テラーノベル
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場所:防衛隊立川基地・中庭(激戦区)
時間:未明
怪獣8号
ドゴォォォン!!
怪獣10号(巨大化)
怪獣8号が怪獣10号の攻撃を弾き飛ばす。 その背中を見て、保科副隊長は呆然と呟いた。
保科宗四郎(全開)
怪獣8号
怪獣10号(巨大化)
怪獣8号
怪獣8号
カフカが咆哮と共に突進する。
その動きは、ベジータとの特訓で叩き込まれた「無駄のない体術」だった
足運び、腰の回転、拳の突き出し方。 全て巨大化した10号よりも上だった
場所:基地近辺
ベジータ
キコル
キコルが泣きそうな顔で状況を見つめる
ベジータ
ベジータ
ベジータ
キコル
場所:戦場
怪獣10号(巨大化)
追い詰められた10号が、最後の手段を使う
空中には余獣が集まって出来た巨大な余獣爆弾が出来ていた…
小此木このみ
怪獣8号
カフカは退かない。 全力を拳に込める。
怪獣8号
その時。
遥か後方から、冷徹な声が響いた。
ミナ
ズドンッ!!
ミナのケラウノスの巨大な砲撃音
砲撃が正確無比に10号の核を貫く
怪獣10号(巨大化)
ドォォォォォン……
10号が力が抜けたかのように倒れる
イハル
ハルイチ
保科宗四郎(全開)
怪獣8号
神楽木葵
打つ手なし、万事休すかと思われたその時
ベジータ
レノ
ベジータ
レノ
ベジータ
怪獣8号
ベジータ
ベジータ
ベジータ(超サイヤ人)
ベジータが超サイヤ人に変身して、空中へ瞬時に移動
バシュッ!!
場所︰空中
ベジータ(超サイヤ人)
ベジータが両手を前方に構え、黄色のエネルギーが手に収束する
バチバチ…バチバチ…バチバチィ
ベジータ(超サイヤ人)
極太の黄色の光線が爆弾に直撃する
ドガァァァァァン!
余獣爆弾が粉々に砕け散る
ベジータ(超サイヤ人)
ベジータが爆弾を粉々に粉砕して戦いは終結した
場所︰立川基地・広場
レノ
レノ
カフカは変身を解く余力もなく、怪獣8号のまま立っていた
怪獣8号
そして、ゆっくりと振り返る。
そこには―― 数十人の隊員たちが、銃口をカフカに向けていた。
ミナ
ミナは無言で銃口を向けている。その手は、わずかに震えているように見えた。
怪獣8号
カフカの変身が解け、人間の顔が露わになる。ボロボロの体。
保科宗四郎(全開)
レノ
イハル
キコル
殺伐とした空気が静かに流れゆく
絶望的な静寂
カツーン…カツーン……
その静寂を破り、場違いな足音が近づいてくる。
ベジータ
銃を構える隊員たちの間を、押しのけて入ってくるベジータ
隊員たち「ベ、ベジータ隊員!? 下がってください! そいつは怪獣です!」
ベジータ
ベジータはカフカの前に立ち、ミナの銃口の前に立ちはだかる。
ミナ
ベジータ
ベジータ
ミナ
ベジータ
保科宗四郎(全開)
ベジータ
ベジータ
カフカ
ベジータ
ベジータ
ベジータはカフカを煽る。
「戦え」…「逃げろ」と…
だが、カフカは首を横に振った。
カフカ
カフカはみんなを振り返って、静かに手錠をかけられる
カフカ
カフカ
ベジータ
ベジータは鼻を鳴らす
ベジータ
ベジータ
ミナ
カフカ
静かに連行されてゆくカフカを、第3部隊の仲間たちは静かに、複雑な表情で見送る
ベジータ
保科宗四郎(全開)
ベジータ
ベジータ
保科宗四郎(全開)
つづく
ベジータ
ベジータ
ベジータ
ベジータ
ベジータ
ベジータ
ベジータ
ベジータ
ベジータ