主
おかえりなさい…。

ハウレス
ただいま戻りました。

フェネス
ハウレス。ボスキは…?

ハウレス
頭を冷やしてくるそうだ。しばらくしたら戻るから問題ない。

フェネス
そう…。

アモン
それで、俺たちからも話きくんすよね?

ハウレス
あぁ。まぁ、大方はボスキから聞いて理解したが、ボスキが知らない話もありそうな口ぶりをフェネスがしていたからな。主様にもお話を聞くことになりますが、話せそうですか?

主
うん。私が悪いからちゃんと話すよ。

そういい事の経緯をフェネスに話した時と同じようにハウレスに話す。
ハウレス
そうでしたか…///赤裸々なことまで聞いてしまい申し訳ありません///

主
ううん。私が悪いから。

フェネス
〇〇さんは悪くないよ。俺たちが悪いんだから。

アモン
そうっす。〇〇さんは悪くないっす。責めるなら俺を責めてくださいっす!

ハウレス
つまりは、今、主様が仰った内容に違いはないということだな?フェネス、アモン。

フェネス
うん。

アモン
はいっす。

ハウレス
そうか…。まぁ、恋愛のことでどうこう、俺が責めれた立場でもないが。俺も主様が好きだしな。でも、もう少し、ボスキの気持ちも考えるべきだったんじゃないか?
主様もボスキを好いておられる立場として、もう少し身の振り方があったと俺は思います。もちろん、アモンのしたことに関しては主様に非があるとは思いませんが、フェネスのことは違いますよね?

主
……うん。

フェネス
ハウレス。さっきも言ったけど、〇〇さんは悪くないから。〇〇さんを責めるくらいなら俺を責めてよ。元はと言えば、俺があんなこと言わなきゃ、ただ、ボスキが〇〇さんを好きだって〇〇さんと付き合ってるって話だけで終わってたんだから。

ハウレス
さっきも言ったが責めているわけじゃない。事実から基づく結果論を話しているだけだ。

アモン
いや、元を正せば俺が〇〇さんを強引に抱いたのがいけないんす。それがなかったら、フェネスさんだって、〇〇さんを抱いたりしなかったっすよね?

フェネス
う~ん。どうだろう…。俺は元々、〇〇さんが好きだったし、はじめて告白した時、ボスキと付き合ってるのは知らなかったし。でも、知ってからも関係なく気持ちはあったから…////

ハウレス
赤裸々な話はそのくらいにしてくれ///
主様をまっすぐ見れなくなる…///

アモン
実は、あの後、3人で話してたっす。

フェネス
えっ?このタイミングでいうの?!

アモン
今言わなきゃ後悔するっすよ。そう、思わないっすか?〇〇さん。

主
うっうん…////

アモン
はじめ、主様は、ボスキを傷つけるくらいなら別れるって言ったっす。
もう、誰とも付き合わないと。

ハウレス
主様…。俺が言っていいかわかりませんが、ボスキも同じことを言っていました。主様をこれ以上、苦しめるくらいなら自分が身を引くと…。

主
…ボスキ…。

アモン
話は終わりじゃないっす。
それで、俺たちは考えたっす。みんなが幸せになれる方法を。

ハウレス
みんなが幸せになれる方法?

アモン
はいっす。

ハウレス
それは、いったい…。

ボスキ
わりぃ。今、帰った。

主
ボスキ!!

ボスキ
っと。…ぶねぇじゃねぇか。

主
ボスキおかえり。そして、ごめんなさい。

ボスキ
あぁ。俺こそ悪かった。〇〇にきつくあたっちまって。〇〇を守るっていった奴が聞いて呆れるよな。本当にすまなかった。

主
ボスキは悪くないよ!!私が悪い子だったからごめんなさい!

そう、泣き出しそうな顔でボスキを見上げる主にボスキは
ボスキ
いや、もう、怒ってねぇよ。それに、〇〇が誰と付き合おうが、誰と寝ようが関係ねぇ。それでも俺の心はどうしようもなく〇〇が好きで好きでしょうがねぇんだ。だから、〇〇がみんなと付き合いたいなら付き合えばいい。だが、俺との関係もこのまま続けて欲しい。ダメか?

主
ボスキ////

ボスキ
もし、それでいいなら、できたら、返事はキスで返して欲しい。それが、今までの事を水に流す条件だ。ずるいのはわかってるが、他の奴にも見せつけてぇ。〇〇が俺の女でもあるってな。

主
…うん///

そういうと主は少し背伸びして、ボスキの唇にキスをする。
ハウレス
//////

アモン
まさにこういうことっす。

フェネス
////でも、ボスキはそれでいいの?

ボスキ
しょうがねぇだろ。〇〇があちこち見ちまうんなら、むしろ、この方が俺も〇〇も幸せなままでいられるって結果に頭でなっちまったんだからよ///

主
ボスキ…////ありがとう。私の幸せを考えてくれたんだね。

ボスキ
当たり前だ。1番は、〇〇が幸せじゃなきゃ意味ねぇんだ。それに、さっきも言ったろ?俺の幸せのためでもあるんだ。〇〇と別れたらなんて考えただけで何も手につかなくなっちまう。それなら、付き合ったままで、〇〇を苦しめるものを取り除くにはこれしかないってな。

ハウレス
……とんでもない発想に行きついたんだな...ボスキ。

ボスキ
なんとでも言え。ハウレス、お前だって、〇〇が好きなんだろ?なら、お前にだってチャンスがある。そう考えたらどうだ?悪い話じゃないんじゃねぇのか?

ハウレス
まぁ…確かにそうだが…///
さすがに、お前たちがしたようなことを主様にするってのは///ハードルが高すぎる////

ボスキ
無理にしろとは言ってねぇ。むしろ、ハウレス。お前は〇〇に触るな!

ハウレス
なんでだ?!

主
ふふっ。

フェネス
やっと笑ってくれましたね。〇〇さん。

主
あっ。

アモン
ほんとっす。

ボスキ
あぁ。〇〇は笑顔の方が似合ってる。ほんとに泣かせて悪かった。

ハウレス
主様は笑っておられる方が可愛いです///

ボスキ
だが、アモン。お前がしたことは許したわけじゃねぇ。〇〇を脅すなんて、本当なら俺の剣のさびにしてやりたいところだが、それを〇〇は望まねぇから。しねぇ。

アモン
ボスキさんに言われなくてもわかってるっすよ。俺がしたことは最低だって。それでも、〇〇さんを俺に振り向かせたかったっす。

主
ボスキ…アモンを責めないで。アモンは私が好きでしょうがなくて…今のボスキと同じで私が欲しかっただけだから…。それに、私もアモンを拒むことが途中から出来なくなったし…。

ボスキ
わかってる。だから、言ったろ。〇〇を傷つけてまで奪おうとするようなことはもうさせたくないし、されてほしくもない。だから、みんなと付き合っちまえば、そんなことなくなるだろうって。

ハウレス
ボスキ…しかし、その考えには欠点がないか?

ボスキ
ん?

アモン
あっ、ハウレスさんは気づいちゃったっすか。

フェネス
いや、俺もはじめからわかってたよ。俺自身が主様に言ったこともあるから。

ボスキ
なんだよ。欠点って。

ハウレス
みんな付き合うってことは、その中で誰が一番に主様に選んで貰えるかって競争になりやしないか?

ボスキ
あっ。

アモン
本当に気づいてなかったんすね…。

フェネス
みたいだね。

ハウレス
そのようだな。

ボスキ
ちっ。男に二言はねぇ。そう言われても覆す気はねぇよ。〇〇は俺が1番に決まってるからな////

主
…ボスキったら////

ボスキ
違うのか?

主
ちっ違わないけど…////

ボスキ
なら、あとのヤツらで2番でも目指せよ。

アモン
しょうがないっすね。

フェネス
うん。俺も〇〇さんが幸せなら2番でもいいよ。

ハウレス
いや、2番は俺が!

アモン
ハウレスさんは、赤裸々なこと出来るんすか?〇〇さんはかなり淫乱っすけど、相手務まるんっすか?

主
アっアモン!!/////

ハウレス
そっ、それは///

といい主の胸元や足を見てハウレスは顔を赤くし、顔を伏せながら
ハウレス
あっ、主様が望むなら俺だってできる!////

主
ハっハウレス?!/////

ボスキ
だから、ハウレス。お前には〇〇は抱かせねぇって。

ハウレス
だから、なんでだ?!

アモン
ははははっ

フェネス
はははっ

主
ははははっ

ボスキ
くっくっくっ

みんな仲直りして丸く収まる夜。
そんな中、別の部屋では光がついたかと思えば一瞬のうちに消える現象が起きていたが、このことをみんなはまだ知らない…。
次回へ続く。