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1車両目

アリス

さっきからなんですかその目は?

エドガー

すまんな、俺かわいい子には目がないんだよ

エドガー

毎回先輩に怒られるが、今は自由だー!!

アリス

キモイ、顔はイケメンなのに中身ド変態ですね…

エドガー

それほどでも

アリス

褒めてません

エドガー

けどな俺、悪い女は苦手なんだよ

アリス

例えばどんな女?

エドガー

そうだねぇ…お前みたいに人を殺そうとしている奴

エドガー

俺も人のこと言えないけど

アリス

どっちもどっちですかそれ…

アリス

(面倒なやつ…ちゃちゃっとやっちゃお)

アリス

〈ウムケールン〉

アリスは指を突き出す、そして渦をまくように指を回す

エドガー

俺に催眠でもかけようとしてるのか…?

アリス

そう思ってればいいわ

アリス

答えはすぐに分かるから

エドガー

っ……!?

車内が突然回転を始めた

エドガー

ちょ……!?

エドガー

くっ…

予想外なことに反応が遅れ、エドガーは回転に巻き込まれる

アリス

私は空間を回転させる能力

アリス

もっとスピードをあげてもいいわよ?

エドガー

待ってやばいこれ目が回るぅ…!

エドガー

がっ……

一緒に回転している椅子がエドガーの腹部に当たる

エドガー

お前はなんで……立っとけるんすか?

アリス

こんな状況でよく話せるわね

アリス

この能力の長よ、立っとけるに決まってるじゃない?

アリス

摩擦ももちろん無効よ

車内に足は着いているが、摩擦の影響はない

エドガー

そう…か…

エドガー

……次は俺の番だな

アリス

なにをするのかな?

アリス

立てない状態でどうやって私に攻撃するのかな?

エドガー

立てなくても俺はなんとかできるんすよね!

エドガー

これでどうだ〈グローム〉!

エドガーは車内に能力を発動させた

アリス

なにを──って

アリス

ぎゃぁあああああああああああ!?

車内に強烈な電流が流れる

アリス

くっ……このぉ!!

エドガー

容赦なく行かせてもらうぜ…

アリス

止めてっ、ぎゃぁああああっ!!

アリス

あああっ──

アリスは電流に耐えきれずその場に倒れた

それにそって車内の回転も収まる

エドガー

あ、少しやりすぎたかいな…

エドガー

それじゃあそのかわいい顔を拝ませていただくね…!

アリスの顔はかわいいではなくブサイクになっていた

エドガー

自業自得だぁ。゚( ゚ ◜ᵕ◝ ゚)゚。

エドガー

まぁいい、とりまあいつは放置して後ろ行ってみるか…

エドガーはとりあえず4車両目を目指すことにした

4車両目

ラルフ

さぁさぁ吹き飛べ〈ゼファストーム〉!

ウッド

〈サラマンダー〉──イグニート

巨大な火炎玉を作り、それを発射する

ラルフ

(っ'ヮ'c)ウゥッヒョオアアァ

ラルフ

危ない危ないっ……ては?

ラルフはウッドの背後に回ってそれを回避する、が

ラルフが立っていた場所は火炎玉によってえぐり取られていた

ウッド

ちっ…避けやがったか

ラルフ

こ、怖ぇwww

ラルフ

さっすが魔導師!やっぱお前は今までの能力者とは違うなぁw

ウッド

そもそもなぜ俺様のことを知ってる?

ラルフ

ん、教えても良いけど教えないw

ウッド

なら吐くまでやるしかないな

ウッド

覚悟しろよ〈サラマンダー〉!

ラルフ

ほほう、もう同じ目にはあわないぜ

ラルフ

それごと吹き飛ばしてやんよっ!〈ゼファストーム〉!

ゴォオオオオ──

ぶぉーっびゅう─

2つの能力がぶつかる──そして

火炎玉は強風によって抹消されてしまい、そのままウッドを襲う

ウッド

くっ──

ラルフ

悪いね、炎は風がすぐに消し去るから

ラルフ

しかもお前の後ろ、さっきお前が消し飛ばしたからなにもないよ

ラルフ

それがどういう意味か、魔導師なら分かるよねぇwww

ラルフ

自業自得乙

すぐ後ろは線路、即ち吹き飛ばされたら列車に置いていかれることになる

ウッド

分かってる!

ウッド

こんなちっぽけで飛ばされねーよ!

ラルフ

くそ……おい〈ゼファストーム〉もっと威力出せよ!

風の威力がさらに増す、小道具とかも一緒に飛ばされてくる

ウッド

くっ…思った以上にやるじゃねぇか…!

ラルフ

タブかよお前!!!

ラルフ

〈ゼファストーム〉威力MAX!

流石のウッドでも前かがみになり、腕で顔を覆う

ウッド

ぐっ……キツい

ラルフ

流石にかw

ラルフ

あ、こうしよw

ウッド

なんだっ……

強風の中ラルフはウッドに近づき、そのまま突き飛ばした

ウッド

なっ──

ラルフ

初めからこうすれば良かったんだw

ラルフ

꒰ঌ( ˆ꒳ˆ )໒꒱グッバイ

ウッドはそのまま線路に放り出される

はずだった

ウッド

(つ`・ω・´)っガシッ

ウッド

これがあって助かった!

ラルフ

なにっ!?

ウッドは放り出される直前、近くにあった手すりに間一髪掴んだ

ラルフ

だがそれも長くはもたねぇだろw

ウッド

あぁ、俺様の体力的にもずっとは無理だな

ウッド

だからここで終わらせる!

ラルフ

ほぇえ?

ウッド

風には風で対抗してやる!

ウッド

〈シルフ〉!!

ウッドは手すりを持ったまま片手を突き出す

ラルフ

あはははははは──ようやく出たか〈シルフ〉!

ラルフ

ラルフとどっちが強いか比べようでは──は?

ウッド

そんなの必要ねぇ

先程吹いていた風が吹き返しラルフに襲いかかる

ラルフ

ぐっ…なんでだ!?

ラルフ

これはラルフの能力のはずっ…

ウッド

お前のは風を"起こす"能力

ウッド

しかしだな、俺様の〈シルフ〉は風を"導く"能力

ラルフ

つまりラルフの風も操れるということかっ…!

ウッド

その通り、全ての風が俺様に味方するんだよっ!

ウッド

今のうちにこっちに移動しとこ…

立場は逆転する

ラルフ

くっそ──がっ

ウッド

ふぅ…と言えど俺様も危なかったからな

ラルフ

っおい……!

ラルフ

あ────

ウッド

あーあ終わったな

ラルフ

うぎゃぁぁぁぁああああ!?

逆にラルフが線路に放り出された

ウッド

いつの間にか周りも静かになってる…

ウッド

心配だし行ってみるか…

ウッドはとりあえず1車両目を目指すことにした

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