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番号順に殺される。

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番号順に殺される。

1 - 番号順に殺される。

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2020年10月24日

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45番

やめて…やめて…来ないで…来ないで…!

???

ヴヴヴヴあ''あ''あ''

45番

きゃぁぁああああ!!!

グシャッ…………

グシャッという音と、 ポタポタとたれる血の音…

あゆ

ひぃっ…!!!

あゆ

なんなのこの部屋……………

私は気づくと、この白い 窓ひとつない部屋に居た。

ここに居る多くの人間達には、 みんな背中に番号が書いてある。

私の番号は78番……

きっと…さっきから血をたらす人達を 見ていると、きっと…

46番

うわぁ…!!

???

ヴヴヴぁぁぁぁ…

46番

やめろぉぉぉおお!!!

グシャッ…

あゆ

ま…まただ…。

あゆ

45番が殺された次は
46番が殺された……。

この部屋は…………。 背中の番号順に殺されていくんだ…。

あゆ

46番が殺された…
次は…47番………

あゆ

(きっと…この部屋に生き残っている
人達は…この部屋のシステムを
知っている…)

あゆ

(だからみんな怯えてる…。)

あゆ

(47番の人…どこだ…)

47番

はぁ………次は…次は絶対私だ……

あゆ

(あっ!!47番…!)

???

ヴヴヴ……

あゆ

ひぃっ…!!

あゆ

(多分47番を探してるんだよね……)

???

ヴヴヴ…

???

みぃつけたぁ…

あゆ

(あっ、やばい!47番が見つかった!)

47番

ひぃっ!

47番

やめてぇ!やめてぇぇぇえ!!

???

ヴヴヴ…!!!

???

あ''あ''あ''!!!

47番

きゃぁぁぁぁぁあ!!!

グシャッ…

あゆ

ひぃっ…!!

もう私は、人間の血を見すぎて 精神がおかしくなりかけていた…。

ゆい【48番】

ねぇあなた。

あゆ

えっ…と…

あゆ

私ですか…?

ゆい【48番】

あなた以外誰がいるのよ笑

あゆ

あはは……

ゆい【48番】

あなた…この部屋のシステム
知ってるわよね。

あゆ

え…あ…はい…。

ゆい【48番】

怖いわよね…。
窓ひとつない部屋で…
こんな大勢の人間の血…。

ゆい【48番】

もうおかしくなりそー笑

あゆ

えっ、あなた…

あゆ

48番…

ゆい【48番】

あ…えっと…

あゆ

…………

ゆい【48番】

でもね…次殺されるのは私だけど、
私…親も友達もいないんだよね…

あゆ

えっ…そんな…

ゆい【48番】

だから…最後に友達を作りたくて笑

あゆ

そう…なんですね…

???

ヴヴヴ………

ゆい【48番】

あっ…やべっ…来ちった…

あゆ

う、嘘っ……

ゆい【48番】

私の名前はゆい。
私が死んでも、忘れないでね笑
こんな短い会話の中でも、
私はあなたを忘れない。

あゆ

えっと、私はあゆですっ……!!!
絶対絶対…!ゆいの事忘れない…!!

ゆい【48番】

ありがとう…私の…
最初で最後の友達になってくれる…?

あゆ

はいっ…!!当たり前です…っ!

ゆい【48番】

ありがとう…
そろそろ見つかる頃かなぁ…。

ゆい【48番】

最初で最後の友達のあゆ…。
大好きだよ………。

あゆ

っ…………!!

ゆい【48番】

変だよね…
会って5分も経ってないのに…
大好きだなんて………。

あゆ

ううん……っ!!
全然…変なんかじゃ…

???

ヴヴヴ…!!

???

48番…みぃつけたぁ…

ゆい【48番】

これが最後の会話だね。
あゆ…。

ゆい【48番】

だいすk…………

あゆ

っ………!!

グシャッ……

大好きと言おうとしたのだろうか… 大好きの「き」が最後まで 言えていなかった…。

あゆ

いやぁ…いやぁぁぁぁっ!!!

あゆ

ゆぅぅぅいぃぃいいいっ!!!!

私はゆいを目の前で殺され、 目が飛び出るのではないかというほど 目を見開いていた。

その後も…49…50…と 次々と人が殺されていく。

50番の人が殺されると、 謎の放送が流れてきた。

放送

今日1日で50人が殺されました。
この部屋のシステムを理解したものは
手をあげてください。

あゆ

えっ、なにこれ…

あゆ

とりあえず…理解はしているし…
何されるか分からないけど……

私は、何故か手をあげなければ、 殺されると思っていた。

私は静かに手をあげた。

放送

100人中手をあげたのが82人。

放送

手をあげなかったのが18人。

放送

この部屋のシステムを
大体の人が理解しているようですね。

放送

それでは、手をあげたものには
死亡番号スマホが渡されます。

あゆ

死亡番号スマホ………

放送

これで今日1日の放送を終わります。

そういって、放送は切れた。

あゆ

あっ、これかな、死亡番号スマホ…

あゆ

電源つけてみよ…

私は死亡番号スマホの電源をつけた。

あゆ

あっ、ついた。

電源ボタンらしきとこを押すと 電源がついた。

ようこそ。 死亡番号スマホへ。

あゆ

なにこれ…

名前を入力してください。

あゆ

えっと…名前は……
あゆ……っと

あゆ ですね。

かしこまりました。あゆ様。

あゆ

わぁっ、通知までくるんだ…
なんかこわっ……

この死亡番号スマホでは、 この部屋のシステムや、 あなたが殺される時間まで。 様々なことをお知らせいたします。

人間界でいう、Siriというやつと 思っていただければと思います。

あゆ

Siri…

あゆ

ちょっと笑いそーになっちった

今更だが、私はこういうのには とても弱いのだ。 私は昔からツボが深く、 笑うと止まらないのだ。

あゆ

笑ったら何されるか分からないし
我慢しておかなきゃ……

あゆ 様。 何か質問等はございますか。

あゆ

質問…か。
特にないかなぁ…

質問等を入力してください。

あゆ

んー…特にないけどー…
とりま何か書いて見みよ…

私が死ぬときの時間を教えて

あゆ

決定っと…

質問ありがとうございます。 あゆ 様が死亡する時間は 7月24日午前4時44分です。

あゆ

……本当に答えてくれるんだ…

このスマホの上ら辺には、 7月23日 午後2時18分と書いてある。

あゆ

死ぬまで時間はまだある……
でも…以外とすぐ死ぬんだろうな。

私はもう質問することもないので 電源を切ることにした。

あゆ

てゆーか。
さっきから全然お腹も空かないし、
眠くもならないし、
トイレにも行きたくならない……。

あゆ

一体どうなってるの……

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