貴方へ贈る最後の愛を

今日はマイキーと2人で遊園地デートのはず、だったのだが

何故か夕空ちゃん達も一緒になった

でも、別に一緒に回ればいいし

そう思いマイキーに話しかけようとした

...は？

だけど夕空ちゃんと二人でどこかへ行ってしまったマイキー

意味わかんない...

気まずそうに苦笑いする千冬

...別にいいし、

ムカついたから遊園地楽しんでやる

そう言って指を指したのはジェットコースター

千冬は嫌がってるけどそのまま連れていく

ジェットコースターを乗ったあと色んな絶叫マシンに乗った

お陰で少しはスッキリした

ま、千冬は疲れ切ってるけど

すると夕空ちゃん達も色々乗ったのか息を切らしてこちらに向かってきた

しかもイチャついてるし

一緒に回りたかったのに

でもまだ観覧車が残ってる！！

そうみんなに言い観覧車の方へと向かった

一緒に回れなかったからせめて

観覧車だけは乗りたい

まっ、て

はは、まじ？

するといきなりマイキーに背中を押された

と、満面の笑みのマイキーと共にドアが閉まった

結局観覧車も一緒に乗れないんだ

別に...

あれ、さっきから私“別に”しか言ってない

千冬は悲しそうに言ってきた

そうだね

これは、

辛いな

少しの沈黙の後千冬が口を開いた

と、少し顔を赤らめて言ってきた千冬

確かに他の人を好きになるのもいいかもしれない

だけど

もっと深い

逆に他の人を好きになれたならもっと早くからマイキーの傍を離れている

千冬は少し悲しそうな顔でそう言った

ごめん

きっと千冬は私のことを好きなのだろう

私は鈍感ではないから分かる

でも私は千冬の愛に応えることはできない

マイキー達と遊園地に行ってから1週間がすぎた

結局マイキーは夕空ちゃんに付きっきり

遊園地に誘ったのはただの無駄だった

と、ドラケンがいつものように私を哀れむ

そう言って微笑むドラケン

＿＿、

きっとその日は来ないと思うよ

昼休み、今日はなんだかマイキーに会う気が無くてひとけのないところで過ごそうと思い足を運んだ

すると少し奥から人の声がした

珍しいな、そう思いながらもなんだか揉めているようなので少し影に隠れた

どうやらよくある女子の妬み、と言うやつか

3対1という卑怯な事をしている

どうやらその妬みの原因はマイキーらしい

ドンっ

夕空ちゃんは優しい性格なためこんな奴らにも強く言えない

そろそろムカついてきたのでモブ女達の元へと近寄った