冬休みが終わろうとしている時だった。
俺は色々思い出した。
謎の女の子の名前は " 雪希 " だということ。
そして、俺と両片想いだった子だということ。
雪希は交通事故に遭って亡くなっていたということ。
そして俺は自然と口から君の名前が出ていた。
慧 .
君は悲しそうな顔をして、少し微笑みを浮かべた
慧 .
君は急にそんな事を言い出した。
何か俺はいけないことに触れてしまっていたのか。
慧 .
慧 .
そして君は俺に話した。
雪希の今までと、雪希の気持ちを全部。
そして、雪希のこれからの話を。
慧 .
慧 .
俺は一気にテンションが下がった。
もう雪希に会えないと思ったから。
雪希に会うことはもうこれ以降はないのだろう。
たくさんできた雪希との思い出。
一生忘れないと、心の中で誓った。
慧 .
慧 .
泣きたいけど泣けない。
雪希は泣くのを堪えているのに、俺が堂々と泣いていいはずがない。
でも、涙は止まらない。
俺は静かに俯いて泣いている。
雪希も、必死に堪えている様子だ。
慧 .
慧 .
慧 .
顔を上げた時にはもうすでに、雪希の姿はなかった。
雪希のことを思い出さなければ、もっと一緒に居れたのだろうか。
雪希の名前を言わなければ、ずっと傍に居れただろうか。
俺はずっとそんなことを考えている。
コメント
4件
結婚式私も呼んでね
えー!これで終わりっすか?まだ続きあるっすよね!?