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ちょっと通り魔56しに行ってきます☆
ぬし!!!(たんたん
ぬし!!!(たんたん
ぬし!!!(たんたん
ぬし!!!(たんたん
ぬし!!!(たんたん
ぬし!!!(たんたん
ぬし!!!(たんたん
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デートの帰り道。
薄暗い夜の道。
雰囲気良さげな
その道を
心臓を高ぶらせながら
手を繋ぎ歩いた
侑
北
侑
北
侑
北
侑
北
何て平和で
美しくて
尊いのだろう
この幸せは
いつまでも
いつまでも
続くもんだと
勝手な期待を
積みすぎたようだ。
北
侑
北
侑
侑
そこには
ナイフを持ち
痩せ細った
奇妙な人が一人
じっと此方を見ていた。
侑
北
侑
二人は駆け出した
暗さ
怖さで
冷静な判断など出来なかった
その判断が
一番危険だなんて
考えもしなかった。
通り魔
侑
北
このバケモノは
体力もあった
現バレー部男子高校生の
体力よりかはるかに上で
此方も負けじと
気力と恐怖を糧に
走り続けた。
"ここまで来れば"
この油断が命取りになるとも知らず。
侑
北
あれ
木が
動いとる
北さ、
逃げて
侑
北
瞬きをする
約0.3秒
その間
たったの
その時間で
背中を刺された俺の恋人
真っ赤で綺麗な
その液体の正体をまだ俺は認めない
男は逃げた
追いかける気も沸かなかった
侑
もう恋人は息をしない
温もりを感じられないその頬
生気を失ったその目
その恋人だった亡骸を大切そうに抱え
無心で海に向かった
もう何の感情も無い
憎みも
恨みも
怒りも
悲しみも
ただ釈然と
恋人の死を受け入れるのみ。
ついた頃には早朝で
恋人は冷たくなっていた。
侑
ここは初デートの場所
"死ぬなら此処が良い。"
と独り言のように言っていたのを
思い出したのだ。
少しずつ、
思い出に浸りながら
海に入って行く。
はじめて手を繋いだあの日
はじめてキスしたあの日
はじめて体を重ねたあの日。
全て尊く、儚い日々。
侑
侑
胸まで水が浸かる。
恋人の
冷たく
まだほんのり柔らかいその唇に
一つキスをして。
侑
侑
ちゃぷん。
恋人の小さな感謝が
聞こえた気がした。
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ぬし!!!(たんたん
ぬし!!!(たんたん
ぬし!!!(たんたん
ぬし!!!(たんたん
ぬし!!!(たんたん