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自分が小1の頃の話です。
母
図書館から帰る途中、車の中で母に聞かれました。
大愛
じぶん
母
妹の大愛(オオアイ)が真っ先に目を輝かせ、自分も公園で遊びたかったので、母に公園で降ろしてもらうことにしました。
大愛
じぶん
大愛
じぶん
大愛
自分が頭に付けていた青色のヘアバンドを外して、尻尾のようにズボンに挟んでお尻まで垂らすと、大愛はジャンプして喜びました。
大愛
じぶん
大愛は数を声に出して数え始め、自分は逃げ始めました。
正式なルールは分かりませんでしたが、大愛が言うには、「5分以内に私がお姉ちゃんの尻尾を取ったら私の勝ちで、取れなかったらお姉ちゃんの勝ちね」だそうです。
じぶん
大愛
大愛不利やん、と思いましたが、勝った人は負けた人から持ってきたおやつを1つもらえることになっていたので、黙っておきました。
自分はしばらく走っていましたが疲れて走れなくなったので、木の後ろに隠れて周りを見ていました。 すると、大愛が走って来るのが見えました。
大愛
じぶん
大愛
自分はいつの間にか尻尾取りからかくれんぼに遊びが変わっている事に気づかず、大愛の言う「まだ170秒」が正確なものかも気にせず、大愛にチョコレートを1つ渡しました。
場面転換
大愛
滑り台を滑って遊んでいると、後からついて来た大愛に聞かれました。
じぶん
大愛
じぶん
大愛
自分はさっき隠れた木のところ、大愛は公園の入り口のところまで戻り、2人で走ってヘアバンドを探しました。
自分が隠れていた木の根元の周りをざっと見ても見つからず、他のところに移動しようと体の向きを変えました。
大愛
大愛は遠くから走ってきて、見つけてくれたヘアバンドと擦りむいた掌を見せてきました。
じぶん
大愛
掌が痛い人におんぶするのも変な話だと思ったのか大愛には断られましたが、自分が妹を心配して出した考えでした。
大愛
じぶん
大愛
じぶん
自分は心の中で感動してヘアバンドを受け取り、母が迎えに来るまでベンチに座って妹の創作物語を聞いていました。
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