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私は看守

囚人を管理するのは当たり前の事だ

そして、

看守が囚人に厳しくするのは当たり前だ

でも……

看守失格思うかもだが、

私は……

看守が苦手で

囚人が好きなんだ

その理由は…

単純って思うかもだが…

聞いて欲しい……

まだ私だけが看守をしていた頃‥

ステイサム

…………

優幸

ステイサムくーん!!

ステイサム

……ステイサム「看守」な

優幸

え〜?

ステイサム

「え〜?」じゃない…

優幸

えへへ〜!

ステイサム

はぁ…

こいつが私が囚人好きになった理由の囚人

囚人番号14番、「宮杲優幸」だ

今こそ明るくて元気なこいつだが、

ステイサム

ステイサムだ

ステイサム

よろしく

優幸

ぁ……ぅ…

優幸

よ、ろしく…お願いします……

初めて会った時はこんな感じで何処か悲しそうで弱々しかった

ステイサム

……………

そして私はこの時から謎の違和感を感じていた

そしてこいつの事をよく調べると、

ステイサム

!……

こいつは……

冤罪だった

どうやら人を殺したのは事実らしいが、

でも証拠不十分で捕まった様だ

正当防衛だった様だ

ステイサム

カタカタカタカタカタッ…

それで私はあいつの無罪を明かす為必死に証拠を集めた

流石に罪なき命を見捨てるわけにはいかない

そして…

ステイサム

囚人番号……

ステイサム

…いや、

ステイサム

宮杲優幸

ステイサム

お前の釈放が決まった

優幸

え……?

いっぱい証拠を集め、

それを上に報告して

宮杲の釈放が決まった

ステイサム

まぁここは海の上だし、

ステイサム

釈放が決まったってだけで、

ステイサム

ここから出るのはもうちょい先だけどな

ステイサム

それまでは刑務所内で自由に…

優幸

……どうして…

優幸

どうして助けてくれたんですか…?

ステイサム

え?

優幸

貴方が僕の事調べて助けてくれたんですよね……?

ステイサム

……………

優幸

……僕は…

優幸

こんな四つ眼のバケモノなのにッ……

ステイサム

……………

そう、

宮杲の言う通り、

宮杲は四つ目の奇形だった

ステイサム

…関係あるか?

優幸

え………?

ステイサム

お前が奇形だろうと奇形じゃなかろうと関係ない

ステイサム

私はただ……

ステイサム

私のしたい事を勝手にしただけだ

優幸

!……

優幸

…あ、ありがとうござ

ステイサム

ポンッ

優幸

!……

ステイサム

…宮杲

ステイサム

よく頑張ったな…(´︶`)

優幸

ッ!………

優幸

う''ぅ…ポロポロッ

優幸

ゔゔぅぅうぁぁ……ポロポロッ

ステイサム

ナデナデッ

ああ…

こいつも色々抱えてたんだな…

心からそう思った

これがきっかけで宮杲は私に懐いた

優幸

ステイサム君♪ステイサム君♪

そして今の様な明るい性格になった

…いや、

戻ったって言った方がいいのか?

ただ明るい性格を出せる場がなかっただけで、

きっとこの明るい性格が宮杲の本来の性格だろうしな

ステイサム

だからその呼び方やめろ…

優幸

え〜?何でですか〜?

ステイサム

いや私みたいなおじさんにその呼び方はキツイだろ……

優幸

え〜?そうでしょうか?

優幸

可愛いのに〜

ステイサム

いやまぁその呼び名自体はいいと思うが……

優幸

…………

優幸

可愛いのは呼び名だけじゃないですけどね…ボソッ

優幸

いや…

優幸

むしろステイサム君の方が…//

ステイサム

ん?

ステイサム

何か言ったか?

優幸

い、いえ何も…!!//

ステイサム

?そうか

こんな感じで、

気づけば一つの友情の様な絆が生まれていた

釈放されたら会えなくなるのか?と思うと

少し寂しいくらいだった

ステイサム

ーーーー?

優幸

ーーーーー!

ステイサム

ーーーーー…

優幸

ーーーーーw

ステイサム

ーーーーー…w

こんな楽しい時間が続けばいいと思ったが、

……でもある日…

この楽しい時間が……

大きな音を立てて…

崩れ去った

ステイサム

ふむ……

この時は地下の様子がおかしいから、

様子を見に行って欲しいと頼まれていて地下室に来ていた

ステイサム

う〜ん……

ステイサム

やっぱ問題はこの機械だな……

そこには結構前からある古い機械があって、

前々から問題視されていた

でも私はスティーブみたいに機械に強くないから、

どうする事も出来ない

……そして、

優幸

ステイサム君?

ステイサム

?!

ステイサム

宮杲!

ステイサム

何でここに…?

優幸

ステイサム君が突然いなくなったから、

優幸

心配になって探しに来たんです

ステイサム

そ、そうか…

ステイサム

その気持ちはありがたいが、

ステイサム

危ないから戻って

ボンッ!!

ステイサム

!?

優幸

!?

突然その機械が爆発したんだ

私に直撃しかけたその時…

優幸

ステイサム君ッ!!危ないッ!!!

優幸

ドンッ!!

ステイサム

きゃッ!

      

   

    

ステイサム

いたた……

ステイサム

……!

優幸

…………………

ステイサム

ッ!!

ステイサム

宮杲ッ!!!!

宮杲が私を庇って爆発を受けてしまった…

ステイサム

宮杲ッ!!!宮杲ッ!!!

ステイサム

しっかりしろッ!!!

すぐに宮杲を医務室に運び、

すぐに緊急処置を行なった

ステイサム

宮杲ッ…!宮杲ッ!

優幸

ん……

優幸

すて……さむく……ん……?

ステイサム

ッ…!

ステイサム

宮杲ッ!!

そのおかげか何とか意識は取り戻したが…

優幸

ふぅ…はッぁ…

宮杲は日に日に弱っていった

ステイサム

っ………

私はそれを黙って見ることしかできなかった……

優幸

ステイ…サム……く…ん……

ステイサム

宮杲ッ……

優幸

……ねぇ…ステイサムくん………

ステイサム

…何だ……?

優幸

ぼく…ね……

優幸

ステイサム君に…出会えて……

優幸

ほん…と……しあわせ…です……

ステイサム

……今から死ぬみたいなこと言うな…

優幸

ごめん…なさいね…(笑)

優幸

……ステイサム君、

ステイサム

……ん…?

優幸

ぼく……

優幸

ステイサム君が……

優幸

好きです……

ステイサム

ああ…

ステイサム

私もお前の事好きな友人だと思ってるぞ……

優幸

………w

優幸

…違いますよ……

優幸

…そうじゃ…なくて……

ステイサム

?………

優幸

バッ

ステイサム

優幸

チュッ

ステイサム

?!

優幸

…ふふっ……ニコッ

優幸

ステイサム君……

優幸

愛してます……(*´︶`*)

ステイサム

宮…杲……

優幸

………………

ステイサム

…宮杲………?

優幸

………………

ステイサム

宮杲………!?

ステイサム

宮杲ッ!!宮杲ッ!!

ステイサム

宮杲ッ!!ポロポロッ

こうして宮杲は死んでしまった

ステイサム

……………

ステイサム

…お前が生きてる時に言えばよかった……

ステイサム

……私も…

ステイサム

私も愛してるよ………

ステイサム

優幸………

‥とまぁこんな事があって、

私は囚人が嫌いじゃないんだ

単純だろ…?w

でも良いんだ……

私は後悔してない

私も……

宮杲に……

…いや

優幸に出会えて

とても幸せだった……

こころん宅のステさん達2

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コメント

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ストーリーの作り方天才すぎます!

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