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My Delusion Life

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My Delusion Life

10 - MyDelusionLife終

♥

25

2018年11月18日

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橘アリス

行ってきます。ノーくん

ノーヴァン

行ってらっしゃい。

ノーヴァン

今日はちょっと出かけるかも

橘アリス

そうなんだ、どこ行くの?

ノーヴァン

内緒

ノーヴァン

着いたらそこに呼ぶかも

橘アリス

うん、分かった…

アリスは不安そうな様子で家から去った

ノーヴァン

アルゴーさん、何が言いたかったのかな…

彼はアリスに別れを言いに来たと言っていたが

本当は別の用事だった気がする

まるで、自分の様子を確かめに来たかのようだった

ノーヴァン

……

ノーヴァン

病院、行った方がいいのかな

同時刻 アリス

橘アリス

ねぇ友ちゃん、四乃森くん、なんか最近ノーヴァンがおかしいんだよ

安城友美

あいつに1番詳しいのはあんたでしょ、何があったのよ

橘アリス

最近私の意図しない行動を起こすんだよ

四乃森彰人

お前とうとう狂ったんじゃないか?

四乃森彰人

意識の制御も出来ないくらい

橘アリス

そんなことないよ!

橘アリス

多分……

四乃森彰人

多分じゃなあー

安城友美

心配なら、病院でも行ってみたら?

橘アリス

そうだね、そうするよ

アリスの家

ノーヴァンはアリスが携帯を忘れたのに気がついた

ノーヴァン

アリス、携帯忘れてるよ

ノーヴァン

どうしよう…

自分では届けられない

ノーヴァン

うわぁ!

ノーヴァン

……ってこれ

ノーヴァンの中で全てが繋がった

ノーヴァン

行かないと……

ノーヴァンは家を飛び出し、走り出した。

ノーヴァン

(あそこに行けば、アリスに会える。)

ノーヴァン

(もうアリスは寂しい人にならなくて済む!)

下校時刻

安城友美

アリスー一緒に帰ろー

橘アリス

ゴメン、私行かないと……

アリスはそう言って走り出した

安城友美

え?ちょっとアリスー!

四乃森彰人

あいつとうとう狂ったか…追いかけるぞ!

安城友美

おう…

とある病室

1126号室

ノーヴァンはドアをすり抜け、中に入る

ノーヴァン

やっぱり…

ノーヴァン

ここにいたんだ

そこでは植物状態になった自分が眠っていた

ノーヴァン

どうやったら戻れるのかな…?

ノーヴァン

……え?

だんだん頭がクラクラしてきた

目を開けてすらいられない

仕方なく、ノーヴァンは目を閉じた

ノーヴァン

……あ!

目を開けると、どこかに寝かされていた

今までとは感覚が違う。

何かに縛られているみたいだ

ノーヴァンは直感した

ノーヴァン

やった!生きてる!

自分が肉体に戻った

そう、感じた

同時刻

アリスは病院の1126号室に向かって走っていた

ノーヴァンはそこへ向かった

なんとなくそれが分かった

病院の中に入り、階段を駆け上がる

疲れなんてない、行かないと!

1126号室のドアを勢いよく開ける

橘アリス

ノーくん!

ノーヴァン

アリス!

ノーヴァンはベッドの上に座って外を見ていた

橘アリス

…会いたかったよーノーくん

アリスはノーヴァンに抱きつく

ノーヴァン

アリス…僕もだよ

橘アリス

あっこれ

アリスはポケットからペアリングを取り出す

橘アリス

やっと渡せた

ノーヴァン

ありがとう、アリス

ノーヴァンはペアリング受け取りそういった

1126号室前

安城友美

ねぇ彰人、あれって誰だと思う?

四乃森彰人

さぁ…橘の彼氏じゃないか?

安城友美

だよねぇ…

四乃森彰人

俺らは何も見ていない

四乃森彰人

帰るぞ

安城友美

そうだね

ついに日本を離れる前日だ

必要な荷物をまとめて帰る準備をする

そんな時、アルゴーの携帯が鳴った

アルゴー

もしもーし

橘アリス

アルゴーさん、言いたいことがあるの

アルゴー

分かった。何?

橘アリス

昨日のことなんだけどね

アルゴー

昨日?何か言ったっけ?

橘アリス

私のこと、好きって

アルゴー

あーあれね、あれがどうしたの?

橘アリス

私、やっぱりノーヴァンのことが好き

橘アリス

だから

アルゴー

うん、知ってた

アルゴー

しってて言った

アルゴー

言わないと後悔する気がしたから

橘アリス

そう…なんだ

アルゴー

考えてくれてありがとう!

アルゴー

またね

橘アリス

さようなら

アリスは電話を切った

ノーヴァン

いいの?断って

橘アリス

うん。考えたけど、私やっぱりノーくんのことが好き

ノーヴァン

ありがとう

橘アリス

私、橘アリス。よろしくね(^^)

ノーヴァン

僕はノーヴァン・ウィルソン。アリス、改めてよろしく。

私の生活は決してDelusionなんかじゃない

今なら言える

これが私の、Lifeなんだ!と。

MyDelusionLife

〜完〜

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