夜23:6
夏帆
雪菜ー!
雪菜
ん?
夏帆
あっ!起きてたんだー
雪菜
うん。
雪菜
なんか眠れなくて笑笑
夏帆
私もー。
雪菜
なんか話そ!
夏帆
いいよー
夏帆
あ!
雪菜
ん?何何?
夏帆
知ってるこの噂
夏帆
女神様って言う
雪菜
何それ、全然知らない
夏帆
ある村に村一番の美人がいてね、
夏帆
で、名前もその名の通り女神って言うの
夏帆
だから村の人は女神様って言うの
夏帆
でもその女神様はいつもお気に入りのくまの人形を持つの必ず
雪菜
え?!大人なのに?!
夏帆
いつもモテモテで必ず1週間に1回告られるくらい?かな
雪菜
え?やば!
夏帆
でもある日女神様の家が大火事になって一家全員死んじゃって、
夏帆
女神様は燃えたところの近くに居たから女神様の自慢の顔と髪の毛そして手を失って亡くなってしまったの。
夏帆
女神様が亡くなってからその村の様子が変で
雪菜
どうなったの?!
夏帆
夜になると女の人、女の子全員居なくなるの
雪菜
嘘でしょ?!こわ!
夏帆
で、朝には入るんだけど
夏帆
それが
夏帆
女の人女の子の顔が
夏帆
グチャグチャで
夏帆
血だらけなの
雪菜
気持ち悪い!
夏帆
それを見た男の人、男の子全員村を捨てて逃げるの、
夏帆
それから毎日のように夜の23:23になったら
夏帆
村中に響きわたる笑い声が聞こえるの
雪菜
なんで23:23なの?
夏帆
ゾロ目?か女神様が死んだ時間だって
夏帆
それでこの話をした夜女神様が会いに来るらしい。
雪菜
え?
夏帆
ん?
雪菜
待って今何時?
夏帆
いま23:21だけど?
夏帆
あ、
雪菜
どうしよう、
夏帆
大丈夫、私がいる、
雪菜
対処法とかないの?!
夏帆
んー。あ、1つある
雪菜
何?!
夏帆
でも、
雪菜
いいから!
夏帆
自分の髪の毛と顔を上げるの、あと腕も、
夏帆
でも女神さまが気に入ったら代わりに美しい顔、髪の毛、腕をくれるの
雪菜
いいかも!やる!
夏帆
だめ!待って!
雪菜
ん?!
夏帆
でも、もし気に入ってくれなかったら
夏帆
すべて返す代わりに、
夏帆
グチャグチャにしてはめるの、
雪菜
でも!助かるならいい!あとは何とかすればいい!
夏帆
ダメなの!
夏帆
そんな方法じゃ、不幸になる!
雪菜
やだ!
雪菜
あ、
雪菜
来た
夏帆
やめて!嘘でしょ?
雪菜
私の顔がァァァ!
雪菜
って言ってる
雪菜
渡してあげようかな、
雪菜
せっかくの綺麗な顔が可哀想に、
雪菜
今行くね
夏帆
ちょっと!
夏帆
雪菜!だめ!開けないで!
夏帆
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不在着信
夏帆
ちょっと!出てよ!雪菜ー!
雪菜
あれ?笑ってる
夏帆
雪菜?
雪菜
私を見て笑ってる
夏帆
もしかして渡したの…?
雪菜
顔が痛い、なんか、
雪菜
変。
雪菜
あれ?笑笑
雪菜
私の目が顎のところにあって鼻が礫れてる、
雪菜
うわ……
雪菜
グチャグチャだ