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薬研藤四郎

ん?大将、呼ばれてないか?

柘榴

呼ばれてるね……こんちゃんに

柘榴

こんちゃ~ん、こっちだよー!

ゆるい感じでこんのすけに手を振れば、ハッとしてこちらに来たこんのすけ。

こんのすけ

主様!やっと見つけました!

柘榴

そんなに騒いで一体どうしたの?

こんのすけ

はい!こんのすけ、政府様に顕現についてご相談したのです!そしたら主様は霊力や神気の回復速度も早く量もえげつないとの事で、例え一億振り同時顕現しようが大丈夫だといわれたのでお知らせに来ました!

薬研藤四郎

(一億振り同時顕現できる。そんな人間いるのか?)

一期一振

(前々から思っておりましたが、主殿は本当にすごいですな)

柘榴

そうなの!?じゃあ、残りの3振りも今日中に顕現出来るってこと!?

こんのすけ

そうなります!

柘榴

ありがとうこんちゃん!

私はこんのすけをぎゅっと強く抱きしめた。

こんのすけ

あ、主様ー!こんのすけが潰れますよ!

柘榴

ごめんごめん、つい。これで残りの粟田口も顕現できるし…本当に良かった!って事で一期、今から部屋に来れる?

一期一振

はい、もちろん

柘榴

ありがとう!じゃあ行こっか!

一期一振

はい。では薬研、弟達のことは任せたよ

薬研藤四郎

あぁ、任せとけ

その後、薬研と別れ私達は審神者へと向かう。すると、一期が声を掛けてきた。

一期一振

まさか、兄弟が揃う日が来るなんて…夢にも思いませんでした

柘榴

そうだよね…、でもみんな無事で良かったよ本当に

一期一振

はい。折られていないのが、何よりも救いですな

安心したような表情をしながら穏やかに笑う一期。きっと相当弟達の心配をしていたんだなぁと思わせるような表情だった。本当、お兄ちゃんの鏡だ……一期…。でも、今は後二人兄弟がいるって政府の人が言ってたような…。まあ今は言わないほうがいいかな。一期と小話をしていれば、あっという間に審神者へと着き中へと入った。

柘榴

この刀なんだけど、どれが弟かわかる?

一期一振

そうですな…きっとこの右の刀だと思います

柘榴

これね!じゃあ今から顕現するよ!

一期に言われた通り、一番右の刀にいつものように顕現するイメージをした。そんな姿を静かに見守ってくれる一期。どこじゃ緊張しているようにも思える。すると、光と共に桜が舞い刀剣男士が出てきた。

俺は、後藤藤四郎だ。今にでっかくなってやるぜ!

柘榴

(可愛いのにかっこいい……)

後藤藤四郎

おっ!大将か?顕現してくれてありがとな!……って、いち兄!

私を見たあとに、隣にいた一期を見れば後藤は嬉しそうに笑みを浮かべた。

一期一振

やぁ、後藤。いらっしゃい

後藤藤四郎

いち兄が居るってことは……チビ達も居るのか?

一期一振

あぁ、もちろんだよ。後藤が来たおかげで、兄弟は全員揃ったんだよ

後藤藤四郎

そうなのか!ここの本丸はすげーなぁ…、大将も可愛いし兄弟は揃ってるし…俺この本丸に来て当たりだったなぁ

後藤はそう言いながらにっと笑った。

柘榴

(ん?今さらっと私のこと可愛いって言わなかった?)

柘榴

後藤、なんて良い子なの……!

私はたまらずに、後藤の頭を撫で回した。 すると、後藤はびっくりしたような顔をしたが恥ずかしそうに私の手を振り払った。残念……

後藤藤四郎

やめろって…、子供じゃないんだからな!

柘榴

後藤が良い子で可愛かったからつい!それに可愛いとか言ってくれたし

後藤藤四郎

…可愛い大将……なんか今になってすげぇ恥ずかしくなってきた…

後藤は自分で言った言葉を思い出せば、頬を赤らめ恥ずかしそうに頬を掻いた。

一期一振

後藤の言う通り、主殿の可愛らしいですからね

柘榴

急に何言いだすの!?

一期一振

事実を述べたまでです。皆さん同じことを思っていると思いますよ?

柘榴

流石に恥ずかしいからやめよう?ね?

一期一振

主殿は案外照れ屋さんなのですな

柘榴

う、うるさい!

顔が熱くなるのが自分でもわかった。そして、それを優しげな目付きで見ている一期だった。なんか悔しい……

後藤藤四郎

あ。なぁ、俺もチビ達に会いたい

一期一振

あぁ、もちろん会わせるよ。皆、今は庭で遊んでいるから後で行こうか

柘榴

え?今行ってきていいよ?

一期一振

でも、残りの顕現は……」

柘榴

私は大丈夫だよ?自衛ぐらいできるし!だから兄弟同士の時間を楽しんできて?

一瞬、一期が困ったような顔をしたがすぐ笑顔に戻り首を縦に振った。

一期一振

ありがとうございます。少し主殿が心配ではありますが……お言葉に甘えて戻らせていただきますね。では、何かあったらいつでも呼んでください

後藤藤四郎

ありがとうな、大将!また話しに来るからな!

そう言い残して、部屋から出ていった2振り。取り残された私は、再び刀に目をやり短刀に手をかけた。

柘榴

残るはこの一振りだけ!早速顕現しよう!

顕現するイメージを再び行う。すると、先程同様に光と同時に桜がふわりと待って刀剣男士が現れた。

ひっく…俺は不動行光。信長公がたいそう愛した逸品なんだ…どぉだ、すごいだろぉ〜

信長って……織田信長!?あの方の愛した一品が……あの、魔王と謳われた信長の、残虐だって言われてたあの…でも、優しくて慈悲深い…あと、ちょっと押しに弱いあの信長の⁉

不動行光

なんだ…?今度の主はあんたなのか?…信長公と違って……、随分と弱そうな奴だな…お前

柘榴

弱そうって…まあ、あの方よりは劣るとは思うけど、私だって結構強いんだからね?

あの人には絶対に勝てない…だって、今にだって語り継がれてるんだもの。

不動行光

ひっく…俺は信長公と蘭丸以外の主と関わったことがないんだ…だからあんたがほぼ初めてってわけ…

柘榴

えっ、そうなの!?

織田信長と蘭丸の次の主が私って……プレッシャーすごいんだけど!!!そういえば不動ってもしかして酔ってる?信長も下戸だったみたいだし…もしかして手に持ってる甘酒で酔ってるの…?

柘榴

ふ、不動……酔ってる…?

不動行光

酔ってない……ひっく

柘榴

甘酒飲んでるじゃん!

不動行光

ん?これは、甘酒であって酒じゃないぞ…

柘榴

見た目によらず飲むんだね……

不動行光

見た目はこうだけど、あんたより云百年生きてるんだからな〜……ひっく

そういえば、人間よりは生きてるんだった……。まあ私よりは年下だろうけど。うん、大丈夫。この子はきっと年下!

柘榴

…お疲れ様です

不動行光

あんたも飲むか?甘酒…

そういって、不動は自分の飲んでいた甘酒を私に差し出してきた。

柘榴

いや、私はいいかな…

不動行光

遠慮することないだろぉ?

甘酒を押し付けてくる不動。私あんま強くないし…記憶が飛ぶこともあるから……。

柘榴

いいってば…ほんと…不動飲みな?ね?

不動行光

ちょっとくらい…いいだろ?

目を細めながらこちらを見てくる不動。私はどうやら断るのが苦手らしい…初めて知った…。

柘榴

はぁ…しかたないなぁ。一口だけね?

私は不動の持ってた甘酒を受け取ればほんの少しだけ口に入れた。不動は私が飲んでる姿をじっと見ている。そんなに見られると飲みずらいな。すると、不動が一声発した。

不動行光

あー、間接キスだ〜…!!

柘榴

っ……!!

不動の言葉に口に含んだ甘酒を吹き出しそうになるが何とか耐えた。

柘榴

ちょっ、不動!!いきなり何を言い出すの!

不動行光

思った事を言っただけだけど〜?

柘榴

ぁ…素直ってゆうか、なんとゆうか……。はい、甘酒返すね

私は甘酒を不動に手渡した。

不動行光

間接キスくらい、いいだろ…減るもんじゃないし。あ、それとも俺がダメ刀だから嫌なのか?

柘榴

ダメ刀?不動が?

不動行光

俺はダメ刀なんだよ…信長公にたいそう愛してもらったのに、何も返してやれなかった…愛された分、何か返したかったのに、何も出来なかったから…

柘榴

信長さんはきっと不動に何か返してほしかったわけじゃないと思うよ?ただ不動のことを気に入って愛した。不動が傍にあっただけで十分嬉しかったんじゃない?だって、宴の席でもよく言ってたじゃん、『不動行光つくも髪、人には五郎座御座候』って宴の席でよく言ってたんだから。まあ個人的な考えだけど!

不動行光

……傍に居るだけで…?

柘榴

うん!私だったら、何かしてもらわなくても、ただ傍に居てくれるだけで嬉しいし!

不動行光

あんたの言った通り……信長は、酒に酔うと膝を叩いて…つくも髪、人には五郎左御座候って歌ってくれてたんだ……

柘榴

よしよし、不動はダメ刀なんかじゃないよ。話を聞いてると、本当に信長さんに愛されてたんだって感じるし…不動も信長さんを愛してるのが伝わる。今は信長さんは居ないけど、きっと不動くんのこと見ててくれてると思うよ

不動行光

……信長に何もできなかった分、今度はあんたに何か返せるようにする…そして、ダメ刀を返上してみせる!

柘榴

ありがとう、不動。じゃあ私も、もっと不動を愛さなきゃね!

不動行光

間接キスもしたしなぁ。……ひっく、あ、これからもよろしくな

柘榴

間接キスはもういいでしょ…!…こちらこそ、よろしくね?

すると、不動は邪魔にならない場所に移動すれば眠そうにあくびをしながら、右肘を立てながら畳に横になった。まさか寝る気!?布団ぐらい用意するのに

柘榴

不動?なんでそこで横になるのかな?

不動行光

んー?何か顕現されてあんたと話してホッとしたから

柘榴

そ、そうなんだ…。あ、でもちょっと付いて来て。部屋割りの件があるから

不動行光

分かった

四天王が突然ブラック本丸の審神者をやることになりました

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