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もちごめ
650
#からぴち
涼 夏 .
10,522
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
なおきり
なおきり
あの日どぬちゃんが天国へ旅立ってしまった
なおきり
なおきり
俺の目から涙がこぼれ出す
なおきり
そんなことを考えているとフッと笑みが溢れる
なおきり
俺はそんなことを言いながら目を閉じる
机にあったどぬとお揃いの花のキーホルダーが月光を反射しきらりと輝く
それが優しい白い光を放ち俺を包み込んだ
??
??
??
なおきり
目を覚ますとベットではない場所にいた
なおきり
俺は起き上がってあたりを見渡すと息を呑んだ
なおきり
そこには本物のどぬちゃんがいた
どぬく
どぬく
どぬく
なおきり
自分の頬を触ると濡れていた
なおきり
どぬく
どぬく
どぬく
これは夢なのか…?
なおきり
どぬく
どぬく
なおきり
俺はハッとした
サバイバルの後、2人でポピー畑に来たのはどぬちゃんの様子がおかしくなる日の2週間前だ
なおきり
どぬく
どぬちゃんの方を見るとブルーポピーが手に握られていた
なおきり
なおきり
どぬく
なおきり
なおきり
どぬく
なおきり
俺はあの頃のように髪をお団子に結んだ後ブルーポピーを髪に刺してあげた
どぬく
どぬく
そう言ってどぬちゃんは俺の手を引きながらシェアハウスに帰っていく
どぬく
リビングからおかえりというメンバーの声がする
あの頃と全く同じ声のトーン
ただいまからおかえりまでの間の時間
全てが同じだった
どぬく
どぬく
じゃぱぱ
なおきり
俺は怪しまれないように話を合わせる
どぬく
じゃぱぱ
どぬく
違う
その咳は、病気の症状なんだから
なおきり
どぬく
なおきり
どぬく
なおきり
じゃぱぱ
みんなに不審に思われるが、ここで行かないと手遅れになる
なおきり
どぬく
連れ出すことに成功した
よし、これなら早期発見できて助かるかも
そう思いながら車を出しに行った
病院に着くとすぐに検査室に呼び出された
医者
どぬく
なおきり
俺はどぬちゃんの声を遮り事情を伝えた
医者
検査をし、検査結果が出た
医者
医者
どぬく
医者
どぬく
そして緊急手術が始まった
手術は何事なく終わり、病気の心配はなくなった
どぬく
どぬく
なおきり
どぬく
そう言ってどぬちゃんは花畑で見つけたブルーポピーをくれた
どぬく
俺はブルーポピーを受け取りどぬちゃんに別れを言った後シェアハウスに帰った
俺は部屋に戻った後、ブルーポピーを机の花瓶に飾った
なおきり
俺は幸せな気分のままベットに入り、眠りに落ちた
なおきり
俺は、のんびりと目を覚まし、体を起こして伸びをする
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
俺は、満面の笑みでベッドから出ようとする
だが、カレンダーにふと目をやった瞬間、動きが完全に止まる
なおきり
カレンダーに書かれているのは、どぬちゃんが亡くなった後の年・月・日
その数日前には『どぬちゃんの命日』と書かれていた
なおきり
慌てて部屋を見回す
そこにあるのは、どぬちゃんがいなくなってから、ずっと止まったままの冷たい部屋の景色
なおきり
なおきり
なおきり
脳裏に、かつてどぬちゃんが亡くなった時の本当の記憶が蘇ってくる
なおきり
なおきり
100%現実の続きだと信じていたからこそ、反動で一気に涙が溢れ出し、ベッドの淵に崩れ落ちる
なおきり
なおきり
大粒の涙が床にこぼれ落ちる
ふと、視界の隅に「青い光」が映る
なおきり
俺が視線を向けた先――
机の上の花瓶には、夢の中で飾ったはずの『ブルーポピー』が、可憐に咲いている
なおきり
俺は、吸い寄せられるように花瓶に近づき、そっと青い花びらに触れる
なおきり
なおきり
どぬく
なおきり
俺は、目から大粒の涙をこぼしながら、愛おしそうに花を見つめて微笑む
なおきり
なおきり
なおきり
なおきり
窓の外の青空に、ブルーポピーが重なっていく――
――『白い狐とポピーの優しい嘘』の本編完結記念に贈る、切なくも温かい、もう一つの奇跡の物語
――『あの日、君の運命を書き換えることができたのなら』
END
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