ピピッピピッ
翔太
ん…
翔太
眠い…
翔太
今何時…?
翔太
やべっ…
翔太
えっ…9時…
急がないと
他の人より準備多いんだから
黒いカラコン付けて
日焼け止め塗って…と
翔太
行ってきます
誰もいないけど
一応あいさつはして行く
照
おっ翔太おはよう
翔太
おはよう
亮平
翔太今日は午後から
亮平
雨だってよ
翔太
マジ?
翔太
よっしゃ!
亮平
でも一応紫外線は降ってきてるから
亮平
ちゃんと注意してね?
翔太
おう
翔太
わかってるよ
俺は簡単に言うと
アルビノ
体の色素が薄くて
紫外線とかに弱くて ちょっと大変
これは生まれつき
もう一つ
みんなには黙っている病気がある
それは
思月瞳病だということ
感情が瞳に反映されて
思ったことが すぐにわかってしまう
そのせいで
空気を読まないといけないところ
気を遣わなければ ならないところでは
本心がバレてしまうから
大体の人からは嫌悪されてきた
一番きつかったのは
両親から距離を取られていたこと
かな…(笑)
一応俺も人間だから
それは流石にきつかった
だから小学校に入ったときから
俺はカラコンを付けてた
でも
一人だけ
一人だけ俺の全てを さらけ出せる人がいた
涼太
おはよう
翔太
りょ、舘様おはよう
亮平
ゆり組ぃぃ…
大介
阿部ちゃん…(笑)
宮舘涼太
俺の幼なじみ
昔カラコンを付けるのを忘れて
涼太に会ったことがあった
その時涼太は
何も言わずに 俺を受け入れてくれた
俺はその時から 涼太に恋心を抱いていた
涼太
翔太
翔太
なに?
涼太
今日は目痛くない?
翔太
うん大丈夫
翔太
ありがと
大介
なんかいつも舘様って
大介
翔太に目のこと聞いてるよね
翔太
あ…それは…
涼太
あぁ翔太
涼太
目が日光にちょっと弱くて
涼太
よく日焼けして痛くなるんだよね
涼太
だからUVカットのコンタクト付けてんの
大介
え!
大介
目って日焼けすんの!?
亮平
するよ
亮平
ときどき目が赤くなんじゃん?
大介
俺もなる
大介
なんか沁みる感じ
亮平
そう。
亮平
それのことなの
大介
そうなんだ〜
ラウ
何の話してんの?
大介
ラウ!知ってたか!
ラウ
な、なにが…?
大介
目って日焼けすんだぞ!
ラウ
え?(笑)
ラウ
常識っしょ?(笑)
大介
え…
亮平
佐久間どんまい(笑)
大介
う、嘘だ…
大介
康二は絶対知らないもん
亮平
はいはい(笑)
涼太
笑笑
翔太
笑笑
大介
あっ康二〜!
涼太
翔太
翔太
ん?
涼太
今日家行っていい?
翔太
うんいいよ
涼太
何時だったらいい?
翔太
別にいつでも
翔太
てか一緒に帰るでしょ?
涼太
っ…うんそうだな
涼太
じゃぁそうする