おくらたそ
おくらたそ
おくらたそ
おくらたそ
ないこ
冷たくなった手を温める
ないこ
キラキラと光る街の中、彼を待つ
北風が頬をさす
まろが居ないと やっぱりどこか寂しくて
心が冷えていく気がして
ないこ
If
煌めく街並みで見かけた 見慣れた桃色の髪
If
外は凍えるほど寒い
ないこの鼻や手は 先が赤くなっていた
If
すぐに走って彼のもとへ行き 包み込むように抱きしめた
ギュッ
ないこ
全身に伝わる温もり
ふわっと香る彼の匂い
If
ないこ
冷えていた体が温まる
自分では温めようとしても 温まらないのに·····
If
優しくて甘い声が耳に届く
大好きな彼の声
If
ないこ
ないこ
小さな声でそう言うないこ
上目遣いの使い方が上手い
If
ないこの手を取り、 コートのポケットに繋いだまま入れる
ないこ
くしゃっと笑い、 顔を赤らめるないこ
小さな口元にそっと唇を落とした
ないこ
ないこ
寒空の下、上目遣いで そんなお願いをする
周りにはイルミネーションを 見ながら手を繋ぐ恋人達
自分もしたくなった
If
そう言って俺の手を握るまろ
そのままコートのポケットの中に入る
ないこ
繋ぐだけでも暖かいのに·····
ポケットの中に熱が籠って余計暖かい
手から全身に 広がる温もりが幸せだった
ないこ
少し顔が赤くなる
すると、唇にそっと吐息が触れた
おくらたそ
おくらたそ
おくらたそ
おくらたそ
おくらたそ
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