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透
いらっしゃいませ。
透
あ、理紗ちゃん。いらっしゃい。今日予約入ってたよね。
理紗
はい。少し早めに来ちゃいました。
透
指名は俺でいいんだよね？
理紗
私の髪は透さんじゃないと無理なんです。
透
ハハハ美容師としては最高の褒め言葉だね。
理紗
透さんに美容師辞められたら困ります。
透
大丈夫。当分辞めるつもりないから。さっ、今日はどうする？
理紗
実は決めてなくて・・・相談したくて・・・
透
じゃあ一緒に決めようか。
透
理紗ちゃんに似合いそうな髪型か・・・今は大分長めにしてるからボブくらいに切ったらどうかな？
理紗
似合うかな？
透
少し前髪も変えたりしてアレンジできるくらいにしたら可愛いと思うよ。
理紗
可愛い・・・
透
うん。
理紗
こんな私でも可愛くなれますか？素材がこれじゃ無理です・・・
透
理紗ちゃん
透
いいことを教えてあげる。
透
俺を信じて。この世に可愛くなれない女の子なんていない。俺なら理紗ちゃんを可愛くできる。
理紗
じゃあ透さん・・・可愛くならなかったら責任取ってくれる？
透
いいよ。約束する。
透
はい。完成。
理紗
わぁなんか凄く良い！自分で言うのもおかしいけど可愛い！
透
だろ。（笑）
理紗
あ、髪が、ですよ？流石透さん！相談して良かった！
透
じゃあ責任は取らなくていいのかな？
理紗
こんなに可愛くしてもらってどう責任取れって言うんですか？
透
そうか。じゃあ理紗ちゃんが責任取ってよ。
理紗
私？
透
俺をここまで夢中にさせた責任、取ってもらうよ？
理紗
えぇ！
透
責任取らないなんてことさせないから。
透
ずっと俺に可愛くさせて。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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