翌朝
瑞希
……ハッ
瑞希
おはよう( ¯꒳¯ )ᐝ
瑞希
学校……行かなきゃ……
瑞希
(眠すぎぃぃぃぃ)
瑞希
朝ごはん……食べよ……
学校
瑞希
ん〜( ⌯₄⌯) ᐝ
瑞希
ちょっとは朝ごはん食べたらマシになったかな……
瑞希
!!!
瑞希
早く屋上行かなきゃ!
瑞希
(なんか元気出てきたかも?)
瑞希
走れ〜!
瑞希
ε≡(*ノ`>ω<´)ノ
ガチャ
瑞希
類〜
瑞希
あれ、類?
瑞希
いないの?
瑞希
……
瑞希
珍しいなぁ、いつもは来てるのに
瑞希
それに、昨日約束もしたし
瑞希
まあ、後でくるよね!
瑞希
(待ってよーっと!)
12:00
瑞希
来ない……
瑞希
なんで?
瑞希
(まさか具合悪くなったとか、?)
瑞希
(大丈夫かな……心配になってきた……)
類
ボクはまだ待ってる
……なんて
ごめんね。
瑞希
……帰ろう
瑞希
(来ないんならいいよ)
瑞希
(約束なんて)
もう知らない───!!
瑞希
ポロッ(涙)
瑞希
……ばか
瑞希
類の、ばか
瑞希
信じてたのに
瑞希
絶対
瑞希
仲間だって……
瑞希
帰ろ。
なぜボクは、この時
気がつけなかったのだろう。
類が、
苦しんでいることに。
「大切な人」が
いなくなろうとしていることに。
今日も、ボクは約束を
守り続けてるはずだった。
屋上が、静かになった。
瑞希
はぁ……
瑞希
(ボク、バカじゃん……)
瑞希
(類なら、信じられると思った……)
瑞希
(思ってた____)
先生
あ、暁山
瑞希
げ、先生
先生
今から帰るのか?
瑞希
ご、ごめんなさい……
先生
いや、別にいいんだが
先生
このプリントを〇〇に届けてくれないか?
瑞希
(〇〇ちゃん……)
瑞希
分かりました
先生
すまないな、いつも
瑞希
いえいえ(*´ω`*)
瑞希
(約束、か)
病院
瑞希
〇〇ちゃん____
瑞希
っ!?
ふと、隣の病室を見た。
それが、ボクの運命を変えることになるとは
きっと誰も思っていなかった───
瑞希
……嘘でしょ?
瑞希
ねえ、類
嘘って言ってよ!!
隣の病室には、
神代類
そう書いてあった。
瑞希
(まさか……今日来れなかったのって……)
瑞希
違う、違う……
瑞希
ボクは……ボクは……
瑞希
…ごめんね、類
瑞希
プリントも届けたし……
瑞希
(類)
瑞希
(ごめん)
瑞希
(そうだよね、約束)
瑞希
(類は……破らないよね)
瑞希
(ごめんね……バカだよね……)
瑞希
類。
司
ガララ
類の病室から出てきたのは
瑞希
!
司先輩だった。
瑞希
先輩……!!
司
暁山か……
司
暁山も、類の見舞いに来たのか?
瑞希
違う……違うの先輩
司
?
瑞希
ねえ、類ってなんの病気なの!?
瑞希
酷い病気じゃないよね!?
瑞希
すぐ治るよね!?
司
……まだ、話していなかったのか、類
瑞希
……え?
司
よく聞け、暁山
司
類は───
どくん、どくんと心臓が鳴る。
ボクにも分かる程に。
……ボクは
知りたかった。
類のことをもっと知って
いつか約束も
叶えられると信じていた。
リボンが、解け始めるのは
この時からだ____
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