テラーノベル
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⸻ 「ミナトが消えた」 ⸻ その一言で、 部屋の空気が変わった。 ノアが眉を寄せる。
ノア
アベルはスマホを伏せる。 その赤い目は、 いつもより少し冷えていた。
アベル
ジンが低くつぶやく
ジン
ジン
アベルが続ける
アベル
ユキが息を呑む クロエが小さく舌打ちする
クロエ
ノアは壁を蹴る
ノア
レイは静かに聞いた
レイ
アベルが視線を向ける。 数秒。 そして、 少しだけ笑った。
アベル
ノアが先に答える
ノア
即答だった。 その目に迷いはない。 アベルは小さく目を細める。
アベル
ノア
ノアは睨む。 アベルは答えない。 代わりに、 静かにレイを見た。
アベル
部屋が静かになる。 ユキは不安そうにレイを見る。 クロエは壁にもたれたまま、 煙草へ火をつけた。 ジンだけが、 黙って待っている。 レイは目を伏せる。 三年前。 助けられなかった。 置いていった。 守れなかった。 雨の匂い。 血の色。 ハルの声。 全部、 まだ消えない。 レイはゆっくり目を開けた。 その視線が、 ノアを見る。 ノアは何も言わない。 でも、 逃げるなって顔をしていた。 レイは小さく息を吐く。
レイ
ノアが少し笑う
ノア
クロエが煙を吐きながらつぶやく
クロエ
クロエ
ノア
クロエ
ノアが舌打ちする。 少しだけ、 空気が緩む。 でも次の瞬間。 アベルが静かに言った。
アベル
その時。 ——ブツッ。 突然、 部屋の電気が落ちた。 暗闇。 ユキが息を呑む。 レイが即座に銃を構える。 そして。 真っ暗な部屋の中で、 誰かの声がした。
"...見つけた"
知らない声。 低く、 笑っている声。 全員の空気が変わる。 ジンの目が細くなる。 アベルの赤い目だけが、 暗闇の中で静かに光っていた。
知らない声。 低く、 笑っている声だった。 ユキの呼吸が乱れる。
ユキ
レイは答えない。 銃口だけが、 声のした方向へ向いている。 ジンが静かに目を細めた。
ジン
アベルの赤い目が、 ゆっくり暗闇を見る。 その瞬間。 ——カチッ。 非常灯が点いた。 赤い光。 ぼんやり照らされた部屋。 そして、 玄関の前。 黒いフードを被った男が立っていた。 顔は見えない。 でも、 笑っているのだけは分かる。 ノアが低く呟く。
ノア
男は答えない。 代わりに、 ゆっくり拍手した。 パチ、 パチ、 パチ。
"いやぁ、やっと全員揃った"
その声に、 ジンの顔が初めて歪む。 レイも気づいた。 この空気。 嫌な記憶。 三年前の夜。 男はゆっくり、 フードへ手をかける。
"久しぶりだね、 レイ "
フードが落ちる。 ユキが息を呑んだ。 ノアの目が細くなる。 灰色の髪。 鋭い目。 口元だけ笑っている男。 そして、 レイの顔色が変わる。
レイ
掠れた声 男は笑う "そんな顔しないでよ"
赤い蛍光灯が 男の口元を照らす。
" 俺、ずっと会いたかった "
クロエが小さく舌打ちする
クロエ
クロエ
アベルの目が細くなる。 ジンは静かに銃を向けた。 でも男は動じない。 ただ、 レイだけを見ていた。
" ハルのことで 聞きたいことあるでしょ? "
部屋の空気が凍る。 レイの指が震える。 ノアはその横顔を見る。 今にも壊れそうだった。 男は笑う。 楽しそうに。
" だって ハルを 売ったの "
その瞬間。 ——バンッ!! 乾いた銃声。 男の頬を弾丸が掠めた。 全員の視線が向く。 銃を構えていたのは、 ノアだった。 青い目が冷えている。
ノア
LEU
#りたはちくわ好き
りた ~伝説のちくわ~
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ゆゆ@プロフお読み下さい。

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コメント
1件
うわっ、この終わり方…続きが気になりすぎる!冒頭の「ミナトが消えた」からもう空気がピリピリしてて、一気に引き込まれたよ。特にノアが即答で「行くに決まってんだろ」って言うシーン、彼の仲間想いな人柄が一瞬で伝わってきてグッときた。そしてラストのフードの男…まさか三年前と繋がってくるとは。ハルを売ったってあの発言、レイのトラウマをえぐるようなタイミングで出てくるから鳥肌が立った。ノアが発砲したのも分かるよ、あの場面は言葉が邪魔だった。続きが早く読みたい!