奏良
…そーいやさ
奏良
いじめられてなんとも思わないの?
奏良
なんかずっと辛そうな顔もしないし
藍梛
?うん。辛くないよ
藍梛
別にあいつらがなんと思っていようが
藍梛
私には関係ない
四華
本当に藍夢姉に似てるね
昔から
感情があまりなかった
周りに興味が無かったのだろう
けど藍夢と話してるうちに
楽しくなった
私はよく笑うようになった
親はね、私と藍夢に暴力を振るった
私はそんなの気にしないから 藍夢が辛いこと
気づかなかった
それで私1人だけが
のうのうと生きていた
きさ(藍夢)
家、出てく
BBA
はぁ?!ふざけてんのアンタ‼︎
私はこの日に初めて
藍夢の方が暴力を振るわれていることを知った
BBA
所詮サンドバッグになるしか
BBA
取り柄がないくせに‼︎
藍梛
え..どうゆうこと?
BBA
うるっさいのよ!
BBA
この低脳が‼︎
きさ(藍夢)
チッ
ドカッ
BBA
いっ…何すんのよ!
きさ(藍夢)
僕は殴ってもいいさ。
きさ(藍夢)
けど、葉月には手出しすんじゃねぇ!
きさ(藍夢)
どいつもこいつも
きさ(藍夢)
誰も!僕の名前
きさ(藍夢)
呼んでくれなかったくせに(ボソッ
藍梛
まって
藍梛
まってよ、きさ
藍梛
置いてかないで
藍梛
ねぇ!
藍梛
今までごめんね...
藍梛
だからっだからっ
藍梛
私を置いてかないでよ!
私は藍夢以外興味がないの
きさ(藍夢)
葉月。
きさ(藍夢)
僕は待ってるから
きさ(藍夢)
藍夢として(ボソッ
藍梛
うんっうん、
藍梛
絶対、待ってて
私はずっと探した
きさではなく『藍夢』を
藍梛
(藍夢に似てる、ね)
藍梛
私はね
藍梛
藍夢以外興味なかったし
藍梛
藍夢以外いなくてもよかった
紗夜
じゃあ私たちと似たようなもんじゃん
嘉納
俺ら5人以外要らないとは思うな
藍梛
…そっか
私は藍夢以外
要らない