花代瑠と清瑠は、 高2と中1の姉妹。
いつも一緒で仲良し姉妹・・・
ではなかった
妹の清瑠は、 姉という地位を利用して 調子に乗る花代瑠が大嫌いだった
いつもいつも
「私が姉なんだから、私に譲りなさい」
「妹は姉の言うことだけ聞いていればいいのよ」
などなど… 花代瑠から嫌味を 言われ続けてきた
親も姉の味方ばかりして
清瑠の言い分なんか、 誰にも聞いてもらえなかった
ある日
いつものように花代瑠に 嫌味を言われた清瑠は、 自分の部屋へと 戻ってきたところだった
バタン!!!!
乱暴にドアを閉める
清瑠
清瑠
清瑠
清瑠
清瑠
お姉ちゃんがお皿を割ったのにお母さんには「清瑠が割った」って言って私が怒られた……
清瑠
清瑠
清瑠
清瑠
その日から清瑠は、 花代瑠への仕返しの計画を立て始めた
清瑠
花代瑠とのやり取りを想定して、 花代瑠を論破できるよう 考えた。
ある日。
清瑠が自室で宿題をしていると、 ノックもせずに花代瑠が入ってきた。
清瑠
清瑠
花代瑠
花代瑠
花代瑠
あれ誕生日に友達がくれた大事なクリームなのよ!?
清瑠最低!
清瑠
清瑠
清瑠
清瑠
清瑠
花代瑠
清瑠
根拠もないのに妹を疑うなんて…!
清瑠
私はね、いつもいつも姉のあなたの言う事を聞かされてきたの!
清瑠
清瑠
清瑠
花代瑠
花代瑠は、そのまま部屋を出ていった
清瑠
清瑠
よっしゃぁぁ!
清瑠
清瑠
清瑠
清瑠
清瑠
あぁ~、コンビニ行かなきゃ
清瑠
清瑠
耳をすますと、 リビングがとても静かだった
清瑠
清瑠
清瑠
清瑠
花代瑠
死ねぇぇ!!!
清瑠
見ると、
前から
家にある一番切れる包丁を持った 花代瑠が、目を血走らせて走ってきた
グサッッ
清瑠
鈍い音と共に、 清瑠が血を吐いてその場に倒れた
しんと静まり返った、リビング
血まみれの清瑠の傍らに 花代瑠が、ぽつんと立っていた
花代瑠
花代瑠
花代瑠
死ね
って…………
花代瑠
花代瑠
花代瑠