夜
skt
skt様は布団に横になり俺を招いた
俺は布団の中には入らず、 上で正座をした
skt
skt
urt
urt
skt
そういうことにしておこう
urt
urt
skt
skt
skt
skt
skt
urt
urt
skt
skt
urt
urt
skt
urt
skt
skt様は俺の簪を外した
"簪を外したら本当の自分でいること"
skt
skt
skt
やめてよ
ずるいよ…
urt
言いたい
"助けて"って
"間夫でいたい"って
でも、言ったって無駄なことは わかってる
俺がどんなにsktを愛しても所詮 まやかしの夫婦でしかないのだから
俺の身体中の痣もsktと 間夫になったからだ
俺から、間夫を持ちかけてるのに sktに自分自身を責めて欲しくない
だから抱かれる訳にはいかない
着物を脱がされたら痣がバレてしまう
違う
こんなの、理由のひとつでしかない。
きっと抱かれたら、間夫をやめたくない気持ちが今以上に強くなってしまう
俺はskt様と間夫を 切らなければならない
skt
urt
urt
urt
いきなりskt"様"に押し倒され skt様は俺に乗るような姿勢になる それと同時に俺は手を抑え付けられた
俺は初めてsktという男に 恐怖を覚えた
urt
skt
skt
skt
俺を心配しているような 怒っている顔だった
当たり前だ 俺が約束を破ったのだから
skt
と、俺に激しく口付けをした
urt
skt様は無言のまま 俺の着物を脱がし始めた
urt
気がつくと、俺はskt様を 突き飛ばしていた
urt
urt
urt
skt
skt
skt
urt
skt
skt様は俺にくれた簪を机に置いて 部屋を出ていった
urt
これで…よかったんだ…
これ以上俺の体が傷つくことも skt様が自身を責めることはないのだから…
skt様も結局は客だ
きっとすぐ忘れるだろう…
そう、思ったのに…
涙が止まらなかった。
間夫でいたかった
もっと愛されたかった
もっと愛したかった
初めてだったから
人を想うことがこんなにも 素晴らしいことだって知ったのは
それを教えてくれたのは sktだったから
俺を"本当の"自分に戻してくれたのは sktだったから
真はただ一人何方かのためだけに 咲いていたかったのだけれど
運命はわっちの自由を奪い そいで歯車を廻していくのでありんす
本当はただ1人を愛していたかった
でも、運命に抗うことなどできない
悔しい
悔しい…
泣いて泣いて、落ち着いた頃には 疲れて眠ってしまった
これが、夢だったらよかったのに…
次の日
楼主
urt
楼主
urt
俺は鉄格子の前に他の 女郎たちと共に座った
そして、"偽り"の笑顔を作る
その時
urt
丁度見世に客がやってきた
髪に少し紫のかかった 顔立ちの綺麗な男性
urt