空

なぜだろう

気分が良いときは空が曇る

まるで僕の心の反対を写しているようだ

晴れてくれないかな、、、、

次の日僕は片想いしてた人にフラれた

なのに空は晴れていてぼくを馬鹿にしているようだ

こんな日は雨が降ってほしかった

春、また好きな人ができた

わくわくしてるのに桜は僕を見てゲラゲラ笑っている

夏、僕はあの人に告白しようとする

できるかな、、、？

その日は雨が降っていて僕を雨で濡らした

どうせ失敗するでしょって言うように

秋、告白しようとして季節が変わってしまった

僕はこんなに憂鬱なのに空は澄みわたるほどの快晴だ

少し寒くなってきた

冬、雪の中、告白明日してみようかなと友達に連絡する

応援をしてもらって気分は最高だ

、、、、なのに雪はしんしん降り続けぼくを白い世界に飲み込んだ

放課後二人きりの教室で告白をしようとする

、、、、、

空は曇っている

君は僕の口に手を置いて『待って。』って言ってきた

ﾌﾞﾜｧ

さっきまで曇っていた空がきれいに晴れる

いつも僕の気持ちと反対の天気になるくせに今日は僕の気持ちと同じだ

空は、おめでとうとかやっとかとか言ってる気がした

その日の空は僕とないちゃんの色で染まっていた

風が強く吹く

、、、、ﾋｭｰﾋｭｰとかお熱いねぇとか言われてる気がしたから僕は

って自慢してやった

僕は空が嫌いだ。でも、今日くらいは許してやってもいいかな