45番
???
45番
グシャッ…………
グシャッという音と、 ポタポタとたれる血の音…
あゆ
あゆ
私は気づくと、この白い 窓ひとつない部屋に居た。
ここに居る多くの人間達には、 みんな背中に番号が書いてある。
私の番号は78番……
きっと…さっきから血をたらす人達を 見ていると、きっと…
46番
???
46番
グシャッ…
あゆ
あゆ
この部屋は…………。 背中の番号順に殺されていくんだ…。
あゆ
あゆ
あゆ
あゆ
47番
あゆ
???
あゆ
あゆ
???
???
あゆ
47番
47番
???
???
47番
グシャッ…
あゆ
もう私は、人間の血を見すぎて 精神がおかしくなりかけていた…。
ゆい【48番】
あゆ
あゆ
ゆい【48番】
あゆ
ゆい【48番】
あゆ
ゆい【48番】
ゆい【48番】
あゆ
あゆ
ゆい【48番】
あゆ
ゆい【48番】
あゆ
ゆい【48番】
あゆ
???
ゆい【48番】
あゆ
ゆい【48番】
あゆ
ゆい【48番】
あゆ
ゆい【48番】
ゆい【48番】
あゆ
ゆい【48番】
あゆ
???
???
ゆい【48番】
ゆい【48番】
あゆ
グシャッ……
大好きと言おうとしたのだろうか… 大好きの「き」が最後まで 言えていなかった…。
あゆ
あゆ
私はゆいを目の前で殺され、 目が飛び出るのではないかというほど 目を見開いていた。
その後も…49…50…と 次々と人が殺されていく。
50番の人が殺されると、 謎の放送が流れてきた。
放送
あゆ
あゆ
私は、何故か手をあげなければ、 殺されると思っていた。
私は静かに手をあげた。
放送
放送
放送
放送
あゆ
放送
そういって、放送は切れた。
あゆ
あゆ
私は死亡番号スマホの電源をつけた。
あゆ
電源ボタンらしきとこを押すと 電源がついた。
ようこそ。 死亡番号スマホへ。
あゆ
名前を入力してください。
あゆ
あゆ ですね。
かしこまりました。あゆ様。
あゆ
この死亡番号スマホでは、 この部屋のシステムや、 あなたが殺される時間まで。 様々なことをお知らせいたします。
人間界でいう、Siriというやつと 思っていただければと思います。
あゆ
あゆ
今更だが、私はこういうのには とても弱いのだ。 私は昔からツボが深く、 笑うと止まらないのだ。
あゆ
あゆ 様。 何か質問等はございますか。
あゆ
質問等を入力してください。
あゆ
私が死ぬときの時間を教えて
あゆ
質問ありがとうございます。 あゆ 様が死亡する時間は 7月24日午前4時44分です。
あゆ
このスマホの上ら辺には、 7月23日 午後2時18分と書いてある。
あゆ
私はもう質問することもないので 電源を切ることにした。
あゆ
あゆ
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