TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

レイ

episode05!

ジャイボ

わ~い!👏👏

レイ

半分までこれた....

ジャイボ

きゃはっ。長かったね~

ジャイボ

まぁ、episode04はかなり盛り上がったから、episode05はちょっとほのぼのと、まったりといきたいよね~

レイ

いったん、テイションをさげないと.....

ジャイボ

きゃはっ。場合によっては1エピぐらい減って、episode08で終わるかもだけど。

ジャイボ

まぁ。そこはこの話しの流れによるかな?

レイ

そうだね....それじゃあ、続きを

ジャイボ

どうぞ~♪👋

episode05

デンタク

そこのペンチとってください。

レイ

はい。

デンタクとレイは壊れたテレビを直していた。

レイは機械には詳しくはないが、この中では雷蔵の次に器用なので、

デンタクの指示の元、修理を一緒にしていた。

レイ

🔧

デンタク

助かります。レイさんの小さい手のおかげで分解もしなくて済みそうですね。

レイ

...私、役に立ててる?

デンタク

もちろん!

レイ

...そっか

レイ

よいしょ....これでどう?

二人でかがんでテレビの損傷部分を覗き込む。

デンタク

んー、

レイ

画面は、ヒビは入ってるけど....

レイ

写るかな?

デンタク

ぱっちり

レイと自分のお互いの視線が近いことに気づいたデンタク。しかし、

レイは驚きもせず、普通にデンタクの目を見ていた。

デンタク

そう.....ですね。

デンタク

レイさん、ライチの燃料の実をとってきてもらえますか?

レイ

あ、うん....

レイは近くにあった籠を持って上に上がっていく途中でピタリと止まった。

レイ

あ、そうだ....

レイ

デンタク、頑張ってね...

デンタク

はい....。

レイ

(ライチ畑、始めていくから、ちょっと楽しみ....♪)

デンタク

.....。

しばらくぼーっとしていたデンタクだったが

手に持っていた工具が足に落下した痛みで正気に戻るまであと....

レイ

ライチ畑って意外と広い....

目の前に広がるライチ畑を見て、ゼラはガーデニングの才能でも

あるのだろうかと思うレイ。

レイ

....綺麗。

ゼラ

誰だ!?って....レイチェルか。

レイ

ゼラ。燃料をもらいにきたの...

ゼラ

ああ、ライチのか。

ゼラ

それなら、こっちの実のほうがいいだろう。

レイ

.....ジャイボは?

ゼラ

雷蔵とお茶をしている。

ゼラ

珍しいな、ジャイボを気にするとは

レイ

だって、二人ともよく一緒にいるから.....

レイはゼラとジャイボの関係をなんとなくだが察している。

ただ、あえて言わないようにしてる。

レイ

(愛の形は、人それぞれだしね....)

ゼラ

なんだ。僕の顔を見て....

ゼラ

なんか、腹立つぞ。

レイ

暖かい目だよ....。頑張ってね、ゼラ。

ゼラ

何をだ!?ま、まぁ....いい。

ゼラ

ついてきたまえ。

レイ

うん..。

ゼラからここからここまでは収穫してもいいと言われたレイ。

ゼラ

ん。✂️

レイ

?...ハサミ?

ゼラ

これで、こうやって収穫するんだ。

ゼラ

無理に引っ張ったりしたら、許さないからな!

レイ

わかってる...。

ゼラの見せてくれた見本の通りにライチを収穫するレイ。

一粒一粒丁寧に収穫していく。

レイ

.......。

ライチの実とハサミを交互にみて、あの時のことを思い出してしまった。

レイ

ぁ....

鼓動が早くなった。そして、嫌な汗が流れる。頭にフラッシュバックする、あの時の感触...

ゼラ

レイ!

チリン...

レイ

自分を呼ぶ声と肩に置かれたゼラの手がレイを正気に戻した。

レイ

な、に?ゼラ....

ゼラ

今日は日差しが強い。少し休もう。

ゼラはパンパンと手足についた土をはらい、レイに手を差しのべる。

レイ

.....うん。

ゼラに立たせてもらい、日陰にある太いパイプに腰を落とす二人。

レイ

ふう....

ゼラ

......レイチェル。

レイ

わかってるよ....

ゼラ

....。

レイ

ゼラ達は<“私„の光>じゃないのは

レイ

でも、

レイ

私の願いは変わらない。

レイ

私自身が変わったわけじゃない。

レイ

ただ、あの二人と私が決めた

レイ

必ず叶う誓いじゃなくても

レイ

決めたのは、私の心だから

ゼラ

.......。

ゼラはレイの目を真っ直ぐ見ていた。

吸い込まれそうなくらい綺麗な青い瞳は最初に会った時に比べて

輝きは増し。曇った目ではない。

生きている目だった。

ゼラ

そうか。

ゼラ

....晴れたな。

レイ

? さっきから晴れてるよ

ゼラ

(。-`へ´-。)

ゼラ

......君は女の子なんだ。もう少し可愛げを持ったほうがいいぞ。

ゼラはガーデニング用の手袋をつけ直し、日陰から出る。

レイ

.....そうかも。

レイは少し眉を下げて困ったように笑う。

レイ

....たくさん採れた

たくさん採れたライチが入った籠を持って、デンタクの元に戻る途中の階段を降りていた時。

カネダ

うわっ!?

レイ

わ"っ!?....

レイ

って...カネダ?

カネダ

れ、レイちゃん?

カネダ

ご、ごごめん

レイ

大丈夫、カネダも平気?

カネダ

う、うん.....

カネダ

(レイちゃん、あれからなんだか感情豊かになってきてる....)

カネダ

(....笑顔はまだちょっと固いけど)

レイ

.....

カネダ

な、なんか僕の顔についてる?

レイ

ううん....。

レイ

カネダに、当たらなくてよかった.....

カネダ

!....

当たらなくてよかった。というのはあの時の銃弾のことだろう。

レイは今カネダより一段高い位置にいる。

レイ

.....よかった、本当に

カネダ

わ、ぁ.....っ…!?

レイはコツンとカネダの帽子に自身のおでこをくっつけた。

レイ

それじゃあ、私....デンタクのところに行かなきゃ。

レイ

また、後でね...

カネダ

う、ぁ、うん....

カネダの横を通りすぎていくレイをずっと見つめるカネダ。

帽子にはまだレイの額の余韻が残っている、気がした。

Next episode...

生け贄になった少女は光を見つける

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

202

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚