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記憶を失っても君にまた恋をする。

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記憶を失っても君にまた恋をする。

1 - 記憶を失っても君にまた恋をする。

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2019年08月11日

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事故で記憶を 失った私は

1週間遅れて 学校に入学した。

茶野 彩香

め、めっちゃ緊張するな...。

今目の前には 教室が。

茶野 彩香

さ、さぁ!入るぞー...。

その時。 廊下を曲がったところから

話し声が聞こえた。

美少女

わ、私伊佐君のことが好きです!

伊佐 叶夢

ごめんね?俺、彼女いるんだ。

茶野 彩香

(やっべー...告白現場目撃してしまった...)

茶野 彩香

(でも...すっごい優しそうな顔して断ってたな...。)

茶野 彩香

(彼女さんが...大切、なんだなー)

そう思った時 胸が痛んだのはきっと

...気のせいだろう。

茶野 彩香

じゃあ...戻ろっかな。ボソッ

伊佐 叶夢

...ねぇ、君

茶野 彩香

は、はい!?

伊佐 叶夢

今の...見てた?笑

茶野 彩香

え!?

茶野 彩香

えー...っと

茶野 彩香

はい...見てました...。

伊佐 叶夢

ふふっ...はじめまして。俺は伊佐 叶夢、隣のクラスだからこれからよろしく!

茶野 彩香

は、は、はじめまして!

茶野 彩香

よ、よろしくです...。

心なしか伊佐君の 笑顔が切なく感じて。

それとともに 頭に激痛がはしった。

茶野 彩香

っ~~~!...いったァ...

伊佐 叶夢

だ、大丈夫?!

思わず頭をおさえて 座り込んでしまった。

茶野 彩香

だ、大丈夫。だから...気にしないで?

伊佐 叶夢

っ...

そう言うとまた 伊佐君は切なそうな

顔をした。

だから...思わず 言ってしまったんだ。

茶野 彩香

ねぇ...どうして伊佐君はそんな切ない顔したり、笑ったりするの?

伊佐 叶夢

それは...ひみつだよ?

その日一日中。 伊佐君のことばかり

考えていた。

月に一度の病院。 今日はお医者さんから

今後についての 説明を受けに来た。

彩香の母

彩香には...どうしてあげたら?

担当医師

そうですね。復活してきていることですのでそろそろ記憶を

担当医師

思い出させて上げても大丈夫でしょう。

彩香の母

で、でも脳に負担は...?

担当医師

大丈夫です。彩香さんは回復してきているので。安心してください。

彩香の母

そう...ですか。ありがとうございます。

担当医師

ここじゃ話しずらいと思うのであちらの方で話してきてくださって結構です。

彩香の母

はい。

彩香の母

彩香。おいで。

茶野 彩香

...うん。

彩香の母

あなたにはね。1人だけ...その人との思い出を全て忘れてしまっているの。

茶野 彩香

...っ!...

彩香の母

彩香には...彼氏がいるのよ。

茶野 彩香

え...?

私は考えた。 だって今日あった叶夢が

頭に浮かんだから。

もし私の彼氏が ...叶夢じゃなかったら。

どれだけ...傷つくのだろう。

茶野 彩香

か、母さん。

茶野 彩香

その人の...名前は?

彩香の母

...伊佐 叶夢君よ。

茶野 彩香

...!

彩香の母

あなたはね。伊佐君とのデートに向かう途中、飛び出してきたトラックと衝突したの。

茶野 彩香

っ...!

私は...全てを思い出した

叶夢との過ごしてきた たくさんの思い出や

トラックに衝突した時の 記憶。

彩香の母

思い出したのなら...叶夢君に報告してきなさい。

茶野 彩香

母さん...今日...今日ね。叶夢に会ったの。

茶野 彩香

そしたら...はじめましてって言われたんだよ?

茶野 彩香

私の事なんか...もう...。

彩香の母

彩香...

彩香の母

ごめんなさい。

茶野 彩香

っえ...?

彩香の母

彩香に...負担がかかると思って叶夢君に彩香にあなたを思い出させることはしないでって...

彩香の母

頼んだの。

彩香の母

「はじめまして」は...きっと、またあなたともう一度最初から向き合う覚悟をしたからね...。

茶野 彩香

...母さん。

彩香の母

ごめん...なさい。

茶野 彩香

母さんが...心配性なことは分かってる。だからもういいよ。

彩香の母

彩香...

彩香の母

叶夢君に...会いにいってらっしゃい。

茶野 彩香

...うん!

今日は休日で。 外は青空が広がっていた

茶野 彩香

叶夢...ごめんね...。

茶野 彩香

叶夢を忘れるなんて...私ってサイテーだね。

茶野 彩香

でも...思い出した。叶夢君にとのこと全部。

茶野 彩香

待たせて...ごめんねっ...

思い出した叶夢の家 へと向かう。

そして...チャイムを 鳴らす。

ピンポーン...

茶野 彩香

(お願い...出て!)

伊佐 叶夢

...はい。

茶野 彩香

わ、私だよ!叶夢!

伊佐 叶夢

彩香...!?

するとドアが 開いた。

伊佐 叶夢

彩香...?

茶野 彩香

私...私ね、全部思い出したよ

伊佐 叶夢

!?

茶野 彩香

で、でも

伊佐 叶夢

ん?

茶野 彩香

叶夢...彼女いるんでしょ...?

伊佐 叶夢

...は?

茶野 彩香

だ、だってこの前告白されてた時に俺彼女いるからって...

伊佐 叶夢

あー...それ、お前の事だよ。

茶野 彩香

あ...そうなんだ!

茶野 彩香

よ、よかった...

茶野 彩香

わ、私ね記憶思い出す前もあの時...「はじめまして」って出会った時から

茶野 彩香

また叶夢に恋したんだよ。

伊佐 叶夢

まじかよ///////

茶野 彩香

待たせて...ごめんね。

伊佐 叶夢

あぁ。俺は彩香のためならいくらだって待つよ。

茶野 彩香

これからまた...よろしくお願いします!

伊佐 叶夢

こちらこそ笑

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