ソラ・クラシアン
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
そんな事を思いながら背中に乗っていた子供を降ろし、あの夫婦を探そうとした瞬間だった
???
ソラ・クラシアン
ソラ・クラシアン
先程の夫婦がいた
申し訳程度の武器を持っているのを見る辺り、諦めきれず自分達で探しに行こうとしていたのだろう
???
子が小さな体で駆け寄り、それを親が大らかに抱きしめる
これが、本当に受けるべき寵愛なんだろうと、そう感じていた。
愛とは、愛するものに向けられるものなんだから
ソラ・クラシアン
???
???
ヴェレート
ウド・クラシアン
ウド・クラシアン
ヴェレート
カイ・クラシアン
ソラ・クラシアン
カイ・クラシアン
ヴェレート
カイ・クラシアン
ウド・クラシアン
カイ・クラシアン
ソラ・クラシアン
カイ・クラシアン
カイ・クラシアン
ソラ・クラシアン
ヴェレート
この奇怪な喋り方をする家族は、ややこしいが東の島の西側から来たらしい にしても愉快すぎにも程がある気が…
その後、俺は子供を救った礼として多くの体験をさせてもらった
ヴェレート
ソラ・クラシアン
ヴェレート
ウド・クラシアン
カイ・クラシアン
ウド・クラシアン
ドワーフ
ドワーフ
ドワーフ
ドワーフ
ヴェレート
ヴェレート
ウド・クラシアン
カイ・クラシアン
ソラ・クラシアン
カイ・クラシアン
そこから俺は色んな体験をさせてもらった
ソラの友達と騎士団…?の様な感じの遊びもしたし、カイさんの友人の店で俺に似合うアクセサリーまで探してもらった
ヴェレート
ウド・クラシアン
カイ・クラシアン
ソラ・クラシアン
ヴェレート
ヴェレート
ソラ・クラシアン
ヴェレート
カイ・クラシアン
ソラ・クラシアン
ヴェレート
ヴェレート
ウド・クラシアン
カイ・クラシアン
ソラ・クラシアン
ウド・クラシアン
ソラ・クラシアン
ウド・クラシアン
ソラ・クラシアン
ウド・クラシアン
ソラ・クラシアン
ウド・クラシアン
夕焼けが横顔を照らす中、ヴェレートは走りながら思った
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
そんな淡い幻想は、まるで本当の泡のように消え去った
獣人
蛙人
鳥人
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
俺が家屋を粗方壊した後、ポレストからの招集があった
ヴェレート
ポレスト
ポレスト
ヴェレート
ポレスト
ポレスト
ポレストが顎で指した場所には
カイ・クラシアン
ウド・クラシアン
あの家族がいた
その瞬間、俺の視界が歪んだような気持ちになったのを覚えてる
ウドの方は抵抗したらしく、傷が目立っていた
ヴェレート
ヴェレート
ポレスト
ポレスト
ポレスト
吐き気がした 機械だからあるわけが無いのに
ポレストがくだらない言葉をかけてきたからじゃない
ソラも、カイさんも、ウドも、みんな俺を恨む目じゃなく、どこか憐れむ目を向けていたからだ
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
ポレスト
ポレスト
ヴェレート
ヴェレート
俺にはこいつが何を言ってるかわからなかった
ポレスト
ヴェレート
ヴェレート
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ヴェレート
ポレスト
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
ポレスト
ポレスト
ヴェレート
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ポレスト
ヴェレート
息ができない、元々必要ないはずなのに 鼓動が止まらない、元々必要ないはずなのに
ポレスト
ポレストの眼鏡が怪しく光った
ヴェレート
その瞬間、俺とポレストの身体がリンクしたのがわかった
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
ソラが目を背けた
これから死ぬのが嫌なのだろうか、俺なんかに優しくしなければと思っていたのだろうか
もしかしたら、こいつらだけは俺のことをわかってくれてるんじゃないか
そんな甘い考えを浮かべた自分に反吐が出た
ポレスト
ヴェレート
ソラたちの胸が貫かれた
そこからはよく覚えてない
自分の場所に戻った瞬間吐き気がして、吐こうとして、脂汗が滴る感覚と目の前が回るような感覚に襲われた事は覚えている
気付けば俺は、檻を破壊し、兵達を殺し脱走していた
俺はそこからずっと逃げ続けてた
ずっと
ずっと
苦しい現実から
何度俺の四肢を引っ張る手足の夢を見ただろう
そんな折だった
玲達と出会ったのは
あの旅はほんとに楽しくて
笑えて
幸せだった
だからこそだろう
命を踏みにじり、踏みにじり、足蹴にした俺を幸せになろうとした瞬間、何かが引きづり下ろす
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
そして、ヴェレートは愛する者の亡骸を抱き、目を閉じた
だが
彼の中で、何か暖かいものが燻った
違う
違うだろ
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
瞬間、ヴェレートの中で燻った黒い炎が漏れ出る
多量の魔力となって。
その余波は彼女らにも伝わった
白雲 やよい
ジュン
心音 雪
タナトス
常夜奈 日乃架
紅奈
川嶺 玲
川嶺 玲
壊す
全部壊す
じゃなきゃ、腹の虫が収まらねぇ
魔王だろうが神だろうがなんだろうが全て潰す
それが
それが
俺に与えられた使命──
その時だった
ヴェレートの黒き炎に、優しく触れる手があった
ヴェレート
ヴェレート
レア・ノール
ヴェレートに触れたのは、自身の冷たく冷えきろうとしていた心と体を溶かす、レアの手だった
レアはヴェレートの頬に手を当て、続ける
レア・ノール
ヴェレート
レア・ノール
レア・ノール
レア・ノール
レア・ノール
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
レア・ノール
レア・ノール
ヴェレート
レア・ノール
ヴェレート
ヴェレートの涙に反応するように、レアの目からも涙が零れる
レア・ノール
レア・ノール
ヴェレート
レア・ノール
レア・ノール
ヴェレート
レア・ノール
レア・ノール
レア・ノール
レア・ノール
ヴェレート
レア・ノール
レア・ノール
レア・ノール
レア・ノール
ヴェレート
ヴェレート
レア・ノール
数分後、ヴェレートは愛する者の亡骸を燃やし、弔った
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
ヴェレート
服を羽織り直したヴェレートの目には、黒い炎が宿っていた
しかしそれは、先程までの猛々しく、荒々しい獄炎ではない
静かに、しかし着実に音を立て、大きく育ちながらも制御をする、美しき火炎であった
史上最強の機械人形…いや、史上最強の人間
それに対するは、史上最悪の人間
今、彼等の間にあった壁が壊され、戦いが始まろうとしていた
贈ろう
機械人間に祝福を
コメント
31件
ヴェレート覚醒
このゲスポレスト許すまじ
うひゃーこりゃいいっすわ