同じ境遇の俺たちは

そういって雨のなか追い出された

そんなとき雨に打たれてる女の子を見つけた

年は俺と同じぐらいか下だろう

その子はずいぶんさまよったのかだいぶ濡れていた

梅雨の時期でじめじめしていて雨で寒いのか暑いのか良くわからない

最近はこのように追い出されることが多くなった

そんなとき

そう声をかけると驚いたようにこちらを見てきた

いやいやこんだけ濡れていてだいじょぶなわけがなかろう

妙に大人びている子だと思った

このあめ…この時間きっと何かで追い出されてきたのだろう

なぜわかるのかって？

昔俺も同じ境遇だったから

結局お言葉に甘えてついてきてしまった

正直ありがたかったけど…

私は…

女性が怖い

親は今頃どうしているだろうか

きっとなにも思ってないだろうな

(事情説明中)

数分後

あ、紹介遅れた

こいつはnns俺の境遇をわかった上で仲良くしてくれる数少ない友達的な感じ

うちの親とは違うとわかっていても…

体が…現実を受け止めるのを阻止する

数日前の記憶が蘇ってくる

何もできなくて…

また…◯られて

やだ…怖い怖い怖い怖い

声をかけてくれるまで気が付かなかった自分がいる

ここではありのままの自分でいいんだぞ？

其後