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墜落まであと2時間となった。

ヒロ

あ"ぁ"〜もう!!

ヒロ

解けねぇ………

ヒロ

このままじゃ……

暗号を解き続けて約3時間。

解ける様子は全く無い。

それと同時に、もしかしたらレナが死んでしまうかもしれないという不安から

涙がこみ上げてきた。

ネコ

ニャ〜

ネコ

ニャ〜?

ヒロ

ごめんなネコ…

ヒロ

お前の前でこんな泣いちまって…

ネコ

ニャ〜

ヒロ

お前、この暗号解けるか?

ネコ

ニャ〜?

ヒロ

解ける訳ねぇよな……w

ヒロ

あーあ……

ヒロ

あ、

ヒロ

そういやさ、

ヒロ

この前送られてきた、試し読みの漫画。

ヒロ

お前、あの漫画の送り主のアイコンとそっくりなんだよな〜

ネコ

ニャ〜

ヒロ

ほんと、お前をモデルにして描いたみたい。

ヒロ

もしかしてさ、

ヒロ

あの漫画の送り主って

ヒロ

お前の飼い主か?、、、って…w

ヒロ

そんなわけねえよな、、、w

ネコ

ニャ〜?

ヒロ

そりゃそうか、、

ネコ

ニャ〜ニャ〜

ネコ

ニャ〜

ヒロ

ん?どした?

猫は、首元をクイックイッと俺に見せてきた。

ヒロ

なんだ?

ヒロ

この首輪か?

ネコ

ニャ〜ニャ〜

ヒロ

そういや、首輪もイラストとそっくりだな…

ネコ

ニャ〜ニャ〜

ヒロ

なんだよwさっきからお前…w

ネコ

ニャ〜

ヒロ

この首輪か?

ヒロ

首輪がどうしたんだよ、、w

ヒロ

なんだ?外してほしいのか?

ネコ

ニャ〜ニャ〜

俺は、正直ネコが何を言っているのかわからなかったが

とりあえず首輪を外した。

ヒロ

よし!これでおっけー!

ネコ

ニャ〜

ヒロ

やっぱ、外してほしかったんだなw

ヒロ

………

ヒロ

ん?

俺は、首輪の後ろに書かれた文字を見つけた。

ヒロ

ん?

ヒロ

なんだ?

ヒロ

『さいとう わたる」?

ヒロ

もしかして、お前の飼い主の名前か?

ネコ

ニャ〜

ヒロ

さいとう わたる…

ヒロ

そういえば、あの送り主の名前も…

俺は、とっさにあの漫画を探した。

ヒロ

やっぱり…

ヒロ

送り主の名前も、「ワタルの漫画喫茶」ってなってる…

ヒロ

ってことは…

ヒロ

やっぱ、お前の飼主なのか?

ネコ

ニャ〜

ヒロ

「さいとう わたる」……

ヒロ

よし、ちょっと調べるぞ!

俺は、その「さいとう わたる」について色々と調べる事にした。

ヒロ

さいとう わたる……

ヒロ

これか?

俺は、「さいとう」のページを見た瞬間

鳥肌が立った。

ヒロ

おい…まじかよ……

斉藤 渡   27歳 元強盗・詐欺グループメンバー ジャックなどを主に担当。 2012年に渋谷バスジャック事件で逮捕されている。

ヒロ

渋谷バスジャック事件…

ヒロ

これ、覚えてる…

ヒロ

確か、これも爆発だったような……

ヒロ

………

ヒロ

おい猫!

ネコ

ニャ〜?

ヒロ

お前、いい活躍だったぞ!

ネコ

ニャ〜?

ヒロ

フフッ…w

ヒロ

斉藤渡……

ヒロ

こりゃ、確定だな……

それから俺は、斉藤の誕生日や車のナンバーなど、ネットに乗っているあらゆる情報ををあてはめてみた。

だが、どの番号も違ったようだ。

プルルルル

レナ

ヒロ!!

ヒロ

お、おう、レナ…

レナ

どう?何かわかった?

ヒロ

暗号とは、またちょっと違うんだけどな…

ヒロ

このジャックの犯人がわかった

レナ

え!?嘘!!

レナ

じゃあ、今から警察に連絡すれば、、

ヒロ

ちょ、ちょっと待て、!!

ヒロ

変に警察が動いたら、犯人が何しだすかわからないだろ?

レナ

え…でも…

レナ

このままだと、私死んじゃうのよ…!?

ヒロ

落ち着け、レナ…

ヒロ

俺が犯人のところに直接行く

レナ

え、何言って、、、

ヒロ

大丈夫。俺には最強の助っ人がいるから。

レナ

え、、、

レナ

でも、場所はわかるの、、?

ヒロ

大体の情報はネットに載ってたよ

ヒロ

それに、俺には最強のナビもいるから

レナ

ナ、ナビ、、、

レナ

ま、まぁ、なんかよくわからないけど、、、

レナ

気をつけてね…

ヒロ

うん

ヒロ

大丈夫!

そうして俺は、さいとうの元へ向かった。

ヒロ

えーっと……

ヒロ

どこだー?

ヒロ

多分、斉藤の家はここら辺………

ヒロ

だったはず……

近所の子供

お兄さん、何か探してるの〜?

ヒロ

えっ、いや…

斉藤の家を探していると、多分近所に住んでいるのだろう。 元気な男の子が話しかけてきた。

ヒロ

君、「斉藤渡」って人知ってる?

近所の子供

うん!知ってるよ!

近所の子供

だって、前まで僕の隣に住んでたもん!

ヒロ

前…まで…?

近所の子供

うん!

近所の子供

斉藤のおじさんは、もう引っ越しちゃったんだ

ヒロ

えっ、そうなの?

近所の子供

うん、ちょっと前に引っ越したよ〜

ヒロ

うわー、まじか…

ここまで来た俺の努力を返してくれ。

ヒロ

あ、じゃあさ

ヒロ

斉藤のおじさん、どこに引っ越したかとか…知ってる?

近所の子供

ううん。全然知らなーい

ヒロ

あぁ…そっか…

近所の子供

斉藤のおじさんと会いたいの?

ヒロ

えっ、うん…まぁ…

近所の子供

僕、その斉藤って人とあんまり会わないほうがいいってママに言われたんだ

ヒロ

えっ、どうして…?

近所の子供

それはわかんないけど…

近所の子供

あの人は危ないって

ヒロ

そうなんだ…

近所の子供

それでね?

近所の子供

斉藤のおじさんのせいで……

近所の子供

ママが…………

急に、子供が泣き始めた。

心臓の底から、悲しみを絞り出すかのように

大声で泣き叫んでいる。

ヒロ

えっ、ちょ、大丈夫??

近所の子供

。・゚・(ノД`)・゚・。

ヒロ

あーあ………

子供の扱いに慣れていない俺は、何をしたらいいかわからなかった。

ヒロ

ぁーーー…

ヒロ

色々とありがとうな…!

ヒロ

それじゃ…また……

その場を去ろうとした、その時だった。

近所の子供

待って!!

近所の子供

僕も行く!!

ヒロ

はぁ!?

近所の子供

お兄さん!

近所の子供

さっきは言えなかったんだけど…

近所の子供

実は、僕のママも、あの飛行機に乗ってるんだ

ヒロ

なに!?

近所の子供

だから……

近所の子供

あのままじゃ……

この子も、俺と同じ立場なんだ。

ヒロ

…………

ヒロ

よし!

ヒロ

おい!少年!

ヒロ

一緒に行くか!!

近所の子供

えっ、いいの!?

ヒロ

おう!

ヒロ

色々、斉藤の事教えてくれよな!

近所の子供

うん!

ヒロ

その変わり…

ヒロ

迷惑かけたらどーなるか……

近所の子供

うっ……

近所の子供

ごめんなさい………

子供が、少し涙目になった。

ヒロ

あああ!いや、そんなっ……

ヒロ

泣かせるつもりは……!

ヒロ

ごめん!ごめんな!?

近所の子供

うっ……

近所の子供

連れてってくれる…?

ヒロ

連れてく!絶対連れてく!

近所の子供

連れてってくれるんだったら僕泣かない!

(急に立ち直ったな…)

ヒロ

おう!

ソウタ

僕の名前はソウタ!

ソウタ

よろしく!!

ヒロ

俺はヒロ!

ヒロ

よろしくな!!

ちょっとお兄さんぶって、ソウタの頭をクシャクシャッと撫でた。

ソウタがニコッと笑う。

なんだか安心する。

でも今は急がなければならない。

ソウタ

そういえば、ヒロ兄ちゃん、斉藤のおじさんに会いに行くんだよね?

ソウタ

どこにいるか…わかるの?

ヒロ

えっと…それは……

ヒロ

そうだな……

俺は、ネットで斉藤の事を再び調べた。

ヒロ

強盗・詐欺グループ「澤田組」……

ヒロ

これか…斉藤の入ってた強盗グループは……

ヒロ

ここなら何かわかるかも……

ソウタ

何かわかったの!?

ヒロ

おう!

ヒロ

ここなら、良い手掛かりが見つかりそうだ!!

ソウタ

やったぁ!!

ネコ

ニャ〜

ヒロ

よし!

ヒロ

墜落まで時間がない!

ヒロ

急ごう!

ソウタ

うん!

こうして俺は、 「ソウタ」という元気な少年を引き連れて

斉藤が所属していた「澤田組」のある建物へと向かった。

ガタンゴトン……

電車に揺られている。

座っている足元に、ネコが座り込んだ。

ネコと出会った時のことを思い出す。

電車から降り、駅から出ると、目の前にコンビニがあった。

人通りが多く、ざわざわしている。

沢山の足音、車の音、女子高生の笑い声。

まるで、ジャックが嘘のように思えてくる。

ヒロ

ここを右に曲がって、、、

ソウタ

ねぇ、ヒロ兄ちゃん

ヒロ

ん?どした?

ソウタ

ヒロ兄ちゃんのその猫って…

ヒロ

あぁ、このネコか

ヒロ

拾ったんだ

ヒロ

なんか、ずっとついて来て…

ソウタ

その猫ってさ…

ソウタ

斉藤のおじさんの猫だよね…

ヒロ

え?あ、そっか…

ソウタ

レナ……………

俺は、耳を疑った。

なんで…レナの名前を…?

ヒロ

えっ、今…なんて……

ソウタ

レナちゃん…

ヒロ

なんで…知って……

ソウタ

この子の名前だよ!

ヒロ

…えっ?

ソウタ

この猫、レナちゃんっていうんだ!

ヒロ

あ、ああ、あぁ……

ヒロ

こ、このネコの名前…か…

ソウタ

うん!

ソウタ

斉藤のおじさんが言ってたよ!

ヒロ

そう…なんだ………

この猫もレナって名前なのか…

凄い偶然だな…

ヒロ

なんか……レナってややこしい……な…

ソウタ

え、どうして?

ヒロ

んーまぁ色々あんだよ…

ヒロ

とりあえず、コイツはもう「ネコ」でいいや

ソウタ

じゃあ僕もネコちゃんって呼ぶ!

ヒロ

お、おう…

しばらく歩いていると、急にネコが走りだした。

ヒロ

お、おい!ネコ!!

ソウタ

ちょ、ちょっと!!

ネコは、細い怪しげな道へと入っていった。

ヒロ

おい!どこ行く………

ヒロ

ん?

ネコ

ニャ〜〜

ネコ

ニャ〜〜

ネコが急に立ち止まった。

ネコか立ち止まったそこは、 なんだかさっきと世界が違うようだった。

見上げると、古臭い、今でも潰れそうなビルがあり

不気味な雰囲気を放っている。

ネコ

ニャ〜〜

ネコ

ニャ〜〜

ヒロ

ここが……

ソウタ

ネコちゃんが案内してくれたんだね!!

ヒロ

ほんと役立つなぁ〜お前え〜!

ネコをワシャワシャと撫でた。

目の前に建つ物騒な建物。

これが「澤田組」。

詐欺・強盗グループ。

どんな奴らが待っているのか。

俺はとても怖かった。

続く!!

僕と猫とのカウントダウン

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コメント

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ユーザー

なんか4話がバグって2つありますが、こっちが正式な4話です! 〜予告〜のほうは3話です!

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