桃赤
一線を超えるのはまだ先
嫉妬×甘々×お酒リクエスト全部詰め込みましたw
夜の11時
眠い目を擦りながら
編集作業に打ち込む
すると
スマホが静寂を切るように鳴った
一瞬ビクッとなって
手元に置いていたスマホを手に取る
表示には「赤」
そりゃあもう何年も片思いを
している相手だったので
嬉しさと驚きで
慌てて電話にでた
桃
すると
電話に出たのは赤ではなかった
桃
知らない男の声が聞こえて
思わず低い声が出る
赤
電話から、ガヤガヤと騒がしい音がする
恐らく居酒屋でもいるのだろう
黒い感情がグルグルと
身体に回る
俺の知らない男に
酒飲んで、無防備にさらけ出して
嫉妬でどうにかなりそうだった
赤
赤の酔っ払った時のシロップみたいな声
男は申し訳なさそうに言う
桃
俺はもうコートを羽織って
家を飛び出していた
言われた場所は
隣町のバーで
途中でタクシーを捕まえて
そこに向かった
桃
入ると
大勢の男集団の中に
赤がベロベロに酔って笑っていた
赤
俺は赤を引っ張り出して
素早く抱き上げた
今までこんなとこにいたと思うと
ほんとに腹立つ
ペコペコと頭を下げる男
さっき電話して来たやつだ
桃
赤の友達らしいので
とりあえず会釈する
赤
ニパニパと笑う薄着の赤を隠すように
俺のコートを着せてやり
待ってもらっていたタクシーに乗り込んだ
とりあえず
赤の家より
俺の家の方が近いから
俺の家に赤を連れて行った
抱き上げたまま部屋に入り
ベットに寝かせようとするが
赤は俺に張り付いたまま
離れようとしない
赤
桃
砂糖と蜂蜜を煮詰めたような
溶けちゃいそうな声。
赤の両手が
俺の髪をクシャッとかき混ぜる
赤
桃
赤
''好き''
その言葉に
全身が熱く、ドクンと脈立つ
呂律の回ってない甘い口調に
本音なのか戸惑った
すると今度は
俺の首に手を回してくる
赤
桃
赤
赤は涙目、上目遣いで俺を見つめてくる
桃
好きな人の破壊力はえげつない
赤は目を優しく閉じ
キス待ちの顔をした
桃
思わずごくんと唾を飲み込む
もう
赤とキス出来るなんて
二度と無いかもしれない
そう思ったら
今まで我慢していた想いが
溢れて止まらなくなった
桃
桃
桃
俺はベットに優しく押し倒しながら
赤に噛み付くようにキスをした
赤
漏れる声が
更に俺を興奮させて
赤の着ていたシャツのボタンを
ゆっくり片手で外していく
もう俺は
理性なんか等に捨てた
これで
友達に戻れるなんて
思ってない
ただ
赤に触りたい
抱いて
めちゃくちゃにしたい
欲望のままに。
息が苦しくなって
一旦キスを辞めると
俺も上の服を脱ぎ始めた
真っ白にさらけ出された赤の白い鎖骨を見て
またキスをしようと顔を近づけると
小さな寝息が聞こえた
桃
赤は
俺を置いて
ぐっすり夢の中へ。
桃
俺の情けない声が
静かな部屋に響いた
まぁその後
理性がちゃんと機能して
寝込みを襲うことはしなかったのだが
次の日の朝
桃
赤
申し訳なさそうに項垂れる赤
何故か正座で向かい合っている俺達
赤
昨日俺に言ったことも
キスした事も....覚えて....
桃
桃
良かったような、悪かったような
赤
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
無自覚赤くんが
桃色の彼の気持ちに気付くのは
まだ時間がかかりそうです
キスする時に 赤くんが桃くんの髪くしゃってやるの 良いよね((語彙力 うんこれリクエスト要素入ってないしw はい、 腹を切ります。
コメント
17件
毎回はみぃさんが書く物語いつ見ても最高過ぎて、こっちまでニヤついちゃいます…wwブクマ失礼します!
あぁー!尊いっす(◜¬◝ )鈍感赤くん好きすぎる(´;ω;`)ブクマ失礼しますm(*_ _)m
片思いってのがまた、いい味出してますね() はみぃさんの桃赤大好きです!