自殺活用課

俺は案内係に案内され、広い豪華な広場に出る。

中央には、大きなシャンデリアが飾られている。

また他の人達も同様に、それぞれの数字が大きく書かれた洋服を着てここに集められていた。

俺の目の先には、見覚えのあるいかついお兄さんがいた。

彼と目が合う。

声のする方を見ると、「13」という数字が大きく書かれた女性が立っていた。

俺といかついお兄さんは、優しそうな女性の言われるがまま、指を指す方向を見る。

そういうとハラダは、テーブルの上にズラリと並んだ物騒な武器を皆に見せた。

全員がその場に立ち尽くす。

数秒間沈黙が続いた後、 皆が一斉に武器に飛びかかった。

もちろん、俺もそのうちの1人だ。

俺は、大きい斧を選択した。

そして、全員が武器を手にした。

ﾋﾞｨｨｨｲｲｲｲ

ハラダがそういうと、大きなサイレンのような音が鳴った。

それと同時に、ギィイという不吉な音をたてながら1つの大きな扉が開いた。

その中から3人の男がズラズラと出てくる。

何やら男たちは、物騒な武器を持っている。

ﾊﾞｧﾝﾂ！！！！

突然、中から出てきた男が銃を打つ。

ﾊﾞﾝｯﾊﾞﾝｯ

扉の中から出てきた男はそういうと、JKの太ももに2発打った。

ﾍﾟﾛﾝｯ

男はそういうと、汚い舌で生々しくJKの足を舐める。

男の唾液の糸が引く。

ﾊﾟｱﾝｯ

次の瞬間、その男はJKの胸を打った。

その男に大量の返り血がかかる。

JKは動かなくなる。

ｶﾞﾝｯｶﾞﾝｯｶﾞﾝｯｶﾞﾝｯ！！！！

その男はJKの顔面を、

顔面が変形する程に、踏みつけていた。

ﾌﾞｽｯﾌﾞｽｯﾌﾞｽｯ

別の男は、お爺さんに馬乗りになっている。

そして何度も何度も、胸あたりを包丁で指している

ﾋﾞﾁｬｯ！ﾋﾞﾁｬｯ！

返り血で、顔が真っ赤に染まっている。

ﾌﾞｽｯﾌﾞｽｯﾌﾞｽｯ

まるで地獄だ。

何が起きているのか理解が出来ない。

ｷﾞｬｱｱｱｱ！！！

悲鳴や叫び声が、響き渡っている。

だが、足が動かない。

震えが止まらなくて、足が動かせない。

ﾄﾞｽﾝｯ

俺は、その場で尻もちをついた。

ｶﾗﾝｶﾗﾝｯ

俺が選んだデカい斧。

持ち上げる力なんて、さらさらなかった。

中から出てきた、3人目の男と目が合う。

男はノコギリを持っている。

ゆっくりゆっくり、こちらに近づいてくる。

ダメだ。おしまいだ。 そう思った。

俺は後ずさる。

その男は、勢いよくノコギリを振り上げる。

俺は咄嗟に目をつぶった。

ｸﾞｻｯ

ﾊﾞﾀﾝｯ

俺はそっと目を開ける。

先程俺に襲いかかろうとした男が、脇腹を刺され倒れていた。

先程の優しそうな女性が、心配そうな顔して俺を見ている。

手元を見ると、その女性は血の着いた小型のナイフを持っていた。

優しそうな女性は、俺の腕を少々強引に引っ張る。

そして、俺は優しそうな女性に言われるがままに走り出した。