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同級生(後編)

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同級生(後編)

1 - 同級生(後編)

♥

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2019年06月26日

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次の日

ピーローーン

またLINEだ

( ˙-˙ )

かい

「なんだよもう、意味わかんねぇ、」

仕事で疲れたかいはその日はすぐに寝た

次の日

ピーローン

かい

またか

(-_-メ)

かい

「なにがしたいんだよ。」

耐えきれなくなったかいは、迷惑だからやめて欲しいとLINEを送った

すると

同級生

やっぱり覚えていないようだね

同級生

私の事なんか

同級生

これっぽっちも

同級生

あんたのせいで、

同級生

あんたのせいで私は死んだのよ!

かいからすれば、その文面は全く意味がわからない、そして恐怖だ、

何言ってんだこいつは、死んでるならなぜLINEができる?かいはそうおもった

見るのも嫌になったかいは、携帯を置いた。

ピーローン

ピーローン

ピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローンピーローン

かい

「ぁぁああああああああああああああああああああああああああああ〜〜!!!もうやめてくれ!!なんなんだよ!俺が何したってんだよ」

音はもうしなくなった

しばらく、静寂が続いた

ピーローン

かい

「あぁ。」

かい

「ん?た、たけるか。よかった。」

たけるからのLINEの内容は、すぐにかいせいの家に来てくれ、との事だった

同級生のLINEを確認すると、大量に送られてきていたなにかは送信取り消しされていた。

とりあえず、かいせいの家へと車をはしらせた

かいせいの家に着くと、みんな揃っていた

どうやらみんなたけるに話があると呼ばれたらしい

たける

「おれ、気づいたんだ」

たける

「最近かいせいの様子がおかしいんだよ」

たける

「かいのこととなにか絡んでるんじゃねーかなって、思った俺は、冗談まじりで、さえとあけみと協力して探ってみたんだよ」

たける

「するとよ。高一の時にいじめで直ぐにやめちゃったって言ってた子、あの子。もう亡くなってるみたいなんだ。そんでさ、あの子が関わってるんじゃないかなって」

たける

「まぁ、これは俺の推測なんだけどよ」

たける

「あの子はかいせいの双子の妹だ」

たける

「似てないけど、二卵性双生児ならありうることだ」

たける

「そんで、その嫌がらせのLINEは、そのかいせいの妹の幽霊が送ってるんじゃねーかってな」

さえ

「幽霊だったらどうしよもないねーw」

あけみ

「私は、幽霊だとは思わないけどな。」

かいせい

「そう、双子ってこと、もう死んでるってことは調べたんだね」

かいせい

「全く、暇なのかな君たちは」

かいせい

「でも残念だね、幽霊じゃない」

かいせい

「嫌がらせのLINEは僕の仕業だ!」

みんな

えっ!

ふみ

「え、でも、どうして、」

かいせい

「君たちにはわからないよ、たった一人の愛する妹は、いじめられ、自殺した」

かいせい

「俺は、あいつの辛い気持ちに気づいてやれなかった」

かいせい

「でもな?かいはあいつに時々話を聞いていたみたいなんだ。」

かいせい

「だから、かいはあいつがいじめを受けていることは知っていた、なのにずっとだまっていた。そして、あいつはじさつしたんだよ!!」

かいせい

「俺はお前が憎い、憎いんだ、お前はきっとあいつのことなんてひとつも覚えてやいやしない、しね、しねぇ!!!」

台所にはあった果物ナイフをもったかいせいはかいに向かって刃を向け、全力で突進して行った

その瞬間、たけるがかいせいの横腹に拳を1発打ち込み、体制を崩したかいせいの腕からナイフを奪い、背負い投げた

かい

「ごめん、かいせい。今思い出したよ、そういえば、顔文字みたいなシンプルな絵、あの子がよく書いてたなぁ、」

かい

「でもあの子のことは忘れてなかった、自分のせいでいなくなっちゃったんじゃないのかなって、気にしてた」

かいせい

「う、嘘つけ!だったらなんで助けようとしなかったんだ!」

かい

「言われたんだ、ここで助けられでも、嬉しくない、それに君にも家族にも迷惑はかけられないからやめてくれ、って」

たける

「もうやめろよ、かいせい。ここにいる誰かが悪いってわけじゃないぜ、」

かいせい

「そうだな、すまなかった。」

かいせい

「すべてだったんだ。家は早くに親をなくして、妹だけが家族だったから、耐えられなかったんだ、ほんとにすまなかった、そしてありがとう」

そういうとかいせいは自ら果物ナイフで首を切った

キャーーーーーーーーーーと女子達は叫び泣いた

それから2年がたった

みんないろいろあって、頻繁には集まれなくなっていた。

でも、絶対にかいせいの命日には集まった

もう、孤独にさせないように

[完]

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