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zm「ほーん。結構栄えてるんやな」
『そうなんですか? 私、この辺りにしか来たことがなくて....』
kn「ま、元次期女王様だったから当たり前か。他国から見たら栄えとるほうちゃうかな」
『はい。全く経験がありません...一人以外で来たのなんて初めてです』
道中、コネシマさんに突然目を覆われたりゾムさんに力強く抱き寄せられたりと... 恋愛なんて無縁だった私にとって、動揺するしかない出来事しか無かったが、いつの間にか城下の街へと着いた。 此処にはまだ被害が来ていない それは、“グルッペン・フューラー”様の計らいだと言う。 〝街が破壊されるのは嫌だろう〟と
『(...つまり、初めから私がこの契約を断らないと分かってたんだろう かなり頭の良いリーダーシップがある総統様なんだろうなぁ。)』
そう思い頭の中で苦笑いをこぼしつつ、久しぶりに訪れた中心街に密かに心を躍らせる。 両隣には護衛のようにピッタリとくっ付く、ゾムさんとコネシマさん 周りからの視線を感じるが 今は街を見渡すのが私の中で優先だ。 控えめにきょろきょろと周りを見れば長いスカートの裾が揺れ、自然と口角が上がってしまう。 二人の話に相槌を打ちながら、待ち合わせ場所である城へと急いだ。
zm,kn「(え、ニコニコしよる可愛ええ。)」
...
?「あ、ゾムとシッマぁー!」
二人に連れられ、彼らの仲間が居ると言う約束の場所の近くまで来ると 手を口に当て 此方に叫ぶ男性が。 その赤ニット帽を被った方の後ろには〝ばいく〟という乗り物に寄りかかるヘルメットをした男性も見えた 私の横ではぶんぶんと掌を振り返すゾムさんと、“アイツらやで”と説明してくれるコネシマさんの後に続き男性二人の元に駆け寄る。
zm「おつおつ。楽勝やったか」
?「お疲れでーす。もちろん楽勝でしたよ ...あ、そちらは?」
zm「気にかけながらやったからなぁ、かすり傷くらいや、相手ガバガバやったし。 あ、この子が例の子やで。」
『あっ、◯◯・エステルと言います。以後お見知り置き..』
shp「....じゃ行きましょう」
『??....こ、コネシマさん。私、何かしてしまいましたか?』
kn「んんーどうやろな。 元からあぁ言う性格だけど今日は特にひっでぇな。ショッピって言うんやで、まぁ名前だけは覚えとけ! 、、、あともう一人はシャオロンや また後で改めて言うと思うで。」
sho「先言うんは酷ないか?...てか背ちっさいなぁお前。 ゾムに隠れて見えへんかったで。 言われた通りシャオロンや、よろ」
『せ、背は...否定はできませんが... ◯◯・エステルです、よろしくお願い致します』
突然の悪口の様な言葉を投げられ衝撃を受けるが、凄くニコニコ、いや、ニヤニヤしながら言うシャオロンさんが私達の前まで歩いてくる。 そしてびっと親指を立て、自分を指さし名前を告げられた。 な、なんて煽り方だ...それも初対面の私に、、、とは思ったが、耳元で“和ませてくれてるんちゃう?”とコネシマさんに言われる。 横目で見れば物凄い近くに顔があり、頬が熱を持ち出すがひとつ咳払いをしシャオロンさんに返した。
sho「...んー。」
『(なんか、見られてる、、? あれ、さっきもこんな事あった気が...)』
sho「なぁシッマ?この純粋さ何処まで続くと...ってぇ!!いった!」
kn「◯◯に変なの吹き込むな」(保護者感)
sho「は?」
kn「行くでグルッペンが待っとる」
『え、あっはい!?でもシャオロンさ...』
sho「...言われんくても行くしぃっー!!!俺ん家やし!!あ”ぁぁ!」
sho「マジうぜぇ...はぁ、...」
『しゃ、シャオロンさ、』
sho「なんや。ってかタメでええわもう。シッマに何かしたんかお前」
『??いえ...特には。それに、嬉しいですがそんな馴れ馴れしくする権利私にありませ、』
sho「いや待て、俺の車に乗っとる時点で通用せんぞ。時すでに遅しやわ」
『な、なぜ毎回遮ってく...』
sho「なんかやだ」
『...。』
kn「ぐっ、笑笑笑テンポええな笑」
ルシェート国ではあまり見かけない車に乗り、珍しそうに中を見る私にコネシマさんが薄ら微笑む またもやパチッと目が合ってしまい、曖昧な表情を浮かべれば満足気にシャオロンさん、ゾムさんとの会話に溶け込んで行った。 、、ショッピさんはというと自身の隊が国境にいるとの事で、帰国するのが遅れるのだと言う。 今更ながら、この方達についていくのは良い選択だったのだろうか それに...一応父であるあの人は、上層部は何を思い私をどう思うのだろう。 裏切り者か、自分勝手な奴か、それとも....
『(これだけの顔面偏差値の方達だから、きっと面食いだろう)』
自分で言ったのに自分で落ち込む。 音を鳴らさずに舌を鳴らし、小さくため息ついた 決してそういう訳ではなかったが、昔城の侍女達が話していたことを思い出す。 “──国の方達はわたくし達の憧れですわね” そのあやふやだった国こそが、彼らのW国だったのだ。 確か...外交官様が城へと足を運ばれた際に耳にした事だったと思う。 自室の部屋から正門を見た時、綺麗な茶色の髪をした緑の軍服の方が目にとまった。 それなりに距離はあったが あれだけ女性とも見間違えるほどの美貌の持ち主であり、そこだけが輝いて見えていたのを覚えている。 夢を持ったのも、その頃だろう。
『(うーん、...)』
その他にも、私では力不足では無いのか...と思う。 魔法書等で魔法植物についてはきちんと知識を付けたつもりだが、彼らの国の人材には到底及ばない。 今からなんて引き返せるわけないし、逃げ出すにも目立ちすぎる。 “エステル”...星という意味であり、 私はその名の通り容姿は背骨あたりまでの金髪に碧眼ときた。 この空間にも同じ特徴の人がいるが、何故か雰囲気が全く違う 何気それが悲しい私なのだが ...だから、本当に意を決するためには この契約内容を、戦争を始めた総統様に直接会わなくてはならない 何故なのか聞かないと...ただ生きる事を持て余した人間になってしまう
zm「...◯◯?どしたん?」
『、、あ、何でもないです。でもお気遣い感謝します、ゾムさん』
sho「意味ありげやんな」
『そんな事は...』
sho「嘘つけない体質なんやろ、顔に出まくってるわアホ」
ルームミラー越しに〝べっ〟と舌を出してくるシャオロンさん。 なんて意地悪な人なんだろう 目上の人に嘘や失礼な発言が出来ないことを分かっててなんて... 面白そうにケラケラ笑う彼は天使と言っていいほど可愛らしいのにな そう思えば何か大きなものをくぐる 車窓の外には、見慣れない風景が広がっていた。 どうやら国境先の門を通り、W国に着いたらしい 次回につづく
はい〜しゅーりょ〜 下に素敵なアイコンメーカーをお借りして作らせて貰いました、夢主様の容姿貼っつけときます( Ꙭ) ✰ では、良かったら次回も覗いて下さると嬉しいです⸜♡⸝ いいねやフォローお待ちしております(,,•﹏•,,) それでは〜