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生温い風。
どこか懐かしい夏の匂い
今年もこの季節がやってくる。
桃音
桃音
碧斗
碧斗
いつもの言い合い
昔から変わらない関係
ずっとこのままで-…
桃音
碧斗
碧斗
ギリギリ手の届くカーテンを
少し開けて 寝転がったまま
窓の外に目をやる。
自動販売機や電灯の灯で
薄暗く灰色に見える。
桃音
碧斗
碧斗
桃音
桃音
適当にあったサンダルを履いて
外へ出る。
思い立って夜中に出るこの時間が
凄く好きだった
碧斗
桃音
碧斗
碧斗
桃音
桃音
碧斗
桃音
桃音
碧斗
桃音
碧斗
桃音
帰り道、今、この瞬間
今 この感情を伝えたら
どんな顔するだろう
空想の世界では上手くいくのに
碧斗
桃音
碧斗
碧斗
碧斗
桃音
置いていったスマホに目をやる
何か
見てはいけないきがしたけど
桃音
…
【好きだよ】
【昨日に戻りたいな】
桃音
【昨日の気持ち良かった(笑)】
桃音
碧斗
桃音
桃音
碧斗
私
本気で
“ただの友達”だったんだ
桃音
鼻の奥が痛い
そっか、泣きそうなんだ
碧斗
碧斗
桃音
桃音
碧斗
碧斗
桃音
いつも甘いアイスが
今日は凄く苦く思えた
桃音
碧斗
桃音
じゃあなんで
今 私と寝てるのよ
自分の立場に鳥肌が立った
そうか 今、私は
浮気相手、なんだ
桃音
桃音
桃音
碧斗
桃音
桃音
今日であなたとは
さようなら
続きは心の中に
しまっておくの