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ゆみか
(あ…外に出ておくの忘れてた…！)
キョウコ
ﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌﾌｯ
キョウコ
出てこないと開けちゃうよ
ゆみか
こうなったら…！(小声
ゆみかは勢いよくクローゼットを開き.２階へ逃げ込み.鍵をかけた
ゆみか
はっはっはぁっ…
ゆみか
これからどうしよ…！！
ゆみかは部屋の中を歩き回り.スマホのメールアプリを開いた
ゆみか
そうだ…
ゆみかは優子にメールを送った
ゆみか「ねえ！助けて！外に出るの忘れてたの！どうすればいいの？」
だが.ずっと待っていても.返事は来ない
ゆみか
なんで…！？
ゆみか
だったら他に怖いの好きな子いたよね…
ゆみかはもう一人のホラー好きに電話をかけた
カナ
…もしもし？
ゆみか
カナったすけておねがい！アイツがくるっ！！
カナ
アイツ…？とりあえず今の状況を説明してくれる？
ゆみか
う うん…
数分後
カナ
そう…
ゆみか
で.どうすれば！？
カナ
その前に一つ聞きたいんだけど.ゆみかって.スマホに勝手にキョウコの連絡先を送られてたのよね？
ゆみか
うん
カナ
実はキョウコはね.人から人へ移っていくの
ゆみか
え？
カナ
ゆみかは.その日当日.花畑に行ったんでしょ？
ゆみか
うん。
カナ
そこに誰か知ってる子はいなかった？
ゆみか
えっと…うーん.
ゆみか
あ.優子…
カナ
そいつだよ！
ゆみか
えっもしかして…
カナ
そう。そいつがゆみかのスマホに…！
ゆみか
へ…？
カナ
で.私さっき人から人へ移っていくって言ったでしょ？
ゆみか
うん
カナ
それはスマホのメールアプリでしか出来ないの
カナ
一番はじめは誰かのスマホにキョウコが自分の連絡先を登録して.「キョウコです。よろしくね（＾ν＾）」って送られるの
ゆみか
私.そんなの送られてなかった…
カナ
そう。つまり.自分が助かる方法を調べて.ゆみかへ…
ゆみか
そんな…
カナ
しかも.それは１回しかできないの
ゆみか
どういう事？
カナ
まずキョウコが誰かのメールアプリに自分の連絡先を登録する。
カナ
その被害者が優子だった。
カナ
だから優子はキョウコのことについて調べ.自分の命が危ないことに気づき.ゆみかへ。
カナ
これで１回乗り移ったでしょ？
ゆみか
うん…
カナ
この乗り移りは１回しかできないの。
ゆみか
そういう事…
ゆみか
優子…最っ低…！！っていうか.じゃあ私…
カナ
そうなの
カナ
私にはどうする事も出来ないの
カナ
でも…キョウコにやってほしいことを聞けばいと思う
ゆみか
えっそんなことできないよ！！
カナ
大じょ…ぶ…がん………って
ゆみか
えっカナ？カナ！！
カナ
んで…っめだ…しん…る…っ！
ブツっﾂｰﾂｰﾂｰ
ゆみか
切れ…た
ガチャッガチャガチャ
ゆみか
きゃああっ！！
キョウコ
出ておいで
ゆみか
や…やぁ…来ないでっ…！
「…でも.キョウコにやってほしいことを聞けばいいと思う」
ゆみか
あっ…
ゆみか
聞こう…大丈夫…大丈夫。
ゆみか
キョウコっ
キョウコ
出てこないと開けちゃうよ
ゆみか
わ私にししてほしい事とかある…？
キョウコ
………。
ゆみか
何でもいいのっ
キョウコ
友達。
ゆみか
えっ？
キョウコ
友達がほしい…
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