僕の名前はフィン・エイムズ。
僕は今いつものメンバーで学校探索をしている。
フィン
ってなんで学校探索?
ドット
あ?そりゃあ可愛い女の子を見つけるた… 悪いやつが居ないか見回りだろ
フィン
いや絶対前者が本音だよね?!
フィン
あれ?なんか声がする?
ランス
そうか?何も聞こえないが
レモン
何も聞こえませんよ?
フィン
やっぱりするって!
ランス
あぁ今のは俺も聞こえた
ドット
誰かが助けを求めてるかもしれねぇ!
レモン
あっちの方からです!
フィン
行こう!
レモン
あ!あそこです!
レモンちゃんが指を指した先にはアドラ寮の男3人に女の子?1人が殴られ蹴られていた
男の1人が大きく拳を上にあげた
フィン
助けないと!
僕がそれを言い切る前に男が吹っ飛んだ
そう、今まで何も喋ってなかったマッシュくんが男を殴ったのだ
モブ1
いってぇな!!いきなりなんだよ!!
マッシュ
何してるんですか
モブ2
お、おい!!こいつマッシュ・バーンデッドじゃねぇか!!
ランス
何をしてるのかって聞いているんだ答えろ
モブ1
編入試験1位のランス・クラウン!
マッシュ
早く答えないともう1発殴りますよ?
モブ2
ひ、ひぃぃ
フィン
(うわぁ…)
レモン
フィンくん!女の子の所へ行きましょう!
フィン
うん!!
独特な杖に少しアレンジされたアドラ寮の制服を着ている女の子に話しかけた
フィン
大丈夫?!
?
ひッ…!!
フィン
(あれ怯えられてる…というかこの子の杖独特だな)
レモン
もう大丈夫ですからね!!
フィン
君お名前は?僕はフィン・エイムズ
レモン
私はレモン・アーヴィンです!
レイア
え、と…レイア・アブサード、
フィン
レイアちゃんだね!
レイア
え、あ…
フィン
(え、僕なんかいけないこと言っちゃったかな…)
フィン
ど、どうしたの?
レイア
あの…僕男です、
フィン
わぁぁ!!ごめんね!
レモン
え…女の子じゃないんですか?!
レモン
勘違いしてすみません!!
レイア
な、慣れてますから
フィン
そんなことより!!怪我が酷いね保健室行こうか?
レイア
え、あ…いえ、自室で治療します、
レモン
いやいや!自分で治療できる怪我じゃないですよ!
頬には殴られた痕、その衝撃で口の中も切れたのか口から血を流している。服にも蹴られた痕があり恐らく身体にも怪我があるのだろう
フィン
保健室行こう!!
レイア
いえ…!ほんと大丈夫ですから、!
レモン
行きましょうよ!!
レイア
ほんとに大丈夫です、、!!
ランス
そっちの様子はどうだ
話し合い()が終わったのかランスくんとマッシュくんそしてドットくんが来た。
フィン
いや、実は…(今までのことを話す)
ドット
なるほどな…ってお前男なん?!?!
レイア
ひッ…は、はひ!!
レモン
ドットくん!!レイアくんが怖がってます!
ドット
す、すまねぇ…
ランス
ところで…
フィン
?
ランス
そんな魔力の強い杖を持っているのにお前は魔力が全然ないんだな
どうやらレイアくんが持っている杖は貴族の間では有名な杖らしい
マッシュ
すごいもの?
ランス
あぁ、この杖はな
ランス
その杖は貴族の間ではとても有名な杖で固有魔法が結界魔法の人が魔力を最大限使うととても強い結界魔法を操れる
どのくらいの強さかと言うと神格者が本気で攻撃にかかっても結界魔法を操る本人が結界を解かない限り傷1つ付かない
欲しい者が居ないわけもなく貴族の間での奪い合いが始まった
ランス
そこで勝ち誇ったのがアブサード家
レイアの先祖
ランス
だが勝ち誇ったのはいいものの結界魔法が固有魔法の者が産まれて来ずそこから数十年その杖を表に出さないことが多くなった為ほとんどの貴族がこの杖の存在を知らないことが多くなった
フィン
へぇーなんか貴族って大変だね
レモン
また1つ賢くなった気がします!!
マッシュ
あ、あばばばば
フィン
(情報量が多すぎてマッシュくんが故障しちゃってる!!!)
レイア
き、貴族…?
ランス
なんだお前知らなかったのか?
レイア
そ、そんな話1回もされたことなくて…
ドット
じゃあなんでその杖を持っているんだ?
レイア
幼い頃、家の屋根裏で遊んでた時にこれを見つけてよくわかんないけどこれじゃなきゃダメだって思ったんです…
ランス
こんなにも魔力量の差があるのに…?
フィン
(ランスくんが困惑してる…)
マッシュ
ところでさレイアくん?の治療は?
フィン
(すっかり忘れてたぁぁぁ)
フィン
レイアくん!!保健室行こう!
レイア
え、いや、行きません…
レモン
レイアくん!行きましょう!
ランス
マッシュが無理矢理連れていけばいい
フィン
それだ!
レイア
え、えぇ…?