それから 俺と翔太はよく会うようになった もちろん父にバレないように
翔太
ごめんお待たせ!
蓮
大丈夫だよ
俺も今来た所だから
じゃあ行こっか
俺も今来た所だから
じゃあ行こっか
俺達は色んな店に入った
翔太
ねぇ、蓮 あの店行きたい!
蓮
分かった分かった笑
蓮
(本当に可愛いな…笑)
気がつけば 翔太の事ばかり考えるようになった
翔太
あ、蓮 時間大丈夫?
お父さんに怒られない?
お父さんに怒られない?
蓮
大丈夫大丈夫
ほら、次あの店で何か食べようよ
ほら、次あの店で何か食べようよ
翔太と少しでも長く一緒に居たい 父の事などどうでもいいと言えば嘘だ だが 俺にとって 翔太との時間は大切なものだった
翔太
うわっ 美味そう…!
目の前にあんみつが置かれた 翔太は輝かしい目で俺を見た 無意識に頬が緩む
翔太
いただきます!
…うわっ美味!?
…うわっ美味!?
蓮
ふふっ笑 良かった
翔太
蓮も早く食べなよ
じゃないと俺食べるよ?
じゃないと俺食べるよ?
蓮
え、それはダメ!笑
翔太は俺のあんみつを見つめていた
蓮
欲しい?笑
遠慮がちにコクっと頷いた
蓮
はい、翔太 あーん
翔太は恥ずかしそうに頬張った 凄く嬉しそうにしていて 見ているこっちまで嬉しくなる
蓮
ご馳走様でした
翔太
ご馳走様でした
蓮
ねぇ、翔太 時間大丈夫?
翔太
え…うん
大丈夫だけど…?
大丈夫だけど…?
蓮
星見に行かない?
翔太
星!?見る!
蓮
ははっ笑
じゃあ今から行こうか
じゃあ今から行こうか
翔太
やった!
蓮は星好きなの?
蓮は星好きなの?
蓮
うん
星見るの好きなんだよね
星見るの好きなんだよね
蓮
まだ誰にも言ってない
秘密の場所に連れて行ってあげる
秘密の場所に連れて行ってあげる
俺は翔太の手を引いて 星が見える場所へと向かった