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ut視点
こむぎと俺は、小学校が同じだった。
小3の頃、なんでか知らないけど 俺はいじめられていて。
俺は無理やり気持ち悪いキャラを演じて、 なんとか平常心を保っていた。
心配してくれているんだろうな、という 子もちらほらいたけど 実際に助けてくれる子はいなかった。
でも、こむぎは違った。 助けようと思ったのかどうかは知らないけど 俺を助けてくれた。
静寂が響き渡る中…
俺は笑ってしまった
そうやって子供らしく、大人の真似をするように 叱ってみせる彼を見て、俺は初恋をした。
俺にはこむぎがなによりも綺麗に見えた。
しかし、そのあとこむぎと 深く関わることはなく、 小学校を卒業式する前に俺は転校する ことになってしまった。
だから、引っ越しの前日、 俺はこむぎを呼び出した
言葉がつまって、何を言ったらいいのか わからなくなってしまった。
そう言って笑うこむぎを見て 俺は頷くしかなかった。
そうして、念願の青拓に入った…
は、いいものの、1年のA組の担任は勉強に イベントに、何に対しても異様に本気でかなり忙しく、1年のときは噂でこむぎのことを聞くことしかできなかった。