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青薔薇
その名前を口にするだけで、少しだけ呼吸が楽になる。
青薔薇
わかっている。
あいつは絶対に死なない。
どんな状況になっても、生き残る。
昔からそう言うやつだ。
青薔薇
すぐ忘れるくせ、自分だけ生き残る。
青薔薇
1人で笑う。
でも、全く楽しくも嬉しくもない。
青薔薇
1人静かな部屋で、誰もいない虚空の空間に話しかける。
青薔薇
あの日の雨の匂い。路地裏の薄暗い景色。
あの時お前がくれた、きっと何の変哲のない言葉。
青薔薇
ふっと、鼻から息が漏れる。
青薔薇
青薔薇
拳をギュッと握り締める
青薔薇
青薔薇
青薔薇
声が段々と震えてくる。
青薔薇
そこで、言葉が詰まった。
しばらく沈黙して、小さく吐き出す。
青薔薇
青薔薇
俺はゆっくりと立ち上がり、
青薔薇
青薔薇
青薔薇
机の上に置いてある青い薔薇を手に取る。
青薔薇
青薔薇
青薔薇
そう言って青薔薇を見つめる彼の目は
狂気と、執着と、愛で満ちていた。
青薔薇