大飛
優太
大飛の手を握りながら優太も うとうとしていたようで、 声が聞こえて目が覚めた
大飛
優太
大飛
大飛
優太
大飛
優太
大飛
優太
優(この人…) (人の心掴むの上手すぎる…)
大飛と少し距離をあけて なるべく触れ合わないように ベッドに横になる優太
大飛
優太
大飛
大飛は天井を見つめながら呟くように話す
優太
優太
大飛
大飛
大飛
優太
優太
天井を見つめる大飛の横顔を見ながら 優太はそう言い切った
大飛
大飛
大飛
優太
大飛
優太
大飛
大飛
大飛
そう言って優太に向き直る大飛
優太
真っ直ぐ見つめ合うと 触れたい欲求が湧き上がる
大飛
大飛
優太
奥歯を噛みしめて首を横に振る優太
大飛
大飛
大飛
優太
大飛
大飛
優太
優太
優太
優(嘘だ…) (ほんとはもっと近づきたい…) (触れたい…手に入れたい…)
大飛
大飛
布団を掴んで身を包み 甘えるように優太に擦り寄る大飛
優太
大飛
大飛
大飛
ゆらゆらと揺れる光の無い瞳が 真っ直ぐに優太を捉える
大飛
優太
優太は布団ごと大飛を抱きしめた
布団に包まる大飛の素肌に 触れることは叶わないが、 その身を腕の中に収めているという ことが優太の心を昂ぶらせた
大飛
優太
優太
布団ごしでも分かる体の震えを 抑えるように背中を撫でると 優太の服がギュッと掴まれた
"佐藤優太が新たな奴隷になった"
優太が巡回についていったことで 学園中に広まった事実
他の生徒から羨望の眼差しを 向けられるようになった優太
だけど本人はそんなことどうでも良かった
ただただ大飛の為だけに生きて 大飛の為だけに過ごす日々
大飛に呼ばれるとすぐに向かい 大飛が欲しがると何でも手に入れる 大飛が他の奴隷に命令すると それを横取りしてまで大飛に尽くした
そのかいあって優太は奴隷の中でも 群を抜いて大飛の支持を得ていった
prrrrrrrrrr…
授業中に鳴り響く電話の音
優太は迷わずその電話に出る
優太
大飛
優太
大飛
優太
優太
大飛
大飛の命令で敬語を禁止された優太
他の奴隷には許されていないという事が 優太には許されている
そのことが優太にとって何よりも嬉しかった
授業中にも関わらず教室を出て屋上に向かう
高鳴る鼓動を抑えて あくまでも大飛の前では 冷静に振る舞う
ガチャ…
優太
大飛
大飛
優太
大飛
優太
優太がソファーに座る大飛の横に 腰掛けるともたれ掛かるように 体を預けてくる大飛
優太からその体に触れることはない
抱きしめたい欲求を抑えて ただ体重をかけられるままでいる
触れている箇所がいつもより熱く感じた
優太
大飛
優太
大飛
大飛
優太
優太
大飛
優太
大飛
大飛と一緒にいるようになって気づいた
大飛は家に帰っていない
かと言って学校に寝泊まりするわけにもいかず
夜な夜ないろんな場所を ふらふらと一晩中うろついている
優太
大飛
大飛
大飛
大飛
優太
どうして家に帰らないのか、
どうして一晩中うろついているのか、
いくら聞いても教えてもらえない
優太
優太
大飛
優太
大飛
大飛
大飛
優(何があったか聞いても) (教えてくれないんだろうな…)
優太
優太
大飛
優太
大飛
優太
大飛
もたれ掛かっていた体を起こして 優太に向かって両手を広げる大飛
優太
大飛
大飛が頷いたのを確認して ゆっくりその体を抱き上げる優太
素早くベッドまで移動して 優しく寝かせると首に回されていた手で グッと引き寄せられて唇にキスがくる
大飛
優太
大飛の願いを叶える度に ご褒美と称してキスされる優太
ご褒美はいらないと優太が言い続け 大飛がそれに痺れをきらしたときから ずっと続いている
大飛
大飛
優太
優太
優太
大飛
この学園の絶対王者"キング"に選ばれた 数名だけがなることができる"奴隷"
その"奴隷"は全校生徒の憧れの的 そして嫉妬の標的だ
"奴隷"の座をかけた決闘を申し込まれれば 必ず答えないといけない決まりだ 決闘に破れた者は学園を追放される
大飛のお気に入りの優太に 決闘を申し込んできた者は未だ居ないが 優太はその日の為に鍛えていた
大飛
優太
大飛
優太
大飛
優太
優太
大飛
優太
優太
大飛
ムスッとした顔で優太を見上げる大飛
優太
大飛
優太
優太
大飛
優太
大飛
大飛に布団をかけて小さい子どもにするように トントンと布団の上で手を弾ませると すぐに小さな寝息が聞こえてくる
ほんとは夜な夜な街を彷徨くのを 辞めてほしいけど、いくら 言っても家には帰らないの一点張りで せめてこの部屋の中では 体と心を休めて安心して眠りについてほしいと 優太は毎日願っていた
帰宅して部屋で寛ぐ優太
家にいても考えるのは大飛のことだけ
今頃どこを彷徨いているのか
危険な目にあっていないか
誰かと一緒にいるのか
毎日夜に電話にかけるけど
その電話に大飛が出たことは一度も無い
prrrrrrrrrr…
優太
長い着信音のあと、電話を切った優太
窓から見える月を眺めながら 大飛のことだけを考えていた
prrrrrrrrrr…
どれくらいそうしていたか分からない
ふいに聞こえた着信音に 目線を携帯に向けると 電話の相手は大飛だった
優太
優太
大飛
優太
大飛
大飛
泣いているような弱々しい声
優太
大飛
優太
優太
優太は財布と上着を掴んで家を飛び出した
コメント
20件
遅れたぁぁぁ😭 まじ最高続き楽しみ
ごめん!遅くなりすぎたっ。めっちゃいい作品でハマっちゃう🥹