コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
なお
なお
なお
23時半を少し過ぎた頃
山形
どうせ寝れないから、今日も夜中にゲームをする。
宮城
宮城はあれから羊毛フェルトのやつにすっかりはまったらしく たまに独り言を呟きながら作業をしている
宮城
山形
視線はゲーム画面のまま、宮城の声に耳を傾ける
宮城
山形
宮城
なんで...なんでって言われても本人さ聞けばいいのに とか思いながら思い当たることをなんとなく考える
山形
宮城
山形
宮城
山形
宮城
またしばらく静寂に包まれるリビング
...あ、そういえば
山形
宮城
山形
宮城
山形
宮城
宮城
宮城
山形
え
宮城上着貸すとか出来たんだ
宮城
山形
宮城
山形
宮城
宮城
山形
宮城
山形
視線をゲーム画面の方に戻しながら、次の言葉を待つ
宮城
山形
宮城
宮城
山形
しばしの沈黙
そんなに悩む質問か? ...悩む質問、なのか...
宮城
そう言ってる途中に聞こえた、ゲームオーバー音
そういえば、操作する音が聞こえてこない
珍しいなと思って山形の方を見たら
山形
山形
宮城
目が、笑ってない...
山形
山形
宮城
澄んだ海のようにきれいなはずの山形の目が
何故かその時だけ
深く、暗く、底が見えない深海のような
いや、それ以上にどす黒く、濁ったような
そんな風に、見えてしまった
宮城
宮城
「知らぬが仏」
そんな言葉をこの上ないほど身をもって体験した気がした