テラーノベル
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ここは貴族どもらが集まり、奴隷として獣人を買い取る所。
俺は興味本位でこの店に入った。
そう獣人たちに出された食事はよく分からない葉と少し腐ってそうなパンだった。
怒鳴り声と同時に鈍い音がした。
殴られた獣人は金髪のイヌ科だった。
ごまを擦り始めた。さっきまで怒鳴っていた人物とは思えない。
別に所持金に困っている訳ではない。
なんなら金なんてのうほどある。
俺は持っていた金貨、20枚を出した。
怯える獣人の前に座り込む。
優しく声をかけたつもりだったが、目の前にいる獣人は怯えるばかり
このままでは帰ることすら出来ない。
俺は手を差し伸べようとした。が、
案の定、噛まれてしまった。
きっと今までされてきたことに働いた防衛本能だろう。
少し痛むが今はそれどころではない。この子を連れて帰らなければならない。
そういえば番号で呼ばれてたな……
ぽち…なんて犬過ぎるか、……人間っぽい方がいいよね
使用人が頭を下げる。そしてみこと…みこちゃんの顔を見て顔を顰める。
呼ばれたみこちゃんは俺の方を見た。
みこちゃんはそう言うと使用人と共に浴室へと向かった。
俺はソファに腰をかける。
そもそも俺はみこちゃんをそんな風に扱うつもりはないけどそれを世間が許してくれるのかは知らない。
あわよくば沢山甘やかしたいと思っている。
俺は今19歳。4歳差か。
使用人も大歓迎ってワケでも無さそうだし…
数分後、みこちゃんが戻ってきた。
バスローブ姿で
バスローブのサイズは俺用になっているため少し大きい。
肩が見えるくらいだった
すち様…ねぇ……
謝ることなんて無いのに。
みこちゃんは首を横にって断った。
あのご飯と呼んでいいのかわからないものだと思ったのだろう。
俺は断ったにもかかわらず、ご飯を用意した。
スプーンですくい上げ、みこちゃんの口元に持っていった。
みこちゃんの瞳が揺らぎ、大粒の涙がこぼれた。
俺は立ち上がってみこちゃんの元へ行く
きっと殴られると思っているのだろう。
そんなみこちゃんを抱きしめた。
良心とは裏腹に、でろでろに甘やかして俺から離れられないようにしたいというなんとも言えない執着心が湧いた。
多分この子は甘えるという行動自体、わかっていない
そんな堅く閉じられた心を俺が
甘く溶かしてあげるからね
コメント
1件
わあああ!!!三ノ和さん、第1話めっちゃ良かったです…!!😭💕 主人公が奴隷の獣人を救って、“みこと”って名前をあげるシーン、もう心臓ぎゅってなった…!!優しさと執着心の両方を抱えてるところがもうエモすぎてやばいです…!! みこちゃんが初めて温かいご飯を食べて涙する場面、泣けました…。これからの甘やかし展開、めっちゃ楽しみにしてます!!推せる!!!🌸✨